写真左より時計回り、後鳥亮介(Ba)、長田カーティス(Gu)、佐藤栄太郎(Dr)、川谷絵音(Vo&Gu)

写真左より時計回り、後鳥亮介(Ba)、長田カーティス(Gu)、佐藤栄太郎(Dr)、川谷絵音(Vo&Gu)

【indigo la End インタビュー】
バンドが今、
本当にいい感じなんですよ

“長く聴ける作品”とメンバー自身が称するメジャー5枚目のフルアルバム『濡れゆく私小説』。胸が締め付けられるような失恋を綴った、インディゴブルーと呼ぶに相応しい曲が揃いつつも、凝ったコード進行やアレンジが施され、すこぶるキャッチーに聴ける作品に仕上がっている。

どんどん純粋に削ぎ落とされていってる

indigo la Endは今年メジャーデビュー5周年を迎えました。その間、毎年フルアルバムをリリースしてきた中、メンバーが変わったりと、作品ごとに進化を遂げてきたと思うんですけど、バンドの今についてはどんなことを感じてますか?

佐藤
どんどんナチュラルになってる気がします。メンバーの関係性も演奏も“かくあるべき”みたいなのがなくなっていってるというか。
長田
僕個人としては、インディーズの時のままのスタンスで純粋に楽しいし、好きだからやってるだけなんですよね。メジャーデビュー以降でメンバーが変わったのは大きいですけど、この4人になってもう4枚目のフルアルバムなので、本当に自然体でいられてると思います。
後鳥
今年はツアーが2本あったり、アルバムも作れたりとずっと動けてるんで、そういう中で自分たちらしさが確立できてきた気がします。みんな精いっぱいやってるからこそ、やっと落ち着いてきた部分があって。
川谷
適当に言うわけじゃなく、本当にいい感じなんですよ。この5年間、ずっとそうなってる。右肩上がりというか、滑らかに進んでると思います。だから、最新作が一番いい作品なのは間違いないし、栄太郎が言ったみたいに、どんどん純粋に削ぎ落とされていってますね。それこそ、この4人で初めて『藍色ミュージック』(2016年6月リリースのメジャー2ndフルアルバム)を作った時は、今と比べると装飾が多かったので。

“フェスで「夏夜のマジック」やったんだけど、曲知ってる人増えてるなぁって思った”と川谷さんがこの前ツイートされてたんですが、indigo la Endの楽曲の良さが広まってきた感覚はありますか?

川谷
徐々に広がっていけばいいなというのはありますけど。新曲もたくさん出してきたので、知ってくれてる人が多くなってきたのかもしれないです。

ところで新アルバムの『濡れゆく私小説』は、アーティスト写真やジャケット写真のブルーのアートワークに表われている通り、indigo la Endらしい藍色がさらに濃くなったような、深い悲しみを感じさせる楽曲が詰まった作品になりましたね。

川谷
ただ、アルバムができた経緯や美しいストーリーみたいなのはまったくないんですよね。曲タイトルもそうで、その時にいいと思って浮かんだから付けただけで。出来上がったアルバムについては、本当にindigo la Endにしかできないというか、誰が作ってもこうはならないって感じます。自分が聴いてみたいものを作っているからそうなるんですけどね。

自分が今聴いてみたかったのって、例えばどんなものだったんでしょう?

川谷
サウンド的には80年代の歌謡曲っぽいアレンジをやりたいと思って、ユーミン(松任谷由実)さんや山下達郎さんを参照してみたりはしました。長く聴かれてる音楽を僕らも作りたいんで、必然的にそういうことを考えた感じです。でも、結局は自分たちらしいところに着地したんじゃないですかね。
長田
indigo la Endのファンの中にも、ライヴで盛り上がることが好きな方って少なからずいると思うんですよ。だけど、そういう人もちゃんと音楽を聴きにライヴに来てくれそうなアルバムになりましたかね、今回は。
後鳥
アルバム初収録の新曲がすごくいいし、これまでの美濃隆章さんに加えて、井上うにさんにもミックスをやっていただいたので、僕らも新鮮な気持ちで聴けるんですよね。バリエーションに富んでるから、初めての人も聴きやすいのかなって。
佐藤
うにさんには「通り恋」「砂に紛れて」「Midnight indigo love story」の3曲を今回ミックスしてもらって、いい経験になりました。
川谷
「通り恋」「砂に紛れて」とかはすごく昔の曲なんですよ。2016年くらいに1度レコーディングしたのかな。歌は最近録って、ギターをちょっと直したりした曲なんですけど、ちゃんとアルバムに溶け込んでると思います。
写真左より時計回り、後鳥亮介(Ba)、長田カーティス(Gu)、佐藤栄太郎(Dr)、川谷絵音(Vo&Gu)
L→R 後鳥亮介(Ba)、川谷絵音(Vo&Gu)、長田カーティス(Gu)、佐藤栄太郎(Dr)
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OKMusic編集部

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