L→R 阿部雄起(Gu&Synth&Leader&Compose)、ジョージ(Vo)、今中哲郎(Gu)

L→R 阿部雄起(Gu&Synth&Leader&Compose)、ジョージ(Vo)、今中哲郎(Gu)

【AFRICAEMO】お客さんと一緒に楽し
める感じがたまらなく楽しい


取材:高木智史

今回の作品はライヴでやっていてお客さんと一緒に楽しめる感じがたまらなく楽しい。バリエーションがあって、サラっとも聴けるようなバランスに満足してます

メンバー脱退後、3人編成となって初の作品『Power Of The City』の手応えをそう語った阿部雄起(Gu&Synth&Leader&Compose)。新体制となって制作はどのように進んでいったのだろうか?

前作と比べて開けている感じというのはすごく意識しましたね。ライヴだけでなく、自分たちのパーティー『Touch Party』を定期的にやるようになったのもあって、よりみんなで盛り上がれる部分を意識しました

とにかく開けていて、盛り上がれて、楽しいもの。それは彼らのライヴに直結しているのだろう。改めてAFRICAEMOのライヴ観を訊いてみた。

フェス感ですね。何でもありというか、みんなが自由に楽しんで、日常から逸脱していく感じ。安全なレイヴ。座って行儀よく観るのは勘弁してほしいですね。ロックですから。かといって、みんな揃いも揃ってオイオイ言うのもちょっと古いと思うんで、もっと前衛的に盛り上がりたい。ウォール・オブ・デスとか。まあ、最近お客さんが自由すぎて時々困ったりもしますけど(笑)

そのライヴで、キラーチューンとなり得るであろう「City Boy,City Girl」。音、ラップ、コーラスから感じる無限のパーティー感がたまらない。

CDの完成の決め手の一曲だったんですよ。他の曲を並べた時に、もっとうちららしいのができるだろうということで追い込まれて必殺メロができました。『City Boy,City Girl』だけではないですが、メロディー感はすごく大切にしています。それがないといくらリズムが面白かったり、ラップがカッコ良くても曲として僕はアガらないので。コード感とかって、パッと聴きで分からなくてもすごく個性が出る部分だと思うので、分かりづらい部分だからこそ細かい一音まで、実はこだわってます

最後にこれからの活動の目標を訊いた。

フレッシュで楽しい遊びを増やしていきたいですね。目標はAgehaで『Touch Party』をやることです。この『Power Of The City』は“カッコ良いなー”でも、“だっせーなー”でも、“馬鹿っぽいなー”でも、自由に楽しんでくれればいいです。音が気に入ればライヴに来て解放したもん勝ち。僕らはいつでも待っているので会場で一緒に遊びましょう! ヘイヘーイ!
AFRICAEMO プロフィール

アフリカエモ:2007年、音楽サークル時代の先輩、後輩で結成。初ライヴから1年足らずで『FUJI ROCK』の“ROOKIE A GO-GO”に出演して話題を呼ぶ。バンドとDJが夜な夜な交配を続けるインディ・ダンスの流れ、USハードコアを基点とするポストロックからオルタナの流れ、そのどちらとも強い接点を持ち、さらにはエレクトロからアンダーグラウンド・ヒップホップに至る、さまざまな文脈を含んだ実に稀な存在である。オフィシャルHP

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