L→R ごっきん(Ba&Cho)、牛丸ありさ(Vo&Gu)、かねもと(Dr)

L→R ごっきん(Ba&Cho)、牛丸ありさ(Vo&Gu)、かねもと(Dr)

【yonige】今作が出来上がったことに
よって次に行けるような気がする

大阪・寝屋川発の3ピースガールズロックバンドyonigeが初の全国流通盤ミニアルバム『Coming Spring』を、8月19日にリリース。早くも次が見え始めたという今作について牛丸ありさ(Vo&Gu)に話を訊いた。
取材:高良美咲

まずは結成のきっかけについて教えてください。

私がミクスチャー系のバンドを組んでいたのですが、遅刻が酷すぎてクビになってしまって。で、悔しくて、ちょうどバンドが解散したふたりを誘って“見返してやる!”という気持ちで結成しました。結成当時はとにかく“クソビッチのケツを蹴り上げたい”という気持ちが強かったですね。

“yonige”(ヨニゲ)というバンド名の由来は?

全然関係ない友達が“ヨニゲは?”って提案してくれて、満場一致で“それだ!!”ってなりました。今思えば3人とも病んでたのかもしれません。

結成から現在までは具体的にどのような活動を行なってきたのでしょうか? 活動の中でバンドとしてや音楽性の変化などがあれば教えてください。

対バンのジャンルを問わずライヴばっかりしてきました。結成から9カ月ほどでドラムが辞め、そこから8カ月間サポートメンバーを入れて活動して、去年の8月にかねもとが正式メンバーになりました。

yonigeというバンドとして伝えたいことは?

胸を張って暗く生きていい、って思わせたいです。

8月19日にリリースされるミニアルバム『Coming Spring』は初の全国流通盤ということで、yonigeの名前を全国へと広げる作品になると思うのですが。

全国に名が広がる、ということはあまり考えていなかったですね。自分のしたいように、わがままに、8曲作りました。「さよならアイデンティティー」と「バイ・マイ・サイ」は『Coming Spring』のために書いた曲です。「さよならアイデンティティー」は今までのyonigeらしく、「バイ・マイ・サイ」は今までのyonigeにない新しいスタイルを意識して制作しました。

今作を作る上で軸になった曲はありますか?

自分の中では、アルバムの1曲目を『Coming Spring』に一番相応しい曲にしたかったので、「さよならアイデンティティー」です。でも、考えすぎて一番出来上がるのが遅かったです。

「アボカド」はMVでも再現されている《君に投げつけたアボカド》というフレーズがすごく印象的でした。

この曲はアボカドを何かに比喩しているわけではなく、一語一句全て実話の話なんです。元彼の曲を書こうと思ってAメロとBメロはすぐにできたのですが、サビでつまずいてメンバーに相談したところ、アボカドを投げつけて喧嘩した話が一番印象的だと言われて、すぐにサビが書けました。2nd デモ(「恋と嘘と帰り道」/2014年11月)を作った時からあった曲で、その時に入れるかどうか悩んで持ち越すことになったので、やっと音源になってくれて嬉しいです。

「アボカド」「さよならアイデンティティー」をはじめ、いろんな曲で“さよなら”“バイバイ”という別れのフレーズがキーになっていますね。また、その中で韻を踏んでいるところも多いですね。

悲しい思い出の歌詞ばかり書いちゃうんですよ。悲劇のヒロインになった自分に酔っています。韻は踏んだほうがカッコ良いかもしれないと思って、最近踏みまくってますね。

「バイ・マイ・サイ」はベースやドラムのバスドラなどの低音が目立っていますね。

「バイ・マイ・サイ」はドラムのビートやCメロの転調、歌詞の雰囲気も自分の中で全部新鮮なので、自分の曲じゃないみたいで聴いていて面白いですね。私にとって新鮮な曲なので、みなさんにも楽しんでほしいです。

そして、「サイケデリックイエスタデイ」はスローテンポで最小限にシンプルに聴かせるところもあれば、ギターを重ねたところもあったり。

3人とも本当にレコーディング初心者で今作が3回目なので、そろそろ小慣れた感を出したくてギター重ねちゃいました。

約1分30秒という、とても簡潔な「最近のこと」はタイトル通りに“最近のこと”を綴ったような歌詞ですが。

最初はもっと歌詞を用意していて、4分くらいの曲にしたかったのですが、作っているうちにちゃっと終わらせたほうが気持ち良いと思って短くしました。手紙よりメールって感じになったかも。この歌詞は2014年の出来事なので、2015年、2016年…って続いていったら面白いかも?って考え中です。

「恋と退屈」は《死に損ない》と繰り返される歌がインパクト大でした。

青臭い曲を作りたかったんです。弱っちい不満と少しの恋心。一番自分の性に合っている曲だと思います。

今作の最後を締め括る「さよならバイバイ」は14年6月にリリースした1stデモCD「女の子の逆襲」にも収録されていますが、現在のバンドにとってどのような立ち位置の楽曲ですか?

3人が一番ひとつになれる曲になったと思います。お客さんともひとつになれる曲なのかもしれませんね。

今作に名付けた“Coming Spring”に込めた意味とは?

ほぼ全てが未練タラタラな曲なのですが…その曲たちが出来上がってから付けたアルバムタイトルが“Coming Spring”で。次に行けるような気がしています。本作を作っている段階で次のビジョンが見えてきたので、次のレコーディングが楽しみです。
『Coming Spring』
    • 『Coming Spring』
    • SIT-1001
    • 2015.08.19
    • 1728円
yonige プロフィール

ヨニゲ:大阪・寝屋川出身のガールズバンド。オーストラリアと日本のハーフである牛丸ありさが歌う、胸に突き刺さる日本語ロックが話題を呼ぶ。15年8月新レーベル“small indies table”より発表した初の全国流通盤ミニアルバム『Coming Spring』がロングセールスを続け大きな反響を得る中、16年7月13日に2ndミニアルバム『かたつむりになりたい』をリリース。yonige オフィシャルHP

OKMusic編集部

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