Editor's Talk Session

Editor's Talk Session

【Editor's Talk Session】
今月のテーマ:
『バーチャル渋谷』が示した
新しいライヴのかたち

音楽や文化の可能性を
提示することが最大の目的

『YOU MAKE SHIBUYA VIRTUAL MUSIC LIVE powered by au 5G』

『YOU MAKE SHIBUYA VIRTUAL MUSIC LIVE powered by au 5G』

石田
アーティストやお客さんからの反響はいかがでした?
石川
アーティストの参加後の声としては、総合的に満足いただいたのが約80パーセント。『VIRTUAL MUSIC LIVE』の会場の空間に対しても75パーセント以上の方がポジティブにとらえてくれていたので、今回のイベントは単純に楽しんでいただけた方が多いのかなと思っています。
長田
お客さんの声だと、初めてバーチャルでライヴを観たという方がほとんどでした。ライヴの回数を増すごとに楽しんでくださっているのを感じていましたね。ただ、機能面で分かりにくかった点も多いようで、最初は戸惑いのコメントもありました。道に迷ってしまってライヴに途中からの参加になったというコメントもあったので、そのひとつひとつを汲み取って、次に活かせればと思っています。あと、アンケートで“リアルのライヴに行きたくなりましたか?”という質問をしているのですが、かなりの数で“行きたくなった”という回答があったので、バーチャルで終わるのではなく、リアルのライヴに行きたいとか、アーティストの音楽を聴きたいと思ってもらえるような仕組みができたのかなと。それが今回の狙いでもあったんです。ここで終わるのではなく、音楽シーンやアーティストにつながっていく仕組みを我々は提供したいと思っていたので、そういう意味でも開催した意義があったと思います。
千々和
バーチャルは現実に近いものを作っているというイメージが大きかったのですが、実際にライヴを観てもらうとか、実際に渋谷に来てもらうという目的があるプロジェクトだからこそ、現実とバーチャルの違いが大事なのだと感じます。むしろ、配信やバーチャルに抵抗があったり、バーチャルライヴを観て若干のジレンマを感じることも含めて、渋谷の音楽シーンを守っていく一歩につながるのではないかと。
長田
まさに音楽や文化の可能性を提示することが、今回のプロジェクトの最大の目的でした。自分たちだけでなく、アーティストやライヴハウスの方々が思う部分もあると思うので、時間をかけて一緒に新しいものを作っていきたいです。

OKMusic編集部

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