L→R 大月 優(Gu)、緒方 良(Vo&Gu)、小林亮平(Ba)、松丸怜吾(Dr)

L→R 大月 優(Gu)、緒方 良(Vo&Gu)、小林亮平(Ba)、松丸怜吾(Dr)

【リフの惑星 インタビュー】
歌への意識が高まった
EP第三弾をリリース

UKロック由来のダンスロックを持ち味とするリフの惑星。コロナ禍で思うようにライヴができない状況下で、過去作に収録されていた楽曲をサブスク解禁し、それが数々のプレイリストにラインナップされるなど、リスナーの幅も広がっている。そんな中、7月7日にはバンドの旬を詰め込んだEP『sampler EP III』をリリース。同作について、緒方 良(Vo&Gu)に訊く。

サブスク経由で海外でも
聴かれるようになった

1stアルバム『odds and ends』(2020年11月発表)リリース後の状況はいかがですか?

大変な期間ではあったんですけど、リリース後に行なったワンマンを終えてからすぐに制作に入りました。今回のEPも本来だったら春ぐらいに出しちゃう勢いでやってたんですけど、思ったよりもコロナが長引いたのと、年が明けてから一段とひどくなった感じがあって、リリースも不透明になり、ライヴもできなくなり…。でも、アルバムをリリースしてからは各媒体で紹介をしてもらえたりといい流れができていたので、それ止めたくなかったんです。だから、思ったより時間がかかりましたけど、また新しいリリースができるのはバンドとしては良かったと思います。

この半年で曲の聴かれ方が変わっていってるのを感じていて。EP『sampler EP II』(2018年11月発表)の収録曲で、今年4月に配信リリースされた「blue monday」はいろいろなプレイリストに入りましたよね。

そうですね。プレイリストで取り上げてもらえたことで聴いてくれる方が増えたのもいい流れです。海外で聴かれてる回数が増えていて、中国や台湾、アメリカで伸びてる曲もあったり、ライヴが思うようにできない中でも環境は変わってきているので、コロナ禍が収まったら海外でもライヴをしたいと思ってます。今まではライヴをして目の前の人にCDを手売りして、その人たちが聴いてくれる人だと思ってたんですけど、意外と行ったことのない場所でも聴いてもらえているんだなっていう意味では“サブスクってすげえな”と思いますね。もちろん今回もフィジカルをリリースするし、CDに対する強い想いは変わらないんですけど。

日本でも「blue monday」がSpotifyのプレイリスト『edge!』に入ってましたが、あのプレイリストいいですね。

そうですね。“聴いたよ”って言ってくれる人も多かったので、思ったより反響がありました。やっぱりバンドは曲を作って出すのが大事だと思うんです。バンドってライヴ活動をしてるとエンタメ的に分かりやすいと思うんですけど、そうじゃないところでもわざわざバンドで鳴らす意味が自分らの中でなんとなく見えてきた感じはありますね。

バンドっていろんな形態があって、特に最近はメンバーがコレクティブ的な存在も増えましたが、リフの惑星は本当に“バンド”って感じがしますよね。

そうですね(笑)。人と会わなくなったので、特にアルバムリリース後の半年間は普段バンドのメンバーとしか会わなかったんですけど、“バンドをやるってこういうことだな”って思ったので、むしろ良かったですね。

「blue monday」に同じく、『sampler EP II』の収録曲で3月に配信リリースしていた「j pop fan club」もなかなか面白い曲で、恋愛ソングにも聴こえるし、聴く人によってはニヤッとできる歌詞もあったり、タイトルが皮肉っぽかったり。

そう思ってもらえて良かった気持ちもありつつ、そんなにJ-POPを皮肉してるわけでもないんです。これ、高校の時に友達がやってたバンドの名前なんですよ。NUMBER GIRLがすごく好きだったんで、彼らの曲の「IGGY POP FAN CLUB」をもじって、“J pop fan club”と名乗ってたんです。そのバンドは高校生の遊びみたいな感じですぐ終わっちゃたんですけど、いつか使いたいと思ってて。

「j pop fan club」の歌詞にはJellyfishのアルバム『Spilt Milk』の邦題“こぼれたミルクに泣かないで”を思わせるフレーズも出てきますね。

百人一首でもみんなが知ってる言葉を入れて、その歌が広がるみたいなきっかけがあるじゃないですか。だから、「j pop fan club」は恋愛の歌詞なんですけど、そういう単語を入れることで広がっていけばいいなぁみたいな想いは常にありますね。

日本のポップスにもあるかもしれないけど、イギリス人とか好きそうですよね。

そうですね。高校時代に洋楽を聴いてた頃から、“これはあの歌詞を持ってきてるんだな”って気づいてもらえるような仕かけはやりたいと思ってたんです。

長い目で見たらすごくいいことだなと。

“まんまじゃん!”みたいな表現も、もうちょっとうまくなっていけばいいなと思いながら(笑)。今作の「blue cheer」の歌詞もまんま詰め込もうって感じではあるんですけど。

“blue cheer”はバンド名とアーティスト名が大量に出てきますからね。ところで「blue monday」と「j pop fan club」は『sampler EP II』の収録曲で、今作『sampler EP III』然り、この“sampler EP”は定期的にリリースしてますけど、バンドの中での立ち位置ってあるんですか?

それぞれ作ってる時でメンバーが違うんですよ。軽視してるわけじゃないですけど、やっぱアルバムをメインで出したいからこそのEPでなんです。アルバムの10曲は時間をかけて作るけど、4曲ならうまくいけば3カ月で作れちゃうので、“こういう俺たちもいますよ”じゃないけど、その時の自分らの感じを全面に出して、今やりたいことをするっていう統一感は毎回出ていると思います。

今のバンドの紹介なんですね。

そうですね。今の4人。今回は一番メンバーの意向が強いです。
L→R 大月 優(Gu)、緒方 良(Vo&Gu)、小林亮平(Ba)、松丸怜吾(Dr)
EP『sampler EP III』

OKMusic編集部

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