ママの声がイチバン安心❤︎新米ママ
が赤ちゃんに歌ってあげたい曲

ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
赤ちゃんの誕生は、本当に喜ばしいことです。でも、新米ママには嬉しさと緊張が入り混じることがあるのではないでしょうか?多くの方のサポートも大事ですが、音楽でも新米ママの緊張をほぐすことができるはず。ということで今回は「ママの声がイチバン安心❤︎新米ママが赤ちゃんに歌ってあげたい曲」を選んでみました。
新米ママもパパも、将来的にママやパパになる方にも、オススメの6曲を選んでみました。

⒈「俺たちの明日」/エレファントカシ
マシ

出産して、多くのママが約1週間でおうちに戻ります。まだ、ふにゃふにゃで、ミルクを飲んでは眠ることを繰り返す赤ちゃん。その時間はとても幸せで、妊娠中のつわりや腰痛、出産の激痛すら簡単に忘れてしまうほど。と同時に初めてのことばかりで、これで大丈夫かな?間違ってないかな?と不安もいっぱい。約2時間おきに目覚める赤ちゃんにミルクをあげ、おむつを替える。おむつを替えたと同時に、ぶりぶり〜っと、またおむつが汚れた音がする。毎日睡眠不足で、ふらふらになりながら気がつけば笑顔を忘れていることも。
そんな頑張っている全てのママへ届けたい、そして歌ってほしいのが「俺たちの明日」です。童謡でもなければベビーに語りかける曲でもありません。でも、赤ちゃんが起きている時に、シェイカーを鳴らしてあげたりしながら「さぁ、がんばろうぜ♪」と歌ってみてください。なぜかとても勇気づけられるんです。そして、勇気付けられたママの笑顔を見ながら、赤ちゃんも嬉しそうに笑ってくれるはずです。赤ちゃんは何よりもママが笑ってくれることを喜んでくれるのですから。
(選曲・文/和久井 直生子)

2.「ONGAKU」/ Yellow Magic Orchest
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70〜80年代に世界を席巻したニューウェーヴと呼ばれる音楽のムーブメント。日本ではYellow Magic Orchestra(YMO)がその代表格でした。テクノポップを日本に持ち込み、当時は今まで聴いたことがない音楽ということで熱狂的に受け入れられました。社会現象にもなったYMO、「RYDEEN」などの名曲もありインストの印象も強いかと思いますが、この曲はYMO後期に作曲された正真正銘の歌モノです。
「ぼくは 地図帳拡げて オンガク」
「君は ピアノに登って オンガク」「ハハ 待ってる 一緒に 歌う時」
作詞・作曲者は現在も世界で活躍している坂本龍一。彼の前妻、矢野顕子との間に生まれた娘の坂本美雨に向けて作曲された曲です。発表された当時は坂本美雨がまだ幼い頃であり、いずれ彼女が成長したら歌詞にあるようなことを一緒にしたいという父としての想いが彼にはあったのではないでしょうか(歌詞自体は60年代の現代音楽の手法を指しているそうですが、単純にそれだけの意味ではない気がします)。メロディはさすが教授といった趣で、キャッチーでかつシンセサイザーの豊かな音色が心も豊かにしてくれます。
子供の成長が楽しみになってくるこの曲、ぜひ歌ってみてはいかがでしょうか?
(選曲・文/片山明憲)

3.「イマジン」/大島花子

「上を向いて歩こう」など、数々の名曲を歌った坂本九の長女、大島花子。柔らかく心に響く歌声を耳にすると、とてもホッとします。ここで歌われている「イマジン」は、ジョン•レノンの名曲を、忌野清志郎が訳詞したものです。恒久的な平和を願う歌を、柔らかな日本語の言葉で紡いだ、とても優しい曲です。大島花子の歌声が、赤ちゃんと新米ママを包み込んでくれます。(選曲・文/石井由紀子)

「上を向いて歩こう」など、数々の名曲を歌った坂本九の長女、大島花子。柔らかく心に響く歌声を耳にすると、とてもホッとします。ここで歌われている「イマジン」は、ジョン•レノンの名曲を、忌野清志郎が訳詞したものです。恒久的な平和を願う歌を、柔らかな日本語の言葉で紡いだ、とても優しい曲です。大島花子の歌声が、赤ちゃんと新米ママを包み込んでくれます。(選曲・文/石井由紀子)

「上を向いて歩こう」など、数々の名曲を歌った坂本九の長女、大島花子。柔らかく心に響く歌声を耳にすると、とてもホッとします。ここで歌われている「イマジン」は、ジョン•レノンの名曲を、忌野清志郎が訳詞したものです。恒久的な平和を願う歌を、柔らかな日本語の言葉で紡いだ、とても優しい曲です。
大島花子の歌声が、赤ちゃんと新米ママを包み込んでくれます。
(選曲・文/石井由紀子)

4.「なまえ」/谷本賢一郎

Eテレで放送されている「フックブックロー」という番組で、傑作くんとして親しまれている谷本賢一郎さん。お子さんのいる方は、ご存知の方が多いのではないでしょうか。番組の中で、様々なカバー曲を歌う傑作くんですが、番組の役柄としてではなく谷本賢一郎として発表している歌もあるんです。その1つがこの「なまえ」という歌。いろいろな気持ちを込めてつける我が子の名前。生まれる前からいっぱい考えて、実際に顔を見て、また考えて。この世に生まれた時のこと、お母さんがおっぱいをくれたこと、抱きしめてくれたことをいつしか子供は忘れていきます。幼い日のことを忘れて、また違う形で親との関係を築きながら、独り立ちしていくことが親の幸せでもあります。
先日、もうすぐ3歳になる我が子の前で、生後6ヶ月くらいまでに何度も歌った歌を口ずさんでみると、賑やかに遊んでいた手を止めて穏やかに聞き入っていました。「こんなに思っているのよ」なんて言わなくても、幼い日の記憶が消えてしまっても、赤ちゃんの時に歌ってあげた歌がいつか、ふと心に届くことがあるかもしれません。
(選曲・文/和久井 直生子)

5.「愛餓を」/はっぴいえんど

日本語ロックを確立した伝説のバンド、はっぴいえんどが発表した非常にシンプルで短い曲です。「あ」から「ん」までの50音を歌っています。歌詞もメロディもすぐに覚えられ口ずさめると思います。赤ちゃんも繰り返し聴いているうちに「あ」から「ん」まですぐ覚えられるかもしれません。
シンプルな曲ながら作詞は松本隆、作曲は大滝詠一と日本のポップスを発展させてきた2人で作られた曲であることも興味深いです(はっぴいえんどの曲なのでもちろん当然なのですが…)。彼らがはっぴいえんどで模索してきた日本語ロックの極みが、ひょっとしたらシンプルに日本語50音を歌ったこの曲なのかなあと思ったりします。
(選曲・文/片山明憲)

6.「可愛いベイビー」/中尾ミエ

タイトルに「ベイビー」と付いていますが、これは赤ちゃんのことではなく、大好きな彼のことなんです。歌っているとなんだか初恋のドキドキを思い出してしまいます。ポップでとってもかわいいこの曲「ハイハイ」と言いながら、ポンポンっと、ほっぺたを触ってあげたりすると赤ちゃんも楽しそうに笑ってくれるはずです。
そして、産後に訪れる「産後クライシス」予防にも効果があるのではないでしょうか。大好きだったはずの夫への愛情が出産を機に急速に消えて行ってしまうという、噂のアレです。実は私も出産から数ヶ月、赤ちゃんのことでいっぱいいっぱいで旦那さんへの「恋心」を失いかけたことが…そんな時に、この初々しい恋心いっぱいの曲を何度も歌うことで、旦那さんへの気持ちを思い出すことができました。産後クライシスを乗り切るには、努力も必要なんですよね。赤ちゃんとのコミュニケーションと同時に、旦那様への愛情にも音楽の力を借りてみませんか?
(選曲・文/和久井 直生子)

著者:NPO法人ミュージックソムリエ協会

OKMusic編集部

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