「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シ
ネマシーズン2023/24」全8演目と公開
日が決定

世界最高峰の名門歌劇場のひとつ、ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)で上演された、ロイヤル・オペラ、ロイヤル・バレエの舞台を、特別映像を交えてスクリーンで体験できる人気シリーズ「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」。その最新シーズン「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24」が、2023年12月15日(金)から2024年9月26日(木)までの期間中、全8演目を各1週間限定づつ、全国公開される。「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」は、ロンドンのコヴェント・ガーデンにある歌劇場“ロイヤル・オペラ・ハウス” (通称ROH)で上演された世界最高峰のバレエとオペラを映画館で鑑賞できる人気シリーズ。世界最高クラスのパフォーマンスを大スクリーンと迫力ある音響で体験できることに加え、リハーサルの様子や舞台裏でのインタビューなどの特別映像も堪能できるということで、シーズンを重ねるごとにファンが増えている。
【動画】『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24』予告
そんなシネマシーズン2023/24の全8演目は次の通り
◆オペラ演目(ロイヤル・オペラ):
『ラインの黄金』
『蝶々夫人』
『カルメン』
『アンドレア・シェニエ』
◆バレエ演目(ロイヤル・バレエ):
『ドン・キホーテ』
くるみ割り人形』
『マノン』
『白鳥の湖』

■ロイヤル・オペラ~パッパーノの集大成となるラストシーズン
2002年以来音楽監督を務めてきたアントニオ・パッパーノのラストシーズンとなるのが新シーズン(次期音楽監督にはチェコの指揮者ヤクブ・フルシャが発表されている)。「ROHシネマシーズン」をスタート時から牽引してきたパッパーノは、その集大成として、19世紀中盤から20世紀初頭のフランス・ドイツ・イタリアのオペラの名作をラインナップ。
新シーズンで、オペラのオープニングを飾るのは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』にも影響を与えたとされるワーグナー畢生の大作『ニーベルングの指環』全四部作の「序夜」にあたる『ラインの黄金』(2023年12月15日公開)。今回の新制作では、世界的な人気演出家バリー・コスキーが、その奇抜なアイデアで観るものの想像をはるかに超える舞台を創り上げる。
ロイヤル・オペラ『ラインの黄金』 (c)2023 ROH
日本人なら一度は観ておきたい名作オペラ『蝶々夫人』は、2003年に初演されたモッシュ・ライザー&パトリス・コーリエ演出プロダクションを、より日本人らしい所作を取り入れアップデートした2022年改訂版の再演。
ロイヤル・オペラ『蝶々夫人』 (c)2022 Tristram Kenton
『カルメン』ではコロラトゥーラ・メゾソプラノの珍しい声を持ち、いま最も期待されるアイグル・アクメチーナのカルメンに大注目!
ロイヤル・オペラ『カルメン』 (c)Lera Nurgalieva
『アンドレア・シェニエ』ではパッパーノがロイヤル・オペラ・ハウス音楽監督として最後のステージに華を添えます。オーソドックスなグランドオペラから斬新な読み替えまで、演劇の国ならではの演出重視のパフォーマンスと、グローバル都市ロンドンを象徴する国際色豊かなアーティストの競演が見どころ。
ロイヤル・オペラ『アンドレア・シェニエ』 (c)2015 ROH. Ph by Bill Cooper

■ロイヤル・バレエ~演劇の国イギリスならではのドラマ表現に注目
そしてバレエの幕開けはスペインを舞台にした陽気なコメディ作品『ドン・キホーテ』(2024年1月26日公開)、バレエを観るのが初めての方でも楽しめる快作だ。
ロイヤル・バレエ『ドン・キホーテ』 (c)2019 ROH. Photographed by Andrej Uspenski
冬の風物詩『くるみ割り人形』のロイヤル・バレエ版は幾多の「くるみ」の中でも物語性が高く、ファンタスティックで家族連れにも大人気。
ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』 (c)2022 Asya Verzhbinsky
ロイヤル・バレエは演劇の国イギリスならではのドラマティック・バレエも得意だが、その中でも最高傑作とされる『マノン』は、華麗で退廃的な世界観と究極の愛の姿を見せて、深く心に残る作品となるだろう。
ロイヤル・バレエ『マノン』 (c) 2019 ROH. Photograph by Alice Pennefather
シーズンを締めくくる『白鳥の湖』は言わずと知れたバレエの代名詞。世界トップクラスのダンサーたちが、チャイコフスキーのあまりにも美しく心を揺さぶる旋律に乗せて、圧巻のドラマを披露する。
ロイヤル・バレエ『白鳥の湖』 (c)2022 ROH. Photographed by Tristram Kenton
このほど、到着した日本版予告編には、冒頭、リヒャルト・ワーグナー作曲の『ラインの黄金』の壮大な世界観を感じさせる音楽とともに、シーズンを彩る各作品のワンシーンが次々と登場。後半では、全8作品の厳選されたラインナップの詳細が紹介され、期待の高まる予告映像となっている。併せて到着した日本版ポスター(当記事冒頭の画像)には、『白鳥の湖』の幻想的な名場面をはじめとした各作品のメインカットとともに「映画館の扉を開けるとそこは、バレエとオペラの魔法の空間」という魅惑的なコピーが添えられ、新シーズンの華々しい幕開けに心躍る仕上がりとなっている。

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