LIZ / Queen of Me Wave Racerプロデ
ュースの隠れ名曲が遂に正式リリース
! 記名性の高いそのサウンドは、何
年経っても色褪せません!

〈Mad Decent〉から鮮烈なデビューを飾って以降、フューチャー・ベースや先鋭的なベース・ミュージック系のプロデューサーとのコラボを度々果たしてきた歌姫、Lizが2曲の新曲「Queen of Me」、「Could U Love Me」をリリースしました。

この「Queen of Me」はオーストラリア出身、フューチャー・ベースの、さらにいうとその中でも「Wavy」などと称されていたサウンドの火付け役としても知られるカリスマ的プロデューサー・Wave Racerがプロデュースを手がけた一曲。

楽曲自体は2014年頃からできていたようで、Boiler Roomの インタビュー&ライブ・セットを収録した動画(https://www.youtube.com/watch?v=ZVwezkRxTH0&feature=youtu.be&t=25m45s) にもこの曲をプレイする様子が収められています(25分頃、一曲目)。

まるでキラキラとした光の粒子が見えてくるかのような、余韻を残しつつ飛び交うシンセ・サウンドはまさしくWave Racer節。後に多くのフォロワーを生み出すことになりましたが、ここ最近はリリースや楽曲の発表もないだけに、今彼がどういう状況なのかが気になります。

Lizが歌い上げるメロディ・ラインも、近年の優れたK-Popを想起させるような、ヒップホップ的なフロウを取り込んだもの。フックが効きまくったサビと、タメの効いたザ・フューチャー・ベースなサウンドがカッチリと噛み合う様が、聴いていてなんとも心地良い一曲です。
一方、「Could U Love Me」は、CZやLil Texasらと共にアンダーグラウンドなコレクティヴ、〈M|O|D〉の一員としても知られるARNOLDと、ジャージー・クラブを軸としたサウンドで名を馳せたプロデューサー、Hoodboiの2名が手がけた一曲。以外にもジャージー・クラブ色は少なく、緩急の付けた構成が映える一曲。音数も抑えめで、Lizにフィーチャーした今日的なR&Bといった感じです。

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