OLDCODEX Painter YORKE. 『WHY I P
AINT
~なぜボクがえをかくのか~』
- 第48回 High and Dry / Radiohead
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まるで世界のすべてを知った気になって
ビルの屋上から寂しそうな街を見下ろす
空から見れば全然高くなんてなかったのに
見上げる事は頭に無かった
世界中に取り残されたような気になって
全身を黒いウェアで包み隠す
光から見れば影にもなれないのに
自分勝手の積み重ねが
孤独になって波のように迫ってくる

たくさん愛されたいはずなのに
たくさんを嫌っていた

非常階段から見える部屋の窓に
キラキラのイルミネーションが飾られていて
オレがいる世界よりあったかそうに見えた
「こんなところでひとりにしないで」
キミはきっと泣きたくても
涙の流し方をよく知らなかったんだ
聖なる夜を祝うグリーティング。
ここでは4度目だね。

今夜キミはどんな歌を歌い、踊ってるの?
相変わらず合唱を横目に隅っこで
緑色の太陽の絵でも描いているのか。

あの場所にひとり取り残された少年を
迎えにいってやろう
壊せないほど大きな鏡を抱えて

メリークリスマス。
大人になってこの季節が大好きだって
人に伝えられるようになったよ。

今年も1年ありがとう。
来年もここで会えたらいいね。

YORKE. December, 2016

OLDCODEX プロフィール

オルドコデックス:2009年に結成。ラウド、ダンス、パンク等の様々な要素を取り込んだサウンド、それにインスパイアされながらアートワークを作り出すペインティングにより、観る者、聴く者の、五感を刺激する作品を打ち出している。TVアニメシリーズの主題歌を担当することも多く、『SERVAMP』『GOD EATER』『黒子のバスケ』『Free!』シリーズ等、タイアップは多岐にわたる。15年に初の日本武道館公演を行ない、16年6月に発売した4thアルバム『Fixed Engine』では、オリコンウィークリーチャート3位を記録。ライヴではYORKE.自らが制作に携わる巨大なセットという名のアートを背負い、その存在感を見せつけている。そして、バックドロップにも必ず手を加えるので、常に作り手の体温が感じられることも特徴のひとつ。国内を中心としつつ、アメリカ・台湾・中国・韓国・シンガポールでもライヴを敢行するなど、ワールドワイドな活動を行なっている。OLDCODEX オフィシャルHP

OKMusic編集部

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