来てるぜ、バンドブーム! 2016年、
さらなる活躍に期待する注目バンド5

2016年も明けてひと月になりますが、来てると思うんですよね、バンドブーム。ライヴハウスレベルではすでに役者が揃ってて、あとは世に出るタイミングを待つだけ。時代をリードするようなカリスマバンドの登場も必要だと思うけど、愛と情熱と影響力のあるメディアが現在のシーンを包括して世に伝えることができたら、世間を巻き込むムーブメントが作れると思うんですよね。つうことで、今年さらなる活躍が期待できる5バンドを紹介。他にも注目のバンドはたくさんいますが、中でも旬の5組をチョイス!

1.「B!tch」(’14)/夜の本気ダンス

08年、京都にて結成された4人組ダンスロックバンド。フェスブームでダンスロックが主流となっている若手バンドの中で、「ロックンロールはダンスミュージックだ!」と、ルーツを基調とした信念を持つ音楽性で、“ちゃんとやかましい”サウンドを鳴らしてる彼らの楽曲は初めて聴く人にも強烈なインパクトを与え、心地良く体を揺らしてくれる。3月にはメジャー1stアルバムとなる『DANCEABLE』リリース。やかましくて踊れる一枚です!

2.「カウンターアクション」(’15)/
go!go!vanillas

14年メジャーデビュー、4人組ロックンロールバンド。昨年9月、脱退したギタリストがチェンジ。2月には2ndアルバム『Kameleon Lights』のリリースを控えた彼らだが、現在の彼らがすこぶる良い。メンバーチェンジ後、初の音源となり、ロックバンドとしてひとつ腹を括った感のある「カウンターアクション」。少なからず地獄の淵をちらりと覗き見て、“それでも僕らはそう生きていく”と覚悟を歌う彼らのたくましさに震えろ!

3.「この高鳴りをなんと呼ぶ」(’13)
/忘れらんねえよ

08年結成。ヴォーカル&ギターの柴田隆浩の愛すべきキャラもあって、童貞偽装だ、ドミノに挑戦だと色物扱いされることの多い彼ら。しかし、決して器用じゃない男が本気で戦う姿や、飾りのないメッセージにはいつも心震わされるし、感銘させられている。こちらも昨年11月にドラムが脱退して、2人体制での再スタートを切ったばかりだが。2月発売のベスト盤『忘れらんねえよのこれまでと、これから。』収録の新曲たちは、これまで以上にエネルギッシュ。“忘れらんねえよのこれから。”に期待!

4.「人間ロック」(’16)/ドラマチッ
クアラスカ

10年結成。神戸出身のギターロックバンド。楽曲の良さやライヴアクトに定評の高いこのバンドだが、これまでの彼らのイメージとも異なる、突き抜けた感のある新曲を聴いてブッ飛んだ。ドラマ『よろず屋ジョニー』主題歌で、台本から触発されて歌詞書いたらしいのだが、本音と衝動が爆発するエネルギッシュな歌やサウンドに大興奮! 人間味が滲み出たロックにしか興味ない僕には、まさにど真ん中。聴き手に一発で伝わるこういう曲こそ、バンドの代表曲になったりするのでは?とすら思った。

5.「はじまり」(‘16)/BLUE ENCOUN
T

04年結成、4人組ロックバンド。年明けにZepp TOKYOでの2デイズ公演をソールドアウトさせ、1月22日には『ミュージックステーション』に初登場。そして、10月には初の日本武道館公演も決まり、今、破竹の勢いを見せているブルエン。選手に寄り添うため、自身の辛い過去と向き合って楽曲制作をしたという、『全国高校サッカー選手権』の応援歌でもあるこの曲。熱いメッセージを限りなく近いところから鳴らしてくれる僕らのリアルヒーローが、全国を席巻する日は近い!

著者:フジジュン

OKMusic編集部

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