L→R 小林(Ba)、一見(Gu)、海部(Vo)、大野(Dr)、島崎(Key)

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【ALBATROSS インタビュー】
“もう一度、何かを
起こせるんじゃないか?”
と思えたことが重要だった

1998年に名古屋にて結成され、2009年のライヴを最後に活動を休止していたALBATROSSが、今年3月の復活ライヴで活動再開を宣言! 3曲の新曲を収録した実に14年振りとなるEP『ECHOED -Re PLUGGED PROLOGUE-』について海部(Vo)に話を訊いた。

ライヴでのメンバーの表情を見て
“やりたかったんだな”と感じた

7月10日にEP『ECHOED -Re PLUGGED PROLOGUE-』をリリースしたALBATROSSですが、12年振りの活動再開、14年振りの新作リリースということで、現在の心境はいかがでしょうか?

心機一転というところで、新しく出す曲に対して世の中にどうリアクションがあるのかが楽しみですね。最後にリリースしたミニアルバム『情熱の果実』(2008年1月発表)は自分が26歳くらいの時に作ったもので、そこから日々の生活で得るものもたくさんありましたし。音楽は好きでずっと携わってきていたので、成長している感とか、今だから出せる音を大事にして作りました。

今年3月に名古屋アポロベイスで行なった復活ライヴで活動再開を宣言したわけですが、ALBATROSSとして久々にステージに立っての感想は?

ステージに立つ前は不安もあったんですが、立ってみたらすぐに感覚が戻ってきたというか。1曲目が終わって“昔と全然変わらないな”と思えて、目に見える景色が当時と変わらなかったのがすごく良かったです。アポロベイスは僕らを育ててくれたライヴハウスで、66回ライヴをやってきたらしくて。もともと自分がいたステージから見える景色が変わらないのが、すごく嬉しくも寂しくもあったんですけどね。閉店する直前に誘っていただいたのも嬉しく、いい時間を過ごせました。

再結成はアポロベイスの閉店イベントに誘われたことがきっかけだったんですか?

そうです。いろんなタイミングが重なったんですけど、誘ってもらうまでは現実的に考えていなかったんですよね。10年以上やっていなかったのに、そんな舞台に誘っていただいたことと、G-FREAK FACTORYとの対バンだったので“これはサボれないな”という気持ちもあって(笑)。改めてセットリスト作って、過去楽曲も全部リアレンジしているうちに、みんなの“もう一回やりたい”という気持ちが増幅していったんです。

みんなに火がついていくのが分かったと。最高ですね! 久々のライヴはやはり楽しかったですか?

めちゃくちゃ楽しかったです。僕自身もものすごく楽しんだんですけど、メンバーを見ても普段はあんまり見せないような表情をしていて。“やりたかったんだな”というのをひしひしと感じました。もちろんライヴはお客さんに向けてやっているんですが、ステージで共有している空気感に“素敵な時間だな”と感じました。

タイトル曲の「ECHOED」を聴かせてもらいましたが、みなさんの演奏がすごく活き活きとしていますし、個々のサウンドがしっかり主張されたバンド然とした仕上がりになっていると感じたんですよ。復活ライヴをやったことで熱も上がって、やりたいことや欲も出てきたんだろうと思いました。

以前よりもやれることが増えているので、“あれがやりたい、これがやりたい”という欲は出ていますね。特に「ECHOED」はストリングスや管楽器を生で入れているんですけど、バンド然とした音と作品としてのダイナミクスってアディショナルなミュージシャンを入れてやろうとすると、バンドサウンドとしてはずれてしまうところもあるんですよ。あくまでバンドなので“どこが一番バンドっぽいだろう?”というところで、音像の部分はミックスでもすごく工夫して着地しました。

ALBATROSSの楽曲はどういった過程で作られていくんですか?

基本は僕がラフになるトラックを作って、曲と歌詞を書いています。そこからスタジオでいじりながらブラッシュアップしていくという流れが多いですね。活動休止する前も10年間このメンバーでやっていたので、曲を作る時に僕の中で鳴る音は彼らの音がベースなんです。今のメンバーだから戻りたいというのが大事だと思うし、他のメンバーとやる選択肢は今さらなくて、フレージングを考えている時から彼らの顔が浮かんでいました。青臭いですけど、“このメンバーでもう一度何かを起こせるんじゃないか?”と思えたことが、自分の人生として重要だったというか。そういう時間を味わっているところはあります。

スタジオやレコーディングの雰囲気はいかがでしたか?

もっと懐かしい気持ちになると思いきや、みんな時間がない中で集まってすごく大事な時間だったりするので、意外とピリピリしていました(笑)。特に3月のライヴの前は、10曲強のセットリストを組んでリアレンジをするとなると膨大な時間を食ってしまって。リアレンジどころかコードを変えたり、曲の根幹からイジり始めたりしていましたからね(笑)。当時の曲をそのままやろうとしても、気持ちが乗っからないんですよ。今となっては人としても当時と違う想いがあったり、音楽的に“なんでこんなに雑に作ってるの!?”みたいなこともあって、そうなるともう一回ちゃんと作り直さないと全然リアルじゃないんですよね。でも、今できることを最大限にやったライヴでした。EPに収録した3曲の新曲にしても、今出し得るものは出せていると思います。

面白いですね。ライヴに向けて過去曲を今のかたちにする過程があると、次は“新曲を作りたいね”となりますよね?

なるんですよ、どうしても(笑)。0を1にしているわけじゃなかったので、次は0から作りたいと思ってしまいました。14年前にリリースしていなかった曲もいくつかあって、それをリリースするという手もありましたが、そうじゃないなと。今出せる曲を0から作ってやるという選択をした感じですね。今作に関して言うと、「ECHOED」は作詞作曲の部分から作って、「夕凪とカーテン」はもともと曲のラフがあったものの結局ほぼ0から作った曲です。「ストーリー」は以前に会場限定で出していたCDに入れていた曲ではありますが、当時の残像もないくらいにいじっちゃってます。
L→R 小林(Ba)、一見(Gu)、海部(Vo)、大野(Dr)、島崎(Key)
配信EP『ECHOED -Re PLUGGED PROLOGUE-』

OKMusic編集部

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