【Lighter 190E】Lighter 190Eの暗の
部分にだけ
スポットを当てた
取材:土内 昇
…とバンド名の意味について話してくれた伊藤里奈(Vo&Gu)。そんなLighter 190Eのサウンドは、彼女のヴォーカルによってポップでキャッチーに聴こえるが、ギターは攻撃的で棘があり、リズム隊も存在感があって、聴いた後にヒリヒリとしたものが残る。そこでどんなことを意識して楽曲制作を行なっているのかを訊いてみた。
前作『満ち潮のわすれもの』から半年を経て、アルバム『acrimony』を発表したLighter 190E。しかし、本作は“アルバム”とはいえ、収録曲数は4曲のみ。全曲2~3分前後で、特に長い曲が入っているわけでもない。まずはそこが気にかかった。
そんな本作を象徴しているのは、やはり表題曲の「acrimony」。歌から受ける印象はポップでキュートなのだが、そのサウンドは棘であったり、アグレッシブさを感じさせる。