暖かくなってきた5月、ドライブで聴
きたい5曲

ようやく暖かくなってきた5月、休みの日にドライブに行くと言う人も多いのでは? 新生活にも慣れて、新しい学校の友人や会社の同僚と車で遠出してみる…なんて方も多いかと思います。そんな時にFMのラジオでも、よくあるベスト盤でも、高速のインターに売ってる変なCDでもなく、車の中で聴くのに最適な楽曲を5曲選んでみました。ドライブは目的地も然ることながら、車中も大きなアクセントになるはず! この5曲でドライブに差を付けよう!!

1. 「青い車」/スピッツ

初期スピッツを代表する名曲であり、それまで評論家の支持は得つつも、なかなかセールスにつながらなかった彼らの知名度を大きく押し上げた楽曲。歌詞のように海に行くには、まだ早い時期かもしれませんが。疾走するメロディーと、正宗さんの歌声を聴けば、信号のない海岸沿いを走りたくなること間違いなし。また、名曲でありながら、「ロビンソン」「チェリー」「空もとべるはず」などに比べ、ファン以外の知名度が以外と低いので、“この曲、スピッツの何?”という会話から話のきっかけになるかも。ちなみに、疾走感のある曲調は正宗さんの本意ではなかったそうで、実はもっと遅いアレンジにしたかったらしいのですが、レコーディングの日に遅刻したら早いテンポの楽曲になっていたそう。それでも今はこのアレンジで良かったと思っているそうです。

2. 「RADIO」/JUDY AND MARY

今すぐオープンカーを走らせたくなるほどの伸びやかなYUKIさんのヴォーカルと、抜けの良い演奏。シングル曲ではないですが、ファンを中心に人気の高い曲。それも頷けるほど、聴いていて気持ちの良い曲です。《Can you hear me?》は曲の最初に歌われるフレーズで、今では解散してしまい、この曲を生で聴くことは叶わないのですが、未だに“再結成してほしいバンド”のランキングなどではいつでも上位にくるジュディマリだけに、ずっと待ち望みたいものです。また、ギター小僧にはTAKUYAさんのギターも聴いていて勉強になることでしょう。

3. 「YOU」/サザンオールスターズ

“ドライブと言えば、サザン!”ということでサザンのベストなどを流す人もいると思いますが。この曲もシングルではないけど、2009年の活動休止前のライヴの1曲目に歌われた曲なので、サザン自身において思い入れの強い曲なのかもしれません。全体の印象としては「勝手にシンドバッド」のようにアップテンポな曲ではありませんが、サビに向かって徐々に盛り上がる展開と、サビの《I Remenber You》という歌詞は、ドライブにきっと合う楽曲であると思います。また、この頃はサザンのプロデュースに小林武史さんが関わっており、サザンの歴史においても、楽曲に大きな変化の出た時期だと言えます。

4. 「浪漫飛行」/HALCALI

オリジナルは言わずと知れた米米CLUBの名曲で、原曲だけでドライブにはピッタリな楽曲ですし、こうしたカバーは得てして安易に思われがちですが、原曲以上にドライブにピッタリなSKA調のアレンジになっています。演奏を担当しているのはYOUR SONG IS GOOD。明るい曲調とホーンが入ったこの曲は、ドライブにピッタリだと言えます。原曲は作った当時アルバムの中の1曲で、メンバーの中で“航空会社のCMがこないか”と画策して作られた楽曲だったのですが、本当に3年後に航空会社のCMに決まって、シングル化されたという経緯もあります。

5. 「ハネウマライダー」/ポルノグ
ラフィティ

リリース当時CMでも流れていた曲なので、耳馴染みのある方も多いかと思いますが。この曲を知ってる方は天気のいい空のもと、これをかけながらのドライブは最高なものだと分かってくれるはずでしょう。突き抜けるようなヴォーカルと、風を切って行くようなメロディー、自らの奮い立つ心をバイクに例えた歌詞も、ドライブには最適ではないでしょうか?(車ではなくバイクでの曲はありますが…) ちなみに、この曲には東京事変などでお馴染みの音楽プロデューサーであり、ベーシストの亀田誠治さんが参加しています。疾走感のある楽曲に反応しすぎて、スピードの出しすぎには注意しましょう!

著者:佐久間トーボ

OKMusic編集部

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