スポーツの秋! 野球を観ながら聴き
たい名曲5選

9月に突入し、暑かった夏も終わっていよいよ秋! 食欲の秋、読書の秋、芸術の秋…といろいろありますが、今回はスポーツの秋に焦点を絞って、そしていよいよプロ野球も佳境ということで、野球にまつわる曲を紹介いたします。この5曲を聴いて、贔屓チームの熱戦に手に汗握りましょう!

「Sunny Day Sunday」(99年)/センチ
メンタルバス

1999年リリースのこの曲は、野球観戦デートをしながら、実は相手が気になるという歌詞の内容もさることながら、球場が使われているジャケットのアートワークからPVから全てが野球で彩られている曲です。ポカリスエットのCM曲だったので、当時耳にした方も多いのではないでしょうか。キレの良いヴォーカルと、大きな音で打ち鳴らされるドラム、そして野球の音のサンプリングが印象的な楽曲です。また、高校野球を見ている方はお気付きかもしれませんが、この曲が応援歌に使われるケースも珍しくないようです。センチメンタルバスはすでに解散していて原曲を聴くことはできないので、代わりと言ってはなんですが、ここはひとつ、今度高校野球を観られる方は少し注意して見てみてはいかがでしょうか?

「果てしない夢を」(93年)/ZYYG,RE
V,ZARD & WANDS featuring 長嶋茂雄

ビーイングブームの全盛だった当時、まさにビーイングのオールスターによって歌われた名曲。リリース時の日本テレビ系プロ野球中継のテーマソングだったのですが、何より目を引くのがfeaturing 長嶋茂雄という日本一重みのあるであろうフューチャリング名。当時、巨人軍の監督に復帰した長嶋さんがコーラスで参加してオンリーワンな歌声を披露しています。また、PVにはレコーディングに参加する長嶋さんの姿を観ることができます。出来上がりを聴くと、果たしてどのような歌唱指導をしたのか気になるところではありますが、そういったある種の飛び道具以外でも丁寧に作られた楽曲とアレンジ、そしてサビのリフレインと、一度聴いたら忘れられないこの曲は名曲だと思います。

「ルーキー」(98年)/玉置浩二

当時CMで流れていたので、聴いたことがある人も少なくないはず。一聴すると「どこに野球の要素が?」と思われるかもしれませんが。実はこの曲、リリース当時、ルーキーだった巨人の高橋由伸選手をイメージして書かれた曲と言われています。言われてみれば、ハツラツとしたプレイで鮮烈な印象を与えていた高橋選手と被るところがあります。また、楽曲自体も疾走感あふれるアコギのメロディーとソウルフルな玉置さんのヴォーカルが非常に映える、玉置さんのキャリアの中でも屈指の楽曲であると考えます。《なんだって精一杯やってる君を 見てると何でだろう涙…こぼれる》という歌詞は、野球選手へだけではなく毎日の仕事に疲れている人にこそ届いてほしい曲であります。

「Halation」(09年)/秦基博

2009年の『熱闘甲子園』のテーマソングだったこの曲は、盛り上がって行くメロディーと、秦さんのオンリーワンのヴォーカルが際立つ楽曲です。歌詞を聴くと分かりますが、この曲は決して勝者に向けて歌われた楽曲ではないです。どんな勝負でも、すんでの差で決まってしまう勝者と敗者。《泣き声のようなサイレン 陽射し吸い込むダイヤモンド この熱さだけはきっと忘れない》と、運命のいたずらによって決まってしまう勝ち負けの間には、決して越えられない大きな壁がありますが、その中でも敗者に光を当てるこの曲は、悔しい時、辛い時にこそ、映える曲であります。泣きながら砂を集める球児たちの姿をテレビで観ている時に、僕の心の中にはこの曲がいつも流れています。

「Hey boy!」(14年)/片平里菜

すでに2014年の注目アーティストとしても名前が上がる片平里菜の2ndシングル「女の子は泣かない」のカップリング曲で、1stアルバム『amazing sky』にも収録されている楽曲。CSでプロ野球中継を観ている方なら、J SPORTS STADIUM2014 中継テーマソングと言えばピンと来るかもしれません。片平さんの突き刺さるようなヴォーカルと、アップテンポなメロディーが心地良い楽曲。実は昨年の同中継も彼女の「baby」(メジャーデビューシングル「夏の夜」のカップリング曲)が使われていたので、すでに野球好きにはお馴染みのアーティストになりつつあります。贔屓のチームが勝った時も負けた時も、否が応でも聴こえてくる彼女の歌声。この秋には、好きなチームの胴上げを観ながら、この曲を聴きたいものですね。

著者:佐久間トーボ

OKMusic編集部

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