L→R 原田直樹(Dr&Cho)、中野大輔(Vo&Gu)、関 浩佑(Ba&Cho)

L→R 原田直樹(Dr&Cho)、中野大輔(Vo&Gu)、関 浩佑(Ba&Cho)

【ジラフポット】シンプルなのにじっ
くり聴くと深みが増してくる作品

2月に前作EP『Last Man Standing』をリリース後、ツアー中の3月に交通事故に巻き込まれたことにより活動を休止していたジラフポット。そんな彼らが2ndミニアルバム『Breathe and breathe again』を11月18日にリリースした。バンドの新しいスタートとも言える近作について中野大輔(Vo&Gu)に訊いた。
取材:高良美咲

2月にリリースしたEP『Last Man Standing』はどのような反響を受けましたか?

振り幅の広い作品に仕上がったので賛否が分かれたように感じましたが、ジラフポットを初めて聴いてくれたという人が増えたんじゃないかと思います。リリース記念の東京でのワンマンの後に交通事故を起こして活動が一時停止していたので、それどころじゃなかったですね。

これまでもメンバーの怪我など紆余曲折がありつつ、前作のツアー中の3月には交通事故に巻き込まれたことによりライヴ活動を休止しましたが…休止中はバンドにとってどのような期間でしたか?

バンドにとっては無意味な時間でしたが、メンバー個人個人が頭の中をリセットできたみたいで、無駄話も増えて前より仲が良くなりましたね。今作の1曲目「Beautiful Nonsense」には、休止中に感じた焦りや不安を吐き出しています。あの事故がなければこの歌詞は生まれてないです。

ライヴ活動を再開した現在の心境はいかがでしょうか?

“吹っ切れた”というのが一番それらしい表現になると思います。活動休止から復活して再度3ピース体制でライヴをした時に、今まで恐れていた感覚がなくなっていたんです。失敗とかみんなの反応とか、全部に怯えながらライヴをしていた自分がいなくなってました。それがメンバーに伝わったかは分からないですけど、ライヴのレベルがやっとここで上がった気がしましたね。レベルが上がるのに5年ぐらいかかりました。

11月18日にリリースとなる2ndミニアルバム『Breathe and breathe again』は、いつ頃から制作にとりかかったのでしょうか?

今回は時間に余裕を持って夏前頃から制作にとりかかりました。自分の中にあったコンセプトとしては純粋なロックアルバムが作りたかったんですが、最終形はいつも通りのジラフポットもあり、ロックミュージックの伝統や継承もありのアルバムになりました。純粋なロックではなくなりましたね。

そんな今作に名付けた“Breathe and breathe again”に込められた思いとは?

“俺たち、生きてます!”です。

「Beautiful Nonsense」は“美しい”と多用された歌詞が耳に残りますが、いつ頃できた曲ですか?

サビのコード進行は前回のEP(『Last Man Standing』)のレコーディングの空き時間にできたもので、そこからは何も手を付けていなかったんですが、選曲の段階でもっとシンプルでカッコ良い曲が欲しいという話になって引っ張り出してきました。歌詞は一番最後に付けましたね。

たんたんとした歌からアグレッシブな盛り上がりを見せる「I am A」はライヴでの大合唱も想像できる楽曲でした。

メンバーから“もっとライヴ映えのする曲が欲しい”とオーダーが入って作った曲で、ちょうど自分もメタルばっかり聴いていた頃なので、その影響をかなり受けていると思います。最近ではみんなあんまりやってくれないパワーコードゴリ押しの、あの懐かしい感じです。やってやりました。

「The Creator's Creator」は疾走感のある中でさまざまな展開をみせますね。

僕の頭の中をそのまま出した、“THE 中野大輔ソング”です。本当はMVをこの曲にしようと思っていましたが、映像では再現不可能なのではないか?という疑問が生まれてやめました。メンバーにも止められましたね。

「環水平アーク」のタイトルの“環水平アーク”とは大気光学現象の一種を意味していますが、どういったきっかけからできた楽曲でしょうか?

数年前からこのタイトルの曲を作りたいという願望があったんです。この現象自体を見たことはなかったのですが、語呂が良かったというか、何か曲にしたいという魅力を感じて。このタイトルからイメージをしてコードを展開させて、ノスタルジックにまとめてみました。

最後を締め括る「Dear Heaven」はゆったりとしたミディアムナンバーですね。

今まで避けてきたロックバラードなので、大きな第一歩となる一曲だと思います。ありのままを歌詞に込めました。

今作にはジラフポットのいろいろな面を見せる7曲が収録されましたが、出来上がってみてどのような一枚になったと実感していますか?

シンプルなのにじっくり聴くと深みが増してくるようなミニアルバムになりましたし、今作が最高傑作だと思いますね。曲中には僕が幼い頃から聴いてきたロックミュージック、HR/HMの要素を至るところに散りばめたので、よく聴いて探してみてほしいです。

中でも思い入れのある曲は?

「The Creator's Creator」と「環水平アーク」は、今回の作品の中で好き放題させてもらった曲なのでストレスなく制作できました。毎回、メンバーからのオーダーがいろいろありすぎて頭を掻き毟りながらやってますから…。

リリース後の11月28日から来年2月末にかけてワンマンライヴを含めたツアー『Get Myself Back Tour 2015-16』を行ないますが、どのようなツアーにしたいですか?

新しい気持ちで迎えるツアーなので、生まれ変わったジラフポットを存分に堪能してもらえるツアーにしたいです。曲が増えた分、セットリストもガラッと変えて、今までにない最高のライヴを目標に掲げていきます。ファンのみなさんにも、名前だけ知っていてツアーで初めてライヴを観る方々にも新たなジラフポットを見せつけますよ。よろしくお願いします。
『Breathe and breathe again』
    • 『Breathe and breathe again』
    • GPCD-1003
    • 2015.11.18
    • 2160円
ジラフポット プロフィール

ジラフポット:2009年に大阪で中野、原田を中心に結成。11年に関が加入し現在の編成になる。キャッチーなメロディーと変幻自在で先が読めない展開、感情を爆発させたようなエモーショナルなサウンド、そして卓越したライヴパフォーマンスで圧倒的な存在感を示す。ジラフポット オフィシャルHP

OKMusic編集部

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