祝・再結成! あの興奮をもう一度、
伝説のバンドたちの名曲5選

今、40~50代のバンドが異常に熱い! 数年前、80~90年代に活躍した伝説のバンドたちが次々と再結成した時期があったが、ここに来てまたも再結成ラッシュ。まさか、あのバンドのライブをもう一度見れるとは!? と、僕を含む中年ロックファンを歓喜させている。9月10日に埼玉で行なわれる『肉ロックフェス』なんて、RED WARRIORSにLINDBERG、そして一度の解散もナシに活動を続けて、24年ぶりの日本武道館公演を成功させたPERSONZなど、40代ロックファンにはたまんないラインナップ! 今回はそんな伝説のバンドたちの色褪せぬ名曲たちを紹介したい。

1.「GAMBAらなくちゃね」(’94)/LI
NDBERG

2009年に結成20周年を迎え、1年間限定で再結成。14年、“Re:LINDBERG”と銘打って、継続したかたちでの活動を宣言! 現在は新曲を制作しながら、間もなく始まるツアー準備の真っ最中という彼女ら。最近、渡瀬マキさんの取材にうかがったのだが、とにかく元気で明るい渡瀬さんの印象はまったく変わらない! 現在、ライヴに挑む気持ちを訊くと、今もステージに立てることの喜びを語りながら、「何百回も歌った「今すぐKiss Me」をな、毎回、初めて歌ったかのように、そしてこれで最後かのように歌うんよ」と語ってくれた。人生の大先輩が前向きで真摯な気持ちで再びバンド活動に挑む姿を見て、「僕もGAMBAらなくっちゃ!」と改めて思わされた。

2.「1/3の純情な感情」(’97)/SIAM
SHADE

1995年メジャーデビュー、02年解散。その後07年、11年、13年と一時的に活動を再開し、15年6月にLUNA SEA主催の『LUNATIC FEST.』に出演。今年10月、デビュー20周年ライヴの開催を発表しているSIAM SHADE。ハイトーンヴォーカルが魅力の栄喜、世界的評価を受けるギタリスト・DAITAなど、個性的かつ才能あふれるメンバーが揃うこのバンド。ハードでメロディアスな楽曲の良さも定評が高く、解散後も彼らの楽曲はさまざまなシーンで使用されたり、カバーされたりしている。代表曲と言えるこの曲は、FLOW、Acid Black Cherry、NoGoDなど、多くのアーティストが歌い継いできた。

3.「蝋人形の館」(’86)/聖飢魔II

時はまさに世紀末。1999年の解散後、節目ごとに期間限定での再結成をしてきた聖飢魔IIが、地球デビュー30周年を迎え、3度目の再結成。8月23日に極悪集大成教典『XXX -THE ULTIMATE WORST-』をリリースし、9月からは『全席死刑』ツアーと名付けた、全20本の黒ミサを予定している彼らだが。キミは見たか!? 9月4日朝、『スッキリ!』での聖飢魔IIの早朝ミサの雄姿を! デーモン小暮閣下は「30年やってきて、もっとも朝早いTV出演だったぞ」とボヤきながら、「オマエも蝋人形にしてやろうか!?」と出演者に吠え、歌や演奏からもバンドへの意欲がばっちり伝わってきました。オマエも蝋人形になりたくなければ、黒ミサへ足を運べ!

4.「フレンズ」(’85)/REBECCA

1984年デビュー、91年解散。95年、05年と一時的な再結成を行ない、今年8月、横浜アリーナにて復活ライヴを行なったREBECCA。公式サイトではREBECCAを“パンドラの箱”に例え、「勇気を出してパンドラの箱を開けたらREBECCAは熟していて、当時の曲をもう一度やってみたいと思った」と語ったNOKKO。横浜アリーナでは15,000人を総立ちにさせ、圧倒的なステージを魅せてくれた。「フレンズ」は85年、当時としては異例のミリオンセラーを達成した、彼女らの代表曲と言える曲。99年には土橋安騎夫によるリミックスを施された、「フレンズ 〜remixed edition〜」がリリースされている。今聴いてもキラキラと輝いているこの曲、色褪せないとはこのことだろう。

5.「ルシアン・ヒルの上で」(’87)/
RED WARRIORS

85年、元REBECCAの木暮武彦(SHAKE)と、今やバラエティーの人気者となったDIAMOND☆YUKAIを中心に結成。89年、人気最高潮の中、惜しまれつつ解散。92年、96年と一時的な再結成をし、99年に本格再結成。さらに03年に活動休止、07年に再び活動再開と活動休止、再結成を繰り返してきたが、今年、突如『肉ロックフェス』への出演を発表! 日本人離れしたセンスとダイナミックなロックンロールで人気を博した彼ら。87年発表のこの曲はさまざまなアーティストにも影響を与え、HOUND DOGやGLAYもアルバムやライブでカバーしている大名曲。結成当初は“レベッカ♂”というバンド名だったほど、脱退したレベッカに対抗意識があったという小暮。今回の再結成タイミングも、思わず深読みしてしまったのは僕だけじゃないはず(笑)。

著者:フジジュン

OKMusic編集部

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