ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲

    ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲

    この間の台風さえなければ! リベン
    ジを誓う5曲

    「諦めましたよ どう諦めた 諦めきれぬと諦めた」というのは花柳界の都々逸ですが、この夏楽しいことありましたか。私は久々に首を縊りたくなるほど公私ともにトラブル続きでした。いいことと言えば、先月国立演芸場に落語を聴きに行った時に、トリを務めた桂歌丸師匠の誕生日をサプライズでお祝いしたくらいです。まさか師匠のためにハッピーバースデーを合唱することになる日が来るとは思いませんでした、しかも『報道ステーション』の取材で訪れていた松岡修造さんも一緒に。まぁそれはさておき、今年も夏フェスで束の間の自由とカタルシスに身を委ねて理性の留め金がぐらんぐらんになった方がたくさんいたことでしょう。その一方で、先日の台風によって楽しみにしていたイベントが中止になってしまった人もいるでしょう。「このために辛い現実に耐えてきたのに」と涙を飲んだみなさま、どうか生き延びてください。きっと待ち望んだ以上の景色に没入できる、ぎらぎらの陽光と音がざんざんとナイフのように降り注ぐ酷暑が訪れるはずです。
    「ララララ・ライフ」/夢みるアドレセンス
    「鐘泣く命」収録アルバム『Crying End Roll』/indigo la End
    「ぎゃらんぶー」収録EP『ほったらかシリーズ』/CHAI
    「タカアキのズンドコ節」収録シングル「デラノーチェ北浜/タカアキのズンドコ節」

    1. 「ララララ・ライフ」(’17)/夢
    みるアドレセンス

    「ララララ・ライフ」/夢みるアドレセンス

    「ララララ・ライフ」/夢みるアドレセンス

    眩いビジュアルと圧倒的なパフォーマンスでなんだ坂こんな坂な苦境を乗り越えて前進し続ける夢アドも、『イナズマロックフェス2017』の2日目に登場するはずだったのです。病気療養により活動を休止していた小林れいの復帰作となる「ララララ・ライフ」は、ミュージカル調の楽曲とMVが映画『ララランド』を彷彿させ、ポジティブなメロディラインとペーソスの効いた詞のコントラストからメンバーたちの未来への意志が強烈に打ち出されるクライマックスのカタルシスに思わず拳を振り上げてしまうゴージャスな作品です。Cメロで心情を掻き立てるようにジミヘンばりのギターが挿入される遊び心の乱脈にくすりとしつつも、あくまで4人の素体の歌声を前面に出している実直さに涙がこぼれます。

    2. 「鐘泣く命」(’17)/indigo la
    End

    「鐘泣く命」収録アルバム『Crying End Roll』/indigo la End

    「鐘泣く命」収録アルバム『Crying End Roll』/indigo la End

    さまざまな深度と濃度の“青”を知覚させる、indigo la Endの3rdアルバム『Crying End Roll』より。どこかエスニックで物悲しいギターのイントロから幕を開けると、センシティブながら生命活動と恋愛が肉薄した切実な詞、ヴォーカルに寄り添うようにメロディアスなベースにたちまち感傷的になってしまいますが、何よりも佐藤栄太郎というドラマーの存分に味わえる一曲です。ソリッドでパワフルなスナップ、芳醇ながら小気味良く、かつ“リズム楽器”としてのみならず、他のパートを遮ることなく拮抗する贅沢さ。リリースツアーの岡山公演を開催予定だった17日当日は、台風により急きょショートライヴに変更されましたが、11月には振替公演も行なわれます。諦めないで!

    3. 「ぎゃらんぶー」(’16)/CHAI

    「ぎゃらんぶー」収録EP『ほったらかシリーズ』/CHAI

    「ぎゃらんぶー」収録EP『ほったらかシリーズ』/CHAI

    軽快なフィジカルとコミカルなパッションでハッピーになれる、ガールズファンクバンドのCHAI。目下注目株の彼女たちが昨年発表した『ほったらかシリーズ』に収録されている「ぎゃらんぶー」は“毛”の話をライミングした曲らしく、言われてみればタイトル自体“ギャランドゥ”の空耳に思えないこともないです。出演するはずだった『パルTAMAフェス2017』の17日公演は残念ながら中止となってしまいましたが、タイトなドラムとパーカッシブなベースのクールなリズム、一見無関係かつ無意味なワードの羅列に普遍的な毛の悩みが大胆不敵にサンプリングされたナンセンスなリリックをファニーに歌い上げる双子のマナ(Vo&Key)・カナ(Vo&Gu)に胸が撃たれっぱなしのこの曲を、11月からスタートするツアーでぜひ聴いてください。

    4. 「タカアキのズンドコ節」(’15)
    /赤犬

    「タカアキのズンドコ節」収録シングル「デラノーチェ北浜/タカアキのズンドコ節」

    「タカアキのズンドコ節」収録シングル「デラノーチェ北浜/タカアキのズンドコ節」

    『MONGOL800 ga presents 800だョ全員集合!! 大阪公演』は10月に延期となりましたので、チケットを持っている方はオフィシャルHPで詳細を確認しましょう。また、今の赤犬は咳こ込むど濃厚で老練したムード歌謡バンドになっているので、「全裸ブギ」等を演じていたスカムファンクバンド時代の赤犬しか知らない人は今すぐYouTubeをチェックして知識をアップデートし、演奏隊のレンジの幅の広さに脱帽しましょう。そして、ザ・ドリフターズや氷川きよし等でお馴染みの“誰のものでもなく、誰のものでもある”ズンドコ節を哀愁と横ノリ感で典雅にデコレートしたこの曲で、ギラギラした目張りがなんともセクシーなタカアキさんの華美なステージングにうっとりしながら踊りましょう。

    5. 「あたいはあんたの狼になりたい」
    (’15)/切腹ピストルズ

    『焼來肉ロックフェス2017』に出演予定だった“トライバルミニマルパンク集団”切腹ピストルズ。3 .11をきっかけに“電気をなるべく使わない音楽”を貫き通す彼らの切り込みナンバーは、ストゥージズの「I Wanna Be Your Dog」の鋭利なカバー。エフェクターをかました三味線のぎゃりぎゃりとした音色が耳から身体中の神経に延焼し、つむじ風のように吹きすさぶ笛の音と荒ぶる大太鼓に、自ずから腰をぐっと落としててんで出鱈目なステップを踏んでしまうハードコアパンク音頭ですが、残念ながら音源化されていないので、ぜひライヴに行って汗だくになったり、ボコボコになったりしながら堪能してください。

    TEXT:町田ノイズ

    OKMusic編集部

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