ローリング・ストーンズを聴くなら、
この5曲

 8年ぶりにストーンズがやってくる! 今回のツアーは『14 ON FIRE JAPAN TOUR』と題され、2月26日(水)を皮切りに計3回の公演が東京ドームで行なわれるのだが、なんと、スペシャル・ゲストにミック・テイラー(69~74年まで在籍)の参加が決まっている。個人的には70年代前半のストーンズが最高だと思ってるので、ミックの参加は大歓迎だ♪
 来日を記念して、早速ストーンズの名曲5曲を選んでみたい…とは言うものの、彼らは半世紀も活動を続けている怪物グループだけに、5曲だけって、こんなの不可能だ。そこで、ヒット曲を中心に、初心者でもなるべくスッと入っていけるようなストーンズらしいナンバーをセレクトしてみたので、ぜひ聴いてみてほしい!

1.(I can't get no) Satisfaction
(’65)

 デビューしてからしばらくは、ブルースやR&Bのカバー曲が多かった彼らだが、単なるコピーではなく、黒人音楽を独自の解釈でアレンジしていたところが、他のグループにないスゴさであった。この曲はミック・ジャガーとキース・リチャーズの手になる初期のオリジナル(今回の5曲は全て、彼らの手になるもの)。後に、ふたりは“レノン&マッカートニー”と並び称されるソングライター・チームになるのだが、この曲ではファズのかかったギターリフとロックらしいビートで、世界中の若者を虜にした。ストーンズ最初の全米ナンバーワン・ヒットでもある。当時、タイトルは同じでも、英米でアルバム収録曲が違うことも多々あったが、この曲もアルバム『Out Of Our Heads』のアメリカ盤のみに収録されていた。

2.Jumpin' Jack Flash(’68)

 60年代のストーンズを代表する…いや、ロックを代表する曲と言っても過言ではないだろう。シンプルでカッコ良いギターリフ、うねるベース、重くタイトなドラム…。この曲を最初に聴いたのは小学生の時だが“これがロックか!”と、妙に納得した覚えがある。未だにその時の気持ちを忘れていないのは、それまでに聴いたことのない新しい音楽だったからだろう。今聴いても、ロックを構成するファクターの全てが詰まっていると思う。英米ともシングル作としてリリースされ、イギリスで1位、アメリカで3位と、ビッグヒットとなった。おススメは、ライヴアルバム『Get Yer Ya-Ya's Out!』(’70)に収録されたバージョン。

3.Honky Tonk Women(’69)

 60年代はブルースやR&Bにどっぷりとはまっていたストーンズだが、70年代を目前にして、クラプトンと同じく、彼らもまた、スワンプロックやカントリーロックに代表されるアメリカ南部ロックを追求するようになっていく。この曲では「Wild Horses」と並び、キャッチーではあるが、実に土臭いサウンドを聴かせている。曲の途中でスワンプっぽいギターを弾いているのは、参加したばかりのミック・テイラー。この後、74年に脱退するまで、彼の存在がストーンズの音楽にとって重要な位置を占めるようになる。この曲もシングル作品としてリリースされ、英米ともにナンバーワンをゲットした。なお、アルバム『Let It Bleed』(’69)に収録された「Country Honk」は、この曲のカントリーロック・バージョン。

4.Wild Horses(’71)

 彼ら自身のレーベル(ローリング・ストーンズ・レコード)から第一弾アルバムとしてリリースされた『Sticky Fingers』(’71)に収録された、切ないバラードナンバー。似た傾向の曲では「Ruby Tuesday」(’67)や「Angie」(’73)のほうがよく知られていると思うが、ストーンズの憧れでもあったマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオ(アメリカ南部にあるスタジオで、サザンソウル好きにとっては聖地)で録音されていることと、何よりも名曲なので選んだ。録音は69年。アメリカではシングルカットされることになったが、残念ながら28位という結果に終わった。こんなに美しい曲は、そうないのにねぇ…。

5.Tumbling Dice(’72)

 ミック・テイラー在籍時のナンバーを3曲も選んでしまった。異論はあるだろうが、僕はこの時期のストーンズが最強だと思う。この曲は72年にリリースされた『メインストリートのならず者』収録の、レイドバックしたアーシーなロックンロール。エリック・クラプトンが『LAYLA and other assorted love songs』(’70)で自分のロックを極めたように、ストーンズはこのアルバムで自分たちのロックを極めた。アルバム発売前にシングルカットされたこの曲でも、一見ルーズながらも引き締まったビート、強力なバックコーラス、プロデューサーのジミー・ミラーとチャーリー・ワッツのツインドラムス、味わい深いギターのリフなど、どこを切り取っても完璧な仕上がりを見せてくれる。当然のことながら、英米ともベストテン内に入る大ヒットを記録している。

著者:河崎直人

OKMusic編集部

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