今年は有観客で!2021年紅白、気になる初出場5組!

今年は有観客で!2021年紅白、気になる初出場5組!

今年は有観客で!
2021年紅白、
気になる初出場5組!

昨年の年末は、まさか次の一年もまるまるマスク生活とは思ってなかった…という人も多いのではないでしょうか。とはいえ秋以降すさまじい回復力で、この年末は去年できなかった忘年会や帰省など、気をつけながら楽しめることに感謝! そういった制限の緩和状況は『NHK紅白歌合戦』にも。そうです、今年は無事に有観客で開催されます! いろんな可能性は広がったけれど、やっぱり音楽は観客あってこそで、様々な感動や相乗効果も生まれるものなのです♪ そんな第72回紅白歌合戦、歌唱曲も発表になりましたが、初出場10組の中から個人的に注目の5組と、個人的に聴きたかった曲(笑)をご紹介!
「D.D.」収録シングル「Imitation Rain / D.D.」/Snow Man
シングル「U」/millennium parade×Belle
「猫」収録アルバム『X』/DISH//
「スリル」収録アルバム『51 Emotions -the best for the future-』/布袋寅泰

「D.D.」(’20)/Snow Man

「D.D.」収録シングル「Imitation Rain / D.D.」/Snow Man

「D.D.」収録シングル「Imitation Rain / D.D.」/Snow Man

昨年、出場が決まっていたもののメンバーの新型コロナウイルス感染が発覚して出場を辞退したSnow Manが悲願の初出場! この一年、どんなにか待ち望んだことだろう…特に、メンバーたちがね。2020年1月、ジャニーさんが亡くなってから初めての、しかもSixTONESと同日のダブルデビューとなった彼らのビデュー作「D.D./Imitation Rain」がリリース。“ライバルがいるって最高だ”というキャッチコピーとともに、なんと2グループのデビュー曲をそれぞれカップリングに収録するという異例の販売形態に。Snow manの「D.D.」を初めて聴いた時、ジャニーズの新しい時代の到来を感じました。9人という人数での、華麗なアクロバットとダンスは圧巻! きっと、昨年歌うはずだったであろうこの曲でリベンジを果たせ!

「U」(’21)
/millennium parade×Belle

シングル「U」/millennium parade×Belle

シングル「U」/millennium parade×Belle

今年6月に公開された細田守監督のアニメ映画『竜とそばかすの姫』のメインテーマとなった「U」。アーティスト名義はmillennium parade×Belle。監督のたっての希望で楽曲制作を担当した、King Gnuの常田大希が主宰する音楽プロジェクトmillennium paradeと、劇中で主人公・Belleの声を担当した中村佳穂のユニットである。しかし…これは絶対カラオケでは歌えないだろう(苦笑)。冒頭から最後まで鳴り続ける、弾けるリズムの重なりやスケール感が他では聴いたことのない迫力と複雑さを、休む間を与えないほど見せつけてくる。これはしっかり自分のものとしないとあんなふうにはきっと歌えないはず。それでいて、しっかりサビの《ララライ、ララライ》が耳に残る。すごいなぁ…。あまりにしょぼい感想かもしれないけれど、思わず口から漏れてしまいました。今回、中村佳穂を含めテレビで歌うこと自体初めて、という出演者がちらほら。本人の緊張ハンパないと思うけれど、視聴者にとっても貴重な機会、楽しみであります♪

「猫」(’17)/DISH//

「猫」収録アルバム『X』/DISH//

「猫」収録アルバム『X』/DISH//

アーティスト集団・EBiDANの選抜メンバーで結成されたDISH//の、2017年発売シングル「僕たちがやりました」カップリンクに収録された、あいみょん作詞作曲の「猫」。この曲が注目されるきっかけとなった2020年3月配信のYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』を観て、歌が上手とかいい曲だとかってのは別として思ったことがある。それまで、世の歌い手さんたちは自分で書いていない詞の楽曲を、うまく歌うことはできたとしても、感情込めて歌うことってできるものなのかな?って疑問に思っていて。でも、歌う北村匠海(Vo&Gu)の表情や手の動きに歌詞の中の切ない苦しさを感じて、それが伝染して顔が歪みました。翌月には「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」も配信リリースされ、現在YouTubeの再生回数は驚愕の約1億6500万回。種類は違うかもしれないけど緊張感溢れる紅白のステージが終えたら、そろそろフラッと現れてあげてほしいなぁ(切望)。

「Ask Yourself」(’18)/KAT-TUN

一昨年のKis-My-Ft2がデビュー8年目、V6やKinKi Kidsに至っては20年越しとなった紅白出場ですが、今年デビュー15周年を迎えたKAT-TUNがついに初出場! すでにたくさんある持ち曲の中から決定したのは「Real Face #2」。個人的には、2018年4月にリリースした「Ask Yourself」が聴きたかったな。2016年5月より休止していた活動を再開して、現在のメンバー体制での第一弾となったシングルだから。再始動を発表した『ジャニーズカウントダウンコンサート』でこの曲が披露された時、あまりにも3人のバランスが良くて、全然いいじゃんこれで!と思った印象が残っています。もとのままでいられたらそれが一番良かったかもしれないけれど、《君はどちらを選ぶ? 掴むか離すのか》3人が選んだ“今”だと思うから、ターニングポイントとなったこの曲を、記念すべき15周年Yearに上げてみました!

「スリル」(’95)/布袋寅泰

「スリル」収録アルバム『51 Emotions -the best for the future-』/布袋寅泰

「スリル」収録アルバム『51 Emotions -the best for the future-』/布袋寅泰

初登場組の中に“布袋寅泰”の名前を見つけた時、正直ちょっと驚いた。今年アーティスト活動40周年とのことで、あの伝説のバンドBOØWYがデビューしてからそんなに経ったのか!?と再びびっくり。そんな長きに渡る中でも、紅白への出場は06年の今井美樹、18年の石川さゆりのサポートギタリストとして2回のゲスト出演のみ。現在はロンドン在住で、日本のメディアで見かけることも以前よりは少なく感じるけれど、やはりこの夏東京オリンピック開会式のデコトラでの華麗な演奏は話題を集めたものでした。となると、紅白のステージも注目度満点! そこで一番湧くナンバーといえば…やっぱり「スリル」だと思ったんだけどな~(激しく残念…)。イントロが始まるだけでこんなに誰もが笑顔になる曲ってないように思うから(笑)。非公認とのことだけど江頭2:50分登場のテーマでこの曲を知った若者も多いはず。もちろん、エガちゃん抜きにしてもとにかくAメロもBメロもサビも全てがキャッチーでカッコ良くて売れるしかない曲。だから、イントロだけじゃなくてちゃんと全部、コアな人だけじゃない令和のお茶の間に聴かせてやって!と思うBOØWY世代でした。

TEXT:K子。

K子。 プロフィール:神奈川・湘南育ち。DIE IN CRIESで“音楽=音を楽しむ”ことを知り、好きな音楽の仕事がしたい!とOLをやめてオリコン株式会社に9年所属。旅行業界に転職後、副業で旅・エンタメ関連のWEBで執筆するも、音楽への愛が止められず出戻り人に。愛情込めまくりのレビューやライヴレポを得意とし、ライヴシチュエーション(ライヴハウス、ホール、アリーナクラス、野外、フェス、海外)による魅え方の違いにやけに興味を示す、体感型邦楽ロック好き。最近、最愛のバンドが復活してくれそうな気配にドキドキが止まらない。

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着