OLDCODEX Painter YORKE. 『WHY I P
AINT
~なぜボクがえをかくのか~』
- 第15回 Trash / Suede -

19歳、とにかく時間を浪費するほどあった頃。
アルバイト先で友達になった歳上のベーシストの部屋で、夢を語り合ったり大人の真似事を覚えたり、知らないジャンルの音楽を知ったり。
上京してきた彼は、オレより色々な事を知っていたんだ。殺風景な部屋で、彼が大切にしていたベースを少し教えてもらったりもした。その頃のオレは楽器に興味を持てなくて、スピーカーから流れる音楽に合わせてベースを弾く彼の姿を絵に描いたりした。ヤツの彼女ともオレは仲が良かったから、バイト終わりの明け方によく一緒に朝食を食べたりした。生意気な盛りのオレに2人はとても優しかった。ある日、食事を終えた明け方の路上で、その彼女が突然オレを好きになったと言い泣き出した。彼はまるで全てお見通しだったかの様に気まずそうに距離を作った。オレは2人とも大好きだったけど、その瞬間に違う場所、どこか遠い場所に行ってしまったみたいで悲しかった。
"ただのゴミくずなのさ、ぼくときみは"
明け方の街で、風に舞ったゴミくずが美しかったよね。

そしてぼくは今日も絵を描く。
街には素敵な音楽が溢れているから。
OLDCODEX プロフィール

オルドコデックス:2009年に結成。ラウド、ダンス、パンク等の様々な要素を取り込んだサウンド、それにインスパイアされながらアートワークを作り出すペインティングにより、観る者、聴く者の、五感を刺激する作品を打ち出している。TVアニメシリーズの主題歌を担当することも多く、『SERVAMP』『GOD EATER』『黒子のバスケ』『Free!』シリーズ等、タイアップは多岐にわたる。15年に初の日本武道館公演を行ない、16年6月に発売した4thアルバム『Fixed Engine』では、オリコンウィークリーチャート3位を記録。ライヴではYORKE.自らが制作に携わる巨大なセットという名のアートを背負い、その存在感を見せつけている。そして、バックドロップにも必ず手を加えるので、常に作り手の体温が感じられることも特徴のひとつ。国内を中心としつつ、アメリカ・台湾・中国・韓国・シンガポールでもライヴを敢行するなど、ワールドワイドな活動を行なっている。OLDCODEX オフィシャルHP

OKMusic編集部

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