L→R Toss(Rapper)、Ryo(Singer)

L→R Toss(Rapper)、Ryo(Singer)

【3K-RAT】ズバリ“Something New”

ハイブリットポップス!


取材:高木智史

シンガーのRyoとラッパーのTossのふたりからなるヒップホップ、R&Bチーム“3K-RAT”(通称、サンカラ)。彼らのデビューアルバム『Wanna fly with us ?』がリリースされた。記念すべきデビュー作ということで掲げていたテーマはあったのだろうか?

「もともと自分たちが持ってるヒップホップ的な要素に、今まであまりチャレンジしてこなかったJ-POP的な要素を落とし込むことを意識しました。その結果新しいものが生まれないかなと」(Toss)

RyoとTossはともに長い海外生活の経験があり、そこで培われたバイリンガルな言語能力を駆使し、幼い頃から慣れ親しんできたヒップホップやR&BをJ-POPと掛け合わせた今作。それは言うならばハイブリットポップス。そして、Ryoの言葉を借りるならズバリ“Something New”! 自然体なラップやトラックがとても心地良い。

「トラックにしてもリリックにしても、盛り込み過ぎてごちゃごちゃしないように考えました。伝えたいことを簡潔に明確に、それでいて遊び心を」(Toss)

中でも「ホントノキモチ」は“伝えたいことを簡潔に明確に”という言葉通り、ほぼ日本語でリリックを綴り、歌を前面に出した楽曲だ。

「成就しなかった過去の恋愛を描いているんですけど、それってすごく引っぱりませんか?(笑) 高校時代の経験を基にしているんですけど、どんだけその頃の自分に戻れるかを一番意識して作った曲です。告白したいのに告白できない、そこのあなたに聴いてもらいたいですね!」(Ryo)
「高校の頃の恋愛って一番キラキラしてる気がするじゃないですか?(笑) だから、この曲を聴いて学生時代にタイムスリップするも良し、リアルタイムの人は反面教師にするも良し(笑)。楽曲についてはラブソングに寄り添いつつも、ラップならではの韻だったり、フロウを意識して作っています」(Toss)

また、「ラララ ハッピーデイズ feat.MAICO」は女性ヴォーカリストMAICO(ex.CHERRYBLOSSOM)をフューチャリングし、彼らの今後の可能性を広げている。最後にこれからの目標を訊いた。

「とにかくでかいところでワンマンライヴを。またはジャンルにしばられず、ロック系野外フェスなんかも出たいです」 (Toss)
「日本全国津々浦々ライヴができたら最高です」(Ryo)
3K-RAT プロフィール

スリーカラット:ヒップホップ、R&Bチーム。通称“サンカラ”。ブラックミュージックをベースに、あらゆるジャンルを雑食的に取り入れた音楽スタイルはハイブリットなサムシングニュー! 長い海外経験を活かし、バイリンガルな言語能力&感性を武器に渋谷界隈で絶賛Growing Up中!オフィシャルHP
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