写真上段から時計回り、戸田源一郎(Ba&Cho)、カニユウヤ(Gu)、大武茜一郎(Vo&Gu)、岩本斗尉(Dr)

写真上段から時計回り、戸田源一郎(Ba&Cho)、カニユウヤ(Gu)、大武茜一郎(Vo&Gu)、岩本斗尉(Dr)

【突然少年 インタビュー】
この4人での演奏を
逃したくないと思うようになった

岩本斗尉を新ドラマーに迎えた突然少年から、2ndアルバム『心の中の怪獣たちよ』が到着! ここから新たに始まっていくバンドの意気込みはもちろん、メンバーチェンジやコロナ禍、たくさんの人との出会いを受け止めてより筋肉質になった彼らが鳴らす音は、力強さだけでなくやさしさも併せ持つものになっていた。

演奏に向き合う時間が増えて
研ぎ澄まされた感覚があった

今までの作品には“まだまだ鳴らし足りない”というハングリー精神を強く感じたのですが、2ndアルバム『心の中の怪獣たちよ』はまた違うエネルギーに満ちていて、4人で音を鳴らす喜びが感じられました。ご自身ではいかがでしたか?

大武
“鳴らし足りない”って気持ちはずっとあるんですけど、それよりもドラムのトーイ(岩本の愛称)が入って一緒にバンドで音を鳴らせる喜びというか、“また一から始めていくぞ”っていう想いが詰まっていると思っていて。1stアルバム『Thank you my Friend and my Family』(2019年4月発表)は高校生の頃からバンドをやってきて、ようやくフルで出せたアルバムだからこれまでの軌跡が詰まっている感じだったんですけど、今作は2枚目なので“ここから始まるぞ”っていう新鮮さがあると思います。
戸田
突然少年は同級生でやってきたバンドだけど、トーイから見る突然少年はゼロからの状態なので、トーイの“やらなきゃ!”っていう演奏のパワー感や勢いに引っ張られた感覚があって。だから、僕もこのアルバムは全体的に新鮮な感じがするんじゃないかと思っています。前はずっと一緒にいる4人だったから音像もある程度決まった上での制作だったけど、今回はないものをどうやって新しく作っていくかっていう作業だったから、みんな脳みそフル回転でやった記憶がありますね。
岩本
山中湖のスタジオで1日3曲ずつレコーディングして、僕にとっては結構シビれる期間というか、その場で湧き出てくるものをどうにかキャッチしたくて“とにかく目の前の演奏に集中しないと”と思って力を振り絞ってたので、細かいことはあんまり考えられなかったです(笑)。
大武
山中湖のスタジオはコンビニに行くにも車を出さないといけないから、レコーディングに一直線で向き合えたっていうのも集中できて良かったのかなと。

戸田さんが別の場所で発言していた“歌とか歌詞とかが前に飛ぶようになった感覚がすごくある”という言葉が聴いていてもすごくしっくりきました。でも、収録曲はライヴで何度も披露している曲もあるので、まったく新しいものが生まれるというよりかは、もともと心の中にあったものがより放出されているアルバムというか。

戸田
コロナ禍でライヴができなくなってしまったので、今回は練習量と話し合う回数が今までよりずっと多かったのも影響してると思います。メンバーと突然少年の演奏に向き合う時間が多くて、研ぎ澄まされた感覚もあったんじゃないかな? 余計なものが削げ落ちていくような感じで、このアルバムでバンドの芯の部分が垣間見れた気がします。

音がクリアーになった印象もありますが、何か音源としてやってみたことはありますか?

戸田
そこは前作とそんなに変わらないです。でも、一番大きな違いは、今まではもともと軽音楽部で集まった友達ってところから始まったので、変に許し合えちゃう部分もあったと思うんです。正直言ってメンバーに対して“こんなもんか”って許している部分があったし、メンバーが僕をそう見てくれることもあったんですけど、トーイが入ってくれたことによってそこがフラットになったから、“この4人は何なのか?”っていうのがこのアルバムを聴いて分かってくるんじゃないかと。今までは4人の正体が分からなくなっちゃってて、それを暴きたくて“鳴らし足りない”って追い求めてたのかもしれないです。
写真上段から時計回り、戸田源一郎(Ba&Cho)、カニユウヤ(Gu)、大武茜一郎(Vo&Gu)、岩本斗尉(Dr)
写真上段から時計回り、戸田源一郎(Ba&Cho)、カニユウヤ(Gu)、大武茜一郎(Vo&Gu)、岩本斗尉(Dr)
L→R カニユウヤ(Gu)、大武茜一郎(Vo&Gu)、戸田源一郎(Ba&Cho)、岩本斗尉(Dr)
アルバム『心の中の怪獣たちよ』

OKMusic編集部

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