ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!

ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!

愛にできることはまだありそう、
今聴いておきたいラブソング5選

突然ですけど、理由ははっきり分からないですけど、“愛”を歌った曲が最近めっぽう多くないですか? 軽いタッチの色恋ソングじゃなくて、愛そのものをドン!とテーマに据えた曲が。いろんなアーティストの新譜を聴くにつけ、そりゃあもう“ムムッ!”と思うくらいよく出会うので、何かが一周回ってなのか、とにかく世の中が愛を欲している感じなのかなと。昔っぽく言うと“愛だろ、愛っ。”(調べたら25年前くらいのコピーでした)的なムードなのかもしれませんね。そんなわけで、気になった5曲をピックアップしてみました。
「新世界」収録アルバム『aurora arc』/BUMP OF CHICKEN
シングル「愛が分母」/佐野元春&ザ・コヨーテバンド
「愛にできることはまだあるかい」収録アルバム『天気の子』/RADWIMPS
「bless You!」収録アルバム『bless You!』/ORIGINAL LOVE
シングル「馬と鹿」/米津玄師

「新世界」('18)/BUMP OF CHICKEN

「新世界」収録アルバム『aurora arc』/BUMP OF CHICKEN

「新世界」収録アルバム『aurora arc』/BUMP OF CHICKEN

まずは、BUMP OF CHICKENがロッテ創業70周年記念スペシャルアニメーションのために書き下ろした「新世界」。再生した瞬間に、目の前の景色がぱぁっと明るくなるような幕開けから印象的な、最新アルバム『aurora arc』の中でもとびきりのポップナンバーで、紙鉄砲をサンプリングしたり、デジタルな音色があったりと、サウンドメイクもキュートで素晴らしい。聴けば、ちょっとの憂鬱くらいはいつの間にか晴れちゃうはず。《ベイビーアイラブユーだぜ》も耳に残りまくるパンチラインです。

「愛が分母」('19)
/佐野元春&ザ・コヨーテバンド

配信シングル「愛が分母」/佐野元春&ザ・コヨーテバンド

配信シングル「愛が分母」/佐野元春&ザ・コヨーテバンド

佐野元春が自身のザ・コヨーテバンドに加え、東京スカパラダイスオーケストラの面々(NARGO、北原雅彦、GAMO、谷中敦)もセッションに迎え、8月14日に配信リリースしたばかりの新曲「愛が分母」。ゴキゲンでピースフルなスカサウンドの中、《残酷なことばかりさ 愛が分母でも》《でももう一度試したいんだ》といった、シンプルな言葉ながらも深い愛を滲ませ、力強く胸に響かせるリリックはさすがです。毎日の足取りを少し軽くしてくれるような名曲!

「愛にできることはまだあるかい」
('19)/RADWIMPS

「愛にできることはまだあるかい」収録アルバム『天気の子』/RADWIMPS

「愛にできることはまだあるかい」収録アルバム『天気の子』/RADWIMPS

興収100億円突破でなお絶賛公開中の新海誠監督によるアニメーション映画『天気の子』。「愛にできることはまだあるかい」は劇中の物語が伝えるメッセージそのものと言ってもいいほど重要なシーンを担う約7分の大曲で、ピアノ伴奏→バンド→ストリングスサウンドへと昇華していくアレンジも素晴らしくドラマティックです。《愛の歌も 歌われ尽くした 数多の映画で 語られ尽くした》と歌いながらも、《愛にできることはまだあるよ》と結ぶ。その気概に胸打たれます。

「bless You!」('19)
/ORIGINAL LOVE

「bless You!」収録アルバム『bless You!』/ORIGINAL LOVE

「bless You!」収録アルバム『bless You!』/ORIGINAL LOVE

今年2月にリリースされた最新アルバム『bless You!』の表題曲で、田島貴男が自ら監督を務めて撮影および編集を担当した全編8mmフィルムによるMVも公開となったばかりのナンバー。踊り出したくなるようなジャジーなサウンドに乗せ、《bless You! 祝福を 愛を 慈しみを あなたに》と朗らかに歌う中、同時に聴き手を切なくもさせるこのノリは本当に熟練の域というか、たまらない深みがあります。ラストに向かってどんどんスリリングでプログレッシブになっていくアレンジも最高!

「馬と鹿」('19)/米津玄師

シングル「馬と鹿」/米津玄師

シングル「馬と鹿」/米津玄師

池井戸潤の小説が原作、大泉洋が主演を務める、TBS系“日曜劇場”枠で放送中のドラマ『ノーサイド・ゲーム』の主題歌として、米津玄師が書き下ろしたのが「馬と鹿」。ドラマを毎回熱く盛り上げる、壮麗なストリングスアレンジも際立つこの曲のサビ《これが愛じゃなければ 何と呼ぶのか 僕は知らなかった》を聴いて、今の世の中に足りていないものってこういう泥臭い愛なのかなと改めて思ったのでした。彼のような音楽シーンをリードするアーティストが、不器用な感じかつ誠実に歌ってくれるのも嬉しい。

TEXT:田山雄士

田山雄士 プロフィール:フリーのライター。元『CDジャーナル』編集部所属。同誌の他、『okmusic UP's』『ナタリー』『bounce』など、雑誌/WEBを中心にお仕事をしています。日本のロックバンド以外に、シンガーソングライターとか洋楽とか映画とかも好きです。

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