朝早く会社に着いたら、まだ独り。始
業時間までに聴きたい曲
ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
「朝早く会社に着いたら、まだ独り。始業時間までに聴きたい曲」をテーマに選びました。早起してオフィスに行ったら一番乗り!朝の光が差し込む静かなオフィスで聴きたい5曲をどうぞ。
1.「SUN」/星野源
(選曲・文/石井由紀子)
2.「君は天然色」/大滝詠一
名盤『A LONG VACATION』の1曲目に収録されている、大滝詠一「君は天然色」。3連符を刻むキーボードのリズムが、朝の爽やかさを体現しています。特に、シングルVer.に収録されていない、本編が始まる前の15秒が最も朝の風景にピッタリです。オーケストラが開始する前の音合わせのように、ピアノの“ラの音”に合わせて各パートが静かに鳴り、ドラムスティックでリズムを刻み始めてから、この曲の本編・イントロが始まります。本編のイントロが始まる前と始まった後が、なんだかオフィスに人が入って来る前と後のような、静と動を表しているように感じます。
この雰囲気を体感するには、是非オリジナルアルバムで楽しんで頂きたいと思います。
(選曲・文/Kersee)
3.「360°(ぜんほうい)サラウンド」
/安藤裕子
高層ビルの窓から差し込む光の美しさ、遠くの景色を一望できる気持ち良さなど、案外オフィスからの風景も感動的なものです。いつもは忙しすぎて気付けなかった風景を楽しみながら、ゆっくりと朝の準備をする時に似合う曲です。
(選曲・文/石井由紀子)
4.「Takin' It to the Streets」/ DO
OBIE BROTHERS
この曲が収録された1976年発表の同名のアルバムでは、それまでバンドの魅力の中核であったトム・ジョンストンのワイルドでロック然とした個性から、元STEELY DAN(スティーリー・ダン)のツアー・メンバーで新加入のマイケル・マクドナルドらによる洗練された都会的なAORへと音楽性が移行。彼らのキャリアの分岐点であり、これはその移行期を代表する名曲です。
序盤からソウルフルなマクドナルドのヴォーカルが落ち着いた「オトナ」の風情を感じさせつつも、徐々に躍動感を増すリズムとゴスペル的なコーラスが、「さあ、今日も頑張りますか!」と、とてもスムーズに「やる気スイッチ」をONにしてくれます。
(選曲・文/伊藤威明)
5.「Start Me Up」/The Rolling Ston
es
(選曲・文/石井由紀子)
著者:NPO法人ミュージックソムリエ協会
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