L→R はな(Ba&Cho)、リコ(Vo&Gu)、ぺっぺ(Gu&Cho)

L→R はな(Ba&Cho)、リコ(Vo&Gu)、ぺっぺ(Gu&Cho)

【ヤユヨ インタビュー】
音楽は永遠に楽しくて、
ずっと触れていたいもの

水星の如く現れた3人組ガールズバンドのヤユヨが、自主制作シングル「さよなら前夜-Single-」を完成させた。表題曲のMVは2019年12月にYouTubeで公開してからすでに20万回再生を突破! 音楽への好奇心でいっぱいの彼女たちは、令和の音楽シーンをさらに活気付けてくれそうな予感がする。バンド結成の経緯からその音楽観について、ぺっぺ(Gu&Cho)に答えてもらった。

2019年に高校の軽音楽部で結成されたヤユヨですが、どんな流れでバンドを組むことに?

初めは私とリコがバンドのライヴに行ったり、近所のバーや公園で弾き語りをして遊んでいたんです。それで1度“高校卒業したらバンドしよや!”って誘ったんですけど、断られてしまい(笑)。でも、私はどうしてもバンドがしたかったので、ベースのはなとドラムのすーちゃん(サポート)を誘って半分お遊びでスタジオに入るようになって。その頃はまだ本格的に活動するつもりはなかったのですが、“ヴォーカルを探さないとな〜”とは思ってました。そしたら昨年の1月にリコから連絡が来て、深夜のマクドナルドで“バンドがしたい、私も入れてほしい”と言われてヤユヨを結成しました。

リコさんの仲間入りがバンド結成につながったんですね。みなさんはどんな音楽を聴かれるんですか?

メンバーの音楽の趣味はそれぞれなんですけど、ざっくり共通しているところで挙げると、90年代から00年代のロックが特に大好きです。もちろん今の音楽も大好きですが、普段聴いているのはその年代のアーティストが多い気がします。

ぺっぺさんがバンドをやりたいと思うようになったきっかけのアーティストは?

DYGLさんです。高校生の時にひとりでライヴを観に行って、MCで秋山信樹(Vo&Gu)さんが“好きなことをしたらいいし、自由に生きたらいい”と言っていたのを聞いて“あっ、音楽をしよう!”と思いました。その時のライヴも最高だったので、そんな中で放たれたひと言が私には大きな意味になりましたね。

ヤユヨは“ジャンルに縛られずに音楽がしたい。日常を音にしたい。音楽は永遠に楽しい!”という想いを大切にして活動しているそうで。

はい。もとを辿ると、メンバーの好きな音楽がバラバラってところからそう考えるようになったんです。J-POPはもちろん、歌謡曲も好みですし、メロコア、流行りのシティポップ、オルタナティブ…00年代の邦楽なんかはメンバー共通で大好きなアーティストばかりで。あと、私は海外のバンドも大好きだったり。こんな感じで、いろいろな音楽を聴いて毎日を過ごしているので、いざ自分たちが音楽を作るってなった時にジャンルを確定されることが附に落ちなかったんですよね。ガールズバンドでまだまだ若者だけど、J-POPみたいな歌もあれば歌謡曲のような歌もありますし、もっといろんな音楽をやっていきたい。その中で、日常で感じることや見たもの、聴いたもの、触ったものも音楽にしていきたいし、それができるのが音楽の最大の魅力だと思うんです。私たちにとっての音楽は永遠に楽しくて、ずっと触れていたいものなので、その想いを携えて活動をスタートしました。

楽曲制作はどのような流れで行なっていますか?

リコがコードとメロディーを考えて、それを私が組み立てていくっていうのがだいたいのやり方です。私がコードとメロディーを作ることもあり、リコが作るものとはまた違った音楽が出来上がるので、そこを強みにしていきたいと思ってます。

具体的にどんな違いがあるんですか?

リコは「さよなら前夜」みたいなポップで聴き馴染みの良い音楽をよく作ってきますし、私は「メアリーちゃん」みたいな癖のある、聴く人を選ぶような曲が多いです。ソングライターがふたりいることが、ヤユヨの多様な音楽性としてうまく反映されたらいいなと。“飽きない音楽”という言い方が意識としてはもっとも近いかもしれません。

ライヴ会場とタワーレコードの一部店舗(未流通コーナー)で発売中のシングル「さよなら前夜」には切ない恋心が描かれた4曲が収録されていて、中でもポップで明るい表題曲はYouTubeに公開されたMVの再生回数もぐんぐん伸びていて話題になっていますね。

「さよなら前夜」はポップでキャッチーな感じを狙って作ったので、スタジオで完成した時から何かの表題曲になることは予測していたんです。バンドを結成してからリコが初めて書いた曲で、携帯の録音を聴いた時点ではバラードっぽく、彼女の実体験がモチーフになった悲しい歌詞だったので、最初は全体的にもったりとした切ない曲でした。でも、曲と一緒にリコから“めちゃくちゃ明るい歌にしてほしい”というメッセージがきたので、テンポを上げて楽器隊も単調で聴き馴染みやすい邦楽ロックを意識して作りました。リコ的には実体験の歌詞ゆえの恥ずかしさから、あえて明るく歌いたいという気持ちがあったみたいです(笑)。

でも、一番最後に収録されていることにはどんなこだわりが?

シングルを作ることになって、どの曲を入れるか、何曲にするか、順番はどうしようとか…初めてのことばかりで結構迷いましたが、CDを上から順に聴いた時にライヴに来ているような感覚になればいいなと思ったんです。だから、軽快なリズムから始まる「ユー!」、一転して雰囲気が暗くなる「メアリーちゃん」、切ない歌詞のバラードロック「七月」、最後に「さよなら前夜」という流れにしました。ライヴのようなテンションの起伏を楽しんでもらえたら嬉しいです。

なるほど。ポップな「さよなら前夜」のMVを観てヤユヨを知った人も多いと思うのですが、シングルを聴いた時に「メアリーちゃん」でクールな一面も感じられました。

私が作ったので、デモの時点から「さよなら前夜」とはまったく雰囲気の違うものでしたね。この曲は歌詞を見ていただければ分かるように、メンヘラ気味の女の子の歌なんです。どうやって生活をしていて、周りにどんな人がいるのか、性格や見た目などの人物設定をして書いたので、暗いロックにしたくて。常に怒りが込められているような、情緒不安定な感じ。サビに向かって感情が膨れ上がる感じもアレンジに入れたつもりです。

ヤユヨにとって初めてのシングルが完成したわけですが、心境はいかがですか?

どう思われるのだろうととてもソワソワしました。未熟者の私たちは第三者目線で評価される機会も滅多になかったので、少し不安もありましたし…。でも、タワーレコードのタワクルコーナーさんをはじめ、いろいろな方のお力を借りて少しずつCDを聴いてもらえることが増えているみたいで、褒めてもらえることもあり、とてもありがたいと感じてます。全曲おすすめなので、まずは「さよなら前夜」以外にも良い曲があることを知ってもらい、ライヴにも足を運んでもらえたら一番嬉しいです。

結成1年で着々を注目が集まっていますが、ヤユヨはご自身でどんなバンドだと思いますか?

結成1年とはいえ、ライヴに出演させてもらうようになってからは9カ月程度なので、まだまだ先のことは分かりませんが、とにかくもっとたくさんライヴをして、いろいろなイベントに出演させてもらえるようになりたいです。あとは、夏フェス、冬フェス! フェスは日本のロックに触れる場として最大の醍醐味だと思っているので出てみたいです。今は多くの方々にヤユヨを知ってもらえるように精進するのみだと思っています。ひたすら練習して、ひたすらいい歌を書いて、ひたすらライヴをする。これだけですね。ヤユヨはこれからさらに頑張っていきますので、応援していただけると嬉しいです!

取材:千々和香苗

シングル「さよなら前夜-Single-」2019年12月23日発売
    • ¥500(税抜)
    • ※自主制作音源
    • ※ライヴ会場&タワーレコード一部店舗にて発売中
ヤユヨ プロフィール

ヤユヨ:2019年1月に大阪で結成された、メンバー全員が現役大学生のガールズバンド。 “ジャンルに縛られずに音楽がしたい。日常を音にしたい。音楽は永遠に楽しい!”を忘れずに、関西を中心に活動している。YouTubeには公開した「さよなら前夜」のMVは約10日間で10万回再生を突破。ヤユヨ オフィシャルHP

L→R はな(Ba&Cho)、リコ(Vo&Gu)、ぺっぺ(Gu&Cho)
シングル「さよなら前夜-Single-」

OKMusic編集部

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