L→R 四月(Ba&Cho)、けいや(Gu&Cho)、桃(Vo&Key)、たけ(Dr&Cho)

L→R 四月(Ba&Cho)、けいや(Gu&Cho)、桃(Vo&Key)、たけ(Dr&Cho)

【Night Glory インタビュー】
ルーツと変化を投影した
1stフルアルバム

愛知県岡崎市を拠点に、東名阪のライヴハウスで活動中の4ピースバンド・Night Gloryが、念願の1stフルアルバム『if one mislaid,』をリリース。さまざまな変化を経て完成された同作に、メンバーはどう向き合ったのか? ソングライティングを担当する桃(Vo&Key)とけいや(Gu&Cho)に訊く。

いろんな縁や出会いが増えて
環境の変化のおかげで成長できた

Night Glory は2014年末に活動開始し、2018年末に現在のメンバーが揃ったとのことですが、どういう経緯でメンバーが集まったのでしょう?

Night Gloryのオリジナルメンバーは私だけで、2019年に閉店した地元の岡崎CAM HALLというライヴハウスによく出ていたんですけど、今のメンバーもそれぞれのバンドでCAM HALLに出ていたので、つき合い自体は10年くらい前からあるんです。Night Gloryのメンバーが抜けるのとほぼ同時に、現在のメンバーが各々在籍していたバンドが解散して“解散しちゃったなら一緒にやろうよ”の繰り返しで今に至ります。
けいや
僕も前にやっていたバンドが解散して、“バンドを続けたいけどどうしよう?”とくすぶっていた時に声をかけてもらったので救われましたね。

その場の縁で導かれるようにメンバーが揃ったんですね。岡崎のバンドシーンの結束があったからこその縁なのかもしれません。

岡崎には地元愛が強い人が多くて、バンドは多種多様だけどみんな仲が良いんです。違うジャンルのバンド同士で一緒にイベントをやったり、積極的に自主企画イベントを打つバンドが多かったのも企画が起こしやすい環境があったからだと思います。仲間意識はすごく強いですね。

現メンバーが揃ったあと、バンドにはさまざまな変化が訪れたようですよね。まずひとつは、けいやさんがオルタナやシューゲイザーを掘り下げるようになり、Night Gloryの音楽性にもその影響が出てきたこと。これにはどんなきっかけがあったのでしょう?

けいや
きっかけはファズを買ったことですね。僕はMr.Childrenが大好きで、ミスチルに一瞬だけファズを使う曲があって“ポップスでもファズが使えるんだ!?”と興味が湧いて買ってみたんです。それが3年ぐらい前で、ファズの持っている破壊的なサウンドに惹かれていって、オルタナティブロックやシューゲイザーに出会い、My Bloody ValentineやDinosaur Jr.にハマっていきました。ちょうど同じ頃に、三重の空白の夜、安城のdeepsleepみたいなオルタナやシューゲイザーの要素を取り入れたバンドとの出会いがあって。

同時にふたつの経路からオルタナやシューゲイザーとの出会いがあったんですね。

けいや
はい。そのバンドたちのライヴを観たのが、僕的にNight Gloryの曲作りに対するモードが変わる大きなきっかけだったかなと。ファズにさらにリバーブやディレイを重ねた時にしか得られない陶酔感も気持ち良くて、どんどんのめり込んでいきました。

けいやさんの心境の変化に対して、桃さんはどう感じていましたか?

私がきのこ帝国みたいな音の雰囲気が好きだなと思っていたタイミングで、けいやがオルタナやシューゲイザーにハマりだしたんですよ。作曲者であるけいやのやりたいことに合わせていきたかったし、ちょうど自分もそういうのがやりたいと思っていたのと、なんとなく自分の歌声に合う音楽性はオルタナやシューゲイザー方面なんだろうなとも感じていて。だから、“いいじゃん!”という気持ちしかなかったです。

その流れで完成したのが2019年3月に配信リリースした「水槽」、同年7月に自主リリースしたEP『thaw』に収録されている「key」で、桃さんがギターヴォーカルからキーボードヴォーカルに転向なさったと。

「key」を詰めている時に“ピアノを入れたくない?”という話になって。私は母がピアノの先生だったのもあって、小学校の低学年までピアノをやっていたんですよね。ピアノをやめてからだいぶ時間が経っているし、バンドでどう合わせればいいのかも分からないけど、“ちょっとやってみようか”って感じで弾いてみたら、私はギターよりピアノが好きだと気づいて、完全にシフトチェンジしました。

Night Gloryが岡崎唯一のピアノロック&シューゲイザーバンドになり、ほどなくしてバンドのホームであるCAM HALLが閉店。さらにコロナ禍に突入します。当時の状況はいかがでしたか?

最初は戸惑いもありました。でも、2019年から県外でもライヴをするようになったので、CAM HALLの閉店が県外の活動への背中を押してくれたところもあったんです。あとは、コロナ禍で今までやっていなかった制作をしたり、活動のやり方を変えたり、総合的にいい勉強になった期間でしたね。
けいや
2020年はあまりライヴができなかったぶん、じっくり制作ができました。その時に作った楽曲も今回のアルバムに入っているんです。2021年からはライヴができるようになって、前は出演できなかったであろうイベントや、出会えていなかったであろうバンドに出会える機会がすごく増えて。環境の変化のおかげで成長できた部分は大きいです。

話をうかがっていると、常に変化の中にいるバンドですね。

けいや
そうですね。意識的に変わろうとしているわけではないけど、変わっているという。怒涛の中、なんとか生き延びていますね(笑)。
バンドをやめるという発想もないしね。
けいや
そうだね。バンドも音楽もめっちゃ好きだから、できる限りやめたくない。今は曲作りのペースも掴めてきたから、自分たちの思いどおりの制作もできているし、いい感じなんです。
バンドのある生活が当たり前だからね。もしいつかやめる日が来たとしても、マイナスな理由ではやめたくないです。
L→R 四月(Ba&Cho)、けいや(Gu&Cho)、桃(Vo&Key)、たけ(Dr&Cho)
アルバム『if one mislaid,』

OKMusic編集部

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