【Split BoB】20歳の決意や不安、い
ろいろな感情が揺れ動く瞬間

高校生時代に結成され、10代の頃から話題を呼んでいる5人組ガールズロックバンドSplit BoB。女の子らしい可愛さもありながらも、どこか強気で一貫した芯が垣間見えるバンドの色も特徴的だ。そんな彼女たちが8月6日にリリースするアルバム『夜遊びプレゼンス』について訊いた。
取材:高良美咲

まず、Split BoBは高校生の時に結成されたとのことですが、結成のいきさつを教えてください。

あゆみ
高校1年の終わりにクラスメートのゆり(Dr)に“バンドやろうよ! ベースやって!”っていきなり誘われたのがきっかけです。ベースが何なのかもよく分かっていなかったのですが、何か面白いことになりそうだからすぐにOKしました。最初は文化祭みたいなのを目標にって想像してたんですけどいつの間にか…(笑)。

結成から現在まではどのような活動を行なってきたのでしょうか? 高校の卒業などの環境の変化もあったと思いますが。

なつみ
結成してからはライヴも何も決めなかったし、ただやりたい曲をコピーしてました。それからライヴに出始めて、先輩バンドとの約束からオリジナルを作るようになり、そこから本格的に活動を始めましたね。高校卒業の環境の変化は結構大きくて、今まで同じ高校に通ってただけに、卒業後はそれぞれの時間が合わないことに焦りを感じた時期もありました。そこを埋めれるようになってきて、前より信頼できる関係になれたと思います。

5人組ガールズロックバンドSplit BoBならではの強みとこだわりは?

なつみ
5人とも考え込みやすいんですけど、ネガティブだからこその這い上がろう精神が強みです。そこからエネルギーが生まれてます!(笑) あとは、歌詞を意識するようにしてます。ロックだけど、少し哀愁のある自分たちらしさが出せたらいいなと思ってます。

メンバーのもともとの音楽のルーツは、どういうところだったのでしょうか?

なつみ
ロックが好きになったきっかけはONE OK ROCKでした。女子でもこんだけカッコ良くロックしてやるよ!ってなってたのが最初です。
あゆみ
BUMP OF CHICKENとASIAN KUNG-FU GENERATIONとゲーム音楽です。
さとみ
アニソンが一番好きです(笑)。アニソンにはキーボードのパートがたくさんあって、こんなの弾いてみたいって常に思ってます!

“Split BoB”というバンド名の由来は?

さとみ
“Split”には、“引き裂く”という意味があります。バンド結成当時、ボブヘアーが流行っていて、その流行りのボブヘアーに私たちは流されない、私たちは私たちらしくありたい。…という意味の “Split BoB”です。ちなみに、最初は“Split Bob”でした(笑)。お世話になっているライヴハウスの店長が“BoB”と間違え、それがそのまま定着して“Split BoB”になりました(笑)。

Split BoBは、自分たちから見てどんなバンドだと思いますか?

あゆみ
“カッコ付けたいけど、気取って見られたくない”“女らしくいたいけど、女らしくいたくない”、そんな面倒なことを考えつつステージでは全部どうでも良くなるようなバンドです。

8月6日にはアルバム『夜遊びプレゼンス』がリリースされますが、今作のために書き下ろした楽曲はありますか?

ゆり
全曲書き下ろしです。2ndアルバム『A rebirth』(2012年12月26日リリース)を出した時、自分たちのやりたいことや得意なことが見えてきたので、それをもっと強調したいと思いました。なので、激しくて強い感じの曲が多いです。

制作はいつ頃から取り掛かったのでしょうか?

こはる
2ndアルバムを出してからすぐに今作に収録されている曲たちを作り始めました。このアルバムで本格的に勝負に出たかったので、思いっ切りカッコ良く、でも私たちらしい部分も見える、そんな作品にしたいと思っていました。

「マボロシウサギ」はリリースに先駆けて7月2日からiTunes限定先行配信を行なっていますね。

ゆり
この曲はだいぶ前からライヴではやっていて、人気もあったので、配信を喜んでくれる方が多くいました!

「ジャッジメントチーパー」もすでにライヴで披露していますが、ライヴでの反応はいかがですか?

こはる
この曲は、少しハードだけど意外とノレる感じになっているのでお客さんの反応も良いです! 思いっ切りロックもやるぞ!という私たちの強気な一面を感じてもらえる一曲になったかなと思います。

キーボードのリフが耳に残る「スターになれない」は疾走感のあるエモーショナルな楽曲ですね。

ゆり
イメージ通りというか、イメージよりもっと良くなって完成しました! 自分たちがやってみたかった、キメキメでライヴで盛り上がれる曲です。
こはる
ひとつひとつに思い入れがあるけど、中でも「スターになれない」は印象深いです。今作の中でも唯一MVを撮りましたし、私たちがもがいている今が表現されている一曲です。初めて聴いた時は私も鳥肌が立ちました(笑)。

最後を締め括る「Little By Little」は往年のガールズロックを彷彿させる、ノスタルジックさも感じました。

こはる
キラキラ、でも哀愁漂う雰囲気で、気持ちを素直に表現できるような曲にしたいなと思っていました。思っていたより切ない感じになったけど、ノリもいい、まとまった曲になりました。

リアリティーのある心情を描いた「薄明光線」や物語性のある「さかさまのまち」など、シーンは違うけれど光景が目に浮かぶ歌詞も印象的でした。

ゆり
1曲の中でどんどん物語が進むのがイメージできるような言葉を選ぶように心がけています。私の考えはこうだ!ってずっと言ってるだけじゃない、っていうか…まだ下手なんで偉そうなことは言えないです(笑)。

ミディアムテンポの「FAKE」から、パワフルかつエネルギッシュな「Skillful trump」までさまざまな楽曲が入った一枚になりましたね。

こはる
気付いたら、激しめな曲から哀愁のある曲まで、8曲の中でもアップダウンがすごい一枚になっていました(笑)。よく言えば飽きない一枚になってます!  20歳という大きな壁を越えた私たちの決意や不安、いろいろな感情が揺れ動く瞬間がこの8曲を通して感じていただけると思います!

作り終えた現在の心境は?

ゆり
やっぱりロックがしたい!と思ったし、もっと視野を広げていろんな曲を作りたいとも思いました。今回のアルバムはカッコ良いけど、もっともっとカッコ良いものが作れるんじゃないかって、可能性も感じています!
こはる
前作から約1年半、5人それぞれの思いや“今”の私たちらしさがぎゅっと詰まった一枚になっています。ぜひ聴いていただきたいです。

そんな今回のアルバムに名付けられた“夜遊びプレゼンス”というタイトルに込められた意味を教えてください。

ゆり
言い方は悪いかもしれないけど“夜遊び=ライヴ”のイメージで、毎日の生活の中でライヴって刺激的な場所だと思っていて。CDもいいけれど、ライヴに来てもらって、このアルバムを完成させる!っていう、私たち自身のライヴの完成度にプレッシャーをかける意味もあるし、みなさんにライヴに来てほしいっていう意味もあります。

今作を引っ提げて、どのようなことを行なう予定ですか? 今後の意気込みをお願いします。

こはる
ツアーとかしたいですね! こんな最高のアルバムができたんだから、CDだけでは表せない臨場感をライヴでみなさんに感じてほしいです。ライヴで待ってます!!
『夜遊びプレゼンス』
    • 『夜遊びプレゼンス』
    • NQKS-1005
    • 2014.08.06
    • 1944円
Split BoB プロフィール

スプリット・ボブ:愛知県岡崎市で結成された5人組ガールズバンド。高校卒業記念に制作したデビューアルバムがタワーレコード週間インディーズチャート第1位を獲得、一躍全国的に注目を集めるバンドとなり、地元で開催した卒業記念ライヴではライヴハウスの動員記録を塗り替えた。Split BoB オフィシャルHP

OKMusic編集部

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