【ハナフサマユ インタビュー】
“このアルバムがあって良かった”と
誰よりも強く感じている
自分で作ったのに
聴きながらウルウルしてしまう
「恋」もラブソングですがとてもきれいな曲ですね。
“前進”をテーマにしているこのアルバムの中で、これは恋の中で一歩を踏み出しているイメージを描いています。
「愛がなんだ」は愛を否定するような素振りをしつつ、愛を強く求めている人の姿ですね。
はい。周りをバカにしているような始まり方をする曲ですけど、本当はそんな自分が一番愛を求めているんですよね。愛というもののあり方をよく考えているからこそ、“愛がなんだ”という言葉が出てしまう人を描きたかったんです。
「めぐりめぐって」はとても温かな幸福感が伝わってきました。
この曲は恋愛を描いているものとしても受け取ってもらえるんですけど、いろんなかたちでの人と人の関わり方に当てはまるものが少なからずあるのかなと思っています。私もいろんな大変なこともあって、それでもこの『Blue×Yellow』が発売できるということへの感謝も込められているので。生きていく中で起こるいろんなことに対して、自分で意味をつけていきたいというか。“意味がないことはなかった”と自分で言い聞かせるみたいなところが含まれている曲なのかなと思います。
10曲が収録されているアルバムですが、曲毎に歌い方や声のニュアンスをいろいろ変えて表現していますね。
はい。今回、そういう点でもいろいろ考えました。
シンガーのみなさんは声の出し方を研究していますからね。喉にいい食べ物を試したりもしますし。
私、蓮根をめっちゃ食べます。“蓮根が喉にいい”と言われたんです。あと、“喉がちょっと弱っている時は葱を巻くといい”とか。ほんまに葱を喉に巻いて寝ましたよ(笑)。
(笑)。筋トレをしたりは?
体幹トレーニングを毎日しています。どの筋肉を鍛えるのが役に立つのかは分からないんですけど、自分のベストを尽くせる研究はしていますね。
身体を動かすのは好きですか?
嫌いです!(笑) できれば家にいたいんですけど、ライヴでバテたりしたくないので、そのためにやっているという感じですね。
地道な努力も重ねながら活動しているわけですが、今回のアルバムはご自身でも聴いて励まされる感覚があるのでは?
ありますね。自分で作ったのに聴きながらウルウルしちゃうので。もがいたからこそ見える景色ってあると思うんですよ。そういう意味でも“このアルバムがあってくれて良かった”と誰よりも強く感じているかもしれないです。
このアルバムのリリース前には「感謝の手紙」という曲も配信されるんですよね?
はい。これは全国カラオケ事業者協会さんからのご依頼で書かせていただいた曲になります。コロナ禍で活躍されている医療従事者のみなさんへの感謝の手紙を募集して、それを読んで感じたことを曲にしたので、こちらもぜひ聴いていただきたいです。
取材:田中 大
「Blue ×Yellow」トレーラー(1)
M.1~M.5
「Blue ×Yellow」トレーラー(2)
M.6~
「Blue ×Yellow」エンディング曲
30秒CM
「Blue ×Yellow」トレーラー
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