L→R マイケル(Ba)、鈴鹿秋斗(Dr)、米田貴紀(Vo&Gu)、町田建人 (Gu)

L→R マイケル(Ba)、鈴鹿秋斗(Dr)、米田貴紀(Vo&Gu)、町田建人 (Gu)

【夜の本気ダンス】シンプルでカッコ
良いロックがやりたい

飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を上げているロックバンド、夜の本気ダンスがニューシングル「By My Side」を完成させた。またひとつ彼らの新たな色を感じさせる3曲は、今年の夏フェスでも大いに盛り上がること間違いなし!
取材:田山雄士

夜の本気ダンスはこの1年で状況がかなり変わってきてますが、1stフルアルバム『DANCE TIME』の後に出す再スタートと言えるシングルは、どういうかたちで作り始めていったのですか?

米田
「By My Side」っていう曲の基となるものは『DANCE TIME』以前からあったんですけど、その時はまだ出すタイミングじゃない気がしたんです。多くのお客さんの前でライヴをすることがだんだん増えてきて、そういう大きい景色、ステージで映えるような曲もやってみたくなった時に、「By My Side」がはまったというか。それで制作に入った感じですね。

タイトル曲の「By My Side」は4人それぞれがいい感じで目立ってると思いました。

米田
ギターに関してはこれまでよりも音圧を上げたくて、ミックスにも気を遣ってますね。ベースとドラムもグッとヘヴィになってます。
鈴鹿
ドラムはシンプルな中、コーラスを頑張ってます。レコーディングではキーが高くてギリギリだったけど、ライヴでいかに叩きながらいい感じで聴かせられるかですね。もともとはフィルとかめっちゃ入れるタイプのドラマーだったのに、米田が作ってくる曲が本当にシンプルだから、それを活かすカッコ良さを考えられるようになりました(笑)。
マイケル
ベースラインが目立つ感じになってるんで、縦のノリを出すのは心がけてます。ギターソロ終わりなんかは、完全にベースとドラムのキックだけになるじゃないですか。そういう場面でのリズム、音の合わせ方、音数が少ない中でのグルーブは追求していきたいですね。
町田
全体を通してシーケンスというか、打ち込みっぽい感じを出しつつ、でも淡々としすぎず。そのいい塩梅をやりたいと思って、ギター弾いてます。ソロは前半を(米田に)考えてもらって、後半は僕なんですよ。だから、前後でちょっと違うテイストが出てますね(笑)。

この曲ってそう感じないけど、何気に間奏が長いですよね。構成もAメロとサビだけの不思議な作りだし、これまでにないバランスじゃないですか?

米田
歌ってない部分が結構あるっていう。今までの僕らにありそうでなかった曲ですね。大幅に路線を変えたわけではないものの、アップデートされた新たな側面が出てるんじゃないかと。アウトロもね、最初のリフに戻って終わりにしてたのに、途中でもう1個違うことをして終わりたい気持ちになって。最後の一音も明るくはない、なんかモヤッとした感じに変えました(笑)。あと、楽しく聴こえるけど、マイナーコードを使ってて、哀しさもちょっぴり入ってる。“踊れるけど哀しい”みたいなのが好きなんです。

何よりいいなと思ったのが、やっぱりサビですね。「B!tch」のサビが《ダンスダンス! ゴー&ゴー》だったように、《yeah yeah yeah come on by my side》って歌うこの明快さが夜ダンな感じで。

鈴鹿
みんなでライヴで歌えるほうが楽しいっていうのは、結成当初からある僕ららしさだと思いますね。英語やけど、覚えやすくて口ずさめるものにしてるし。

テクニカルなことをやるんじゃなくて、削ぎ落として濃厚にするのはバンドのテーマだったりしますか?

米田
そうですね。シンプルでカッコ良いのが一番カッコ良い。ゴチャゴチャしてカッコ良いのもいいんですけど、誤魔化してる気がしちゃう。僕が好きなロックは、シンプルな構成でやってる曲。ギターを弾いてる子らが、パッと耳コピできるくらいが一番カッコええなって。

カップリングの2曲も「By My Side」と同時期にできたのですか?

米田
いや、あとの2曲はシングルを出すって決めてから新たに作りました。

「Show down」も、A面でいいくらいのキャッチーな曲ですね。

米田
実を言うとA面をイメージして作り始めて、「By My Side」とどっちにするか揺れてたくらいなんです。今っぽいのを僕らがやったらどうなるか?みたいなことで、ハイ×ハイ4つ打ち、そのスピード感、サビの歌もの的なキャッチーさは意識しました。
鈴鹿
僕らの中で「By My Side」は洋楽っぽくて、「Show down」は邦楽っぽいんですよ。4つ打ちを機械的になりすぎないようにどう崩すかは考えてます。
マイケル
自分たちはダンスミュージックをやってる意識があるので、リズム隊のアプローチで他のバンドと差別化できるノリは出したいですね。
町田
リフの繰り返しにしても機械的にならないよう、味が出せるようにしたいし。
米田
邦楽っぽさはもともとアジカンとか通ってきて僕らなりに消化してるので、すんなりいけたかなと。

「Show down」はよりメッセージ性がある曲だと感じました。

米田
ある特定の人に向けたものじゃないけど、自分自身を鼓舞するようなところはありますね。こうやって歌って、みんなのことも自然と応援できる感じ。今の僕が考える不安や期待が表われてます。バンドがこれからどうなっていくのかとか、頑張らなあかんとか。

今作を聴いて、夜ダンが繰り出すサウンドって真っ当なロックンロールだと改めて思ったんですよね。さっきのシンプル重視の話もそうだし。バンド名のイメージと違ったとか言われません?

米田
あー、ありますねぇ。もっと変なことしてるんじゃないかみたいなの多いです(笑)。
鈴鹿
周りの人が“ダンスロックのシーンですごいね!”とか言ってくれはって嬉しいですけど、僕らはただロックをやり続けてるだけで。

「Too Young」なんかは、よりポップな面が出てますが、これはロックンロールリバイバルのイメージですか?

米田
そうです、リバティーンズとか。リフ弾いててそれっぽいなって思って、そこらへんのバンドをイメージしました。昔で言ったら、ビートルズやストーンズでもみんな踊ってたわけで、4つ打ちじゃなくても踊れる音楽って無限大にあるんですよね。“ロック=ダンスミュージック”的な考えで楽しんでもらえたら。

3曲ともアプローチが違って、面白いですね。

鈴鹿
ライヴを重ねるごとに、こういうのをやったらみんな嬉しいかな?っていうのも見えてきてるし、自分らのやりたいこともできてる。その感じが出てますね。
米田
僕らのいろんな面を一枚で見せられるシングルになったと思います。
「By My Side」
    • 「By My Side」
    • ACW-006
    • 2015.07.08
    • 1620円
夜の本気ダンス プロフィール

ヨルノホンキダンス:2008年に結成された、京都出身の4人組ダンスロックバンド。踊れて泣ける100パーセントのダンスロックとライヴパフォーマンスを武器に着実に支持を獲得し、全国のイベントやフェスに出演を果たす。満を持して、16年3月9日にアルバム『DANCEABLE』でGetting Better Recordsよりメジャーデビュー。同年9月をもってギターの町田建人が脱退し、10月に西田一紀が加入。夜の本気ダンス オフィシャルHP

OKMusic編集部

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