ハナフサマユ、
アルバム『バートレット』を携えて
地元凱旋のTOUR大阪公演を開催

ハナフサマユが今年9月20日にリリースした3rdアルバム『バートレット』を携えて開催中のリリース記念東名阪TOURの大阪公演を11月15日に高槻城公園芸術劇場 太陽ファルマテックホールにて開催した。同会場は今春に完成したばかりの新しいホールで、ハナフサマユの今回の公演が同ホールとして初めてドラムセットを入れたバンドサウンドを響かせる“バンドサウンドこけら落とし公演”となった。

開演時間ちょうどにSEが会場に鳴り響くと、大きな手拍子に迎え入れられてハナフサマユがステージに笑顔で姿を現した。バンド編成はギター、ベース、ドラム、キーボード、バイオリンという豪華編成で、NEW ALBUM収録曲「赤い糸」からライブがスタートした。冒頭からリズミカルな楽曲を立て続けに披露し、楽曲に呼応して客席は早くも総立ちで会場全体が一体となり盛り上がっていく。4曲を披露したところで、満面の笑みで「私の地元に来ていただき、ありがとうございます！この新しくできたホールで皆さんと一緒に楽しめる事を嬉しく思います！」とご挨拶。関西圏で放送されたドラマの主題歌を務めた「ボーイフレンド」「プリンセスになって」なども披露しながら、ライブ中盤でのMCでは地元愛についての話で「テレビやラジオで高槻市をたくさんPRしてます！高槻市の観光大使は凄く有名な人たちが務めていますが、私も何か称号を頂いて歌えたらいいなって思っています！その為にもっともっと頑張っていきます！」とアピール。高槻市PRオリジナルソング「MY LIFE, MORE LIFE」を弾き語りで披露した。

地元開催の大阪公演をライブレポートで詳細にお伝えしたいところだが、11月20日にはTOUR FINAL東京公演が控えている。そちらを楽しみにしている方々も多くいると思うので、細かな公演内容は残念ながら割愛させて頂くが、躍動感溢れる楽曲、感動的でしっとりと聴かせる楽曲、歌詞の世界観がストレートに拡がるギター1本の弾き語り、ストリングスの心地良い音色、時にジャジーなサウンド、コールアンドレスポンスで会場が一体となって盛り上がるなど、終始アットホームで温かい空気感と笑顔が溢れる全17曲（※アンコール含む）であった。子供連れのファミリー層を多く会場で見かけたのも納得だ。今回の大阪公演と東京公演のセットリストは違うとの事である。昨年あたりから急速に注目度が高まり、関西圏以外のメディア露出やタイアップを務める楽曲も急激に増え出し、“ネクストブレイク・シンガーソングライター”と言われる始めているハナフサマユのライブをまだ生で体感した事のない方はTOUR FINAL東京公演に足を運んでみてもらいたい。

photo by ハヤシマコ