L→R 三好空彌(Ba)、松本幸太朗(Vo&Gu)、gyary(Gu&Key)古俣駿斗(Dr)

L→R 三好空彌(Ba)、松本幸太朗(Vo&Gu)、gyary(Gu&Key)古俣駿斗(Dr)

【東京少年倶楽部 インタビュー】
どんどん想像を超えていく夢を見たい

2020年1月にgyary(Gu&Key)が加入し、4人体制となった東京少年倶楽部が初の全国流通ミニアルバム『空の作りかた』をリリースする。結成3周年を迎える現在の心境をはじめ、“全てが新鮮だった”という今作の制作期間、絵を描くように表現された歌詞について、松本幸太朗(Vo&Gu)が語ってくれた。

この3年はとにかく濃くて
すぐに過ぎてった感覚が強い

2020年7月で結成3周年を迎えますが、18 年11 月にリリースした1stシングル「ファーストシングル」の完売や、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL2019』への出場などを経て、どんな3年間でしたか?

正直言って、“もうそんなに経ったのか!?”という気持ちが一番強いですね。東京少年倶楽部を3人で組んだ時、僕は18歳だったんですけど、そこからの3年間が人生で一番濃い時間を過ごしていると思います。

結成時はどんな気持ちでバンドをやってました?

バンドを結成した頃、古俣はドラムを叩いたことがなかったですし、僕もアンプの使い方が分からなくて“エフェクターって何それ?”ぐらいのところから始まったので、右も左も分からずにやりながら学んでいきました。「ファーストシングル」を出す前はライヴをしてもいつもガラガラで。でも、信じて来てくれるお客さんが、日によって変わりますがひとり、ふたりいてくれて、自分たちがやりたいからやり始めただけなのに来てくれる人がいることが嬉しくて、そこに向けてやろうって気持ちでした。

着実に努力を重ねながら、自分たちの音楽を信じてくれている人を大切にするというのは、今でも変わっていませんよね。

はい。「ファーストシングル」で知ってくれた人がライヴに来てくれたり、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL2019』に出られることになっても、今も変わらずにその気持ちのままやっていて。自分が思ったことや歌いたいことを書いて、メンバーとともに今やれることに全力を注いでいます。「ファーストシングル」を想像以上の人に買ってもらえたことも、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL2019』への出演も、“本当に自分たちのことかな?”みたいな気持ちでした。今振り返っても、ありがたいなと本気で思います。そういった出来事が少しずつ自信をつけてくれてると日々感じているんですけど、今もまだ全然知られていないバンドなので、浮かれることのないよう楽しみながら一生懸命やっていこうと思っています。この3年はとにかく濃くて、すぐに過ぎていった感覚が強いです。

今回のミニアルバム『空の作りかた』は初の全国流通作品であり、新体制では初となるシングル「lollin’ lollin'」も収録されていますが、どんな制作期間でしたか?

初めてセカイイチの岩崎 慧さんにプロデューサーとしてついてもらったり、ギターのgyaryが加入して初めてのレコーディングだったりと、全てが新鮮な制作期間でした。我ながらラフミックスの段階で感動したのを覚えています(笑)。コードの見直しからアレンジ、音作り、歌を録音する時も、常にハッとすることばかりで、いろいろ教えてもらいながらレコーディング中に成長できたのが大きかったですね。今まではレコーディングが一番苦手意識が強い部分だったんですけど、楽しいって思えたのが嬉しかったです。あとは、周りの方から“東京少年倶楽部は本当に仲が良いよね”ってよく言われるんですけど、そこが唯一変わらなかった部分かなと思います。

今作は良い意味で青臭くて、模索している姿と逸る気持ちが感じられる、等身大な作品だと思いました。再録された楽曲もありますが、今作を制作する上でまずはどんなことから取りかかっていきましたか?

僕ら4人と、聴いてくれた方が“時間”ってものを感じるミニアルバムにしたいと思って取りかかりました。メンバー全員がその気持ちを共通して持っていたら、自ずと再録の曲たちが浮くこともないと思いましたし、結果的に過去と未来をひとつの線にできた作品になったと思います。

1曲目の「flipper」は自分の気持ちを大切にしてきた松本さんの人生観を感じる曲でしたが、どんなタイミングでできたのでしょうか?

gyaryが加入するタイミングでちょうど母の病気が悪化して手術をすることになり…その時に時間の流れを痛いくらいに感じて作った曲です。アレンジは岩崎さんとスタジオに入り、話し合って決めていきましたが、歌に沿った音にできたんじゃないかと思っています。あまり暗くなりすぎないように意識して作りました。

今作には“夏”というワードが何度か出てきますが、松本さんが歌詞にする“夏”は季節を表しているのではなく、“象徴”なのかなと感じました。ご自身では“夏”はどういうものだと思っていますか?

そうですね。他にも“空”とか“風”などは象徴というか、自分の中で勝手に言葉の意味を変えて使ってるような感覚です。良い思い出も悪い思い出も僕はだいたい夏にあるんですけど、なんでなんですかね?(笑) 夏がどういうものなのかは、自分の中でもまだ掴めていないです。

キャッチーなイントロで始まる「lollin’ lollin’」は疾走感があって、さわやかだけど切なさを感じました。新体制では一発目の楽曲ということで、音的には晴れやかな印象もありました。

この曲は作っていく中で一番変化があった曲で、自分が書いた歌詞を自分がしっかり理解できていない部分があったんです。最初のデモはストリングスにピアノとアコギから始まるような曲として作っていたんですけど、途中で“冬を歌いたいわけじゃない”と気がついて、そこから今のキャッチーな感じに変わっていきました。今回のミニアルバムで一番アレンジに時間をかけた曲です。
L→R 三好空彌(Ba)、松本幸太朗(Vo&Gu)、gyary(Gu&Key)古俣駿斗(Dr)
ミニアルバム『空の作りかた』

OKMusic編集部

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