【GLAY】『20th Anniversary Final
GLAY in TOKYO DOME 2015 Miracle M
usic Hunt Forever』2015年5月30日
at 東京ドーム
GLAYにとって10年振りの東京ドーム公演であり、20周年記念イヤーの締め括りのコンサートであったわけだが、「誘惑」「SOUL LOVE」の他、「Freeze My Love」や「月に祈る」といった初期ナンバーも披露されたものの、GLAYを代表する楽曲「HOWEVER」は30日のみ、「生きてく強さ」「彼女の“Modern…”」は31日のみの演奏。溝口肇指揮のストリングスグループとのコラボレーションによって演奏された「pure soul」「つづれ織り~so far and yet so close~」「軌跡の果て」には歌詞の内容を含めて若干回顧の意味合いが感じられたが、セットリストのベースは昨年リリースされたオリジナルアルバム『MUSIC LIFE』のツアー『GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt』の流れを汲むものであった。MCで盛んに言っていた通り、向う10年、20年を見据えたライヴであり、この辺は現役バンドの矜持でもあったと言える。話題は何と言っても31日のアンコールで登場したゲスト・YOSHIKI(X JAPAN)とともに演奏した『RAIN』であろう。中央ステージにクリスタルピアノと綺麗な音色を奏でる演者がせり上がってきた時、場内は悲鳴にも似た歓声に包まれた。TAKUROが“僕らをこの世界に連れてきてくれた人”としてYOSHIKIに謝辞を述べ、メンバー4人それぞれと抱擁。YOSHIKIも“デビューのきっかけを作ったのは僕かもしれないけど、GLAYを支えてきたのはスタッフであり、ファンだと思います”と言った後、言葉を詰まらせた姿には、正直こちらもグッときた。
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