鈴木優人プロデュースによるオペラ第
二弾、ヘンデルの「リナルド」を豪華
ソリスト陣とともに上演

2020年10月31日(土)神奈川県立音楽堂、11月3日(火・祝)東京オペラシティ コンサートホーにて、「鈴木優人プロデュース/BCJオペラシリーズ Vol.2 ヘンデル 歌劇『リナルド』」が上演される。神奈川県立音楽堂公演は前売り予定枚数を終了していたが、観客数の制限緩和を受けて、追加販売のチケットが発売中だ。
本公演は、鈴木優人が弾き振りでおくるオペラシリーズの第2弾。3年ぶりとなる今回は、ヘンデル作曲「リナルド」を披露。十字軍を題材にした歴史のスペクタル作品を、リナルド役の藤木大地(カウンターテナー)、アルミレーナ役の森麻季(ソプラノ)ら豪華ソリスト陣とともに披露する。壮大でファンタジックなバロック・オペラの世界をこの機会に堪能しよう。
藤木大地 (c)hiromasa
森麻季 (c)Yuji Hori
【あらすじ】
十字軍の勇士リナルドと、将軍ゴッフレードの娘・アルミレーナは恋人どうし。二人の結婚の条件は「戦争の勝利」であった。一方、窮地の敵軍エルサレム王アルガンテは十字軍に逆転するため、恋人の魔女アルミーダの力を借りてアルミレーナを誘拐。リナルドはゴッフレード、その弟・エウスタツィオとともにアルミレーナ救出に向かうが、アルミーダの魔法で海にさらわれてしまう。アルガンテからの誘惑を拒み続けるアルミレーナ(『私を泣かせてください』)。二人の救出のため、ゴッフレードとエウスタツィオは洞窟に住む魔法使いを探す。さらわれたリナルドと、囚われたアルミレーナの運命やいかに……!
『リナルド』上演に寄せて 鈴木優人
鈴木優人
ヘンデルが満を持してやってきた新天地ロンドンで意気揚々と書いた大作『リナルド』。
バッハ・コレギウム・ジャパンとともにお贈りするオペラシリーズの第二弾として、この秋に上演できることを心から嬉しく思います。
ヘンデルをはじめとするバロック期のオペラは、モーツァルトやワーグナー、リヒャルト・シュトラウスなど、その後の数々の名作オペラへ至る原石とも言えるものです。
そもそもオペラという音楽様式自体がバロックの時代に確立されました。
十字軍の時代を題材にした『リナルド』は、大きな歴史のスペクタクルと、どこかコミカルなラブストーリーがマッチした素晴らしいエンターテインメントです。
カストラートが活躍した時代の作品である『リナルド』。今回は新型コロナウイルス感染症に伴う入国制限により、もともとのキャストが集まれないことは残念でなりませんが、しかしながら素晴らしいキャストのみなさんが集います。特にリナルドの藤木大地さん、ゴフレードの久保法之さん、エウスターツィオの青木洋也さんの仲間たちは、あたかも「カウンターテナーの祭典」といった様相。森麻季さんが演じる絶世の美女アルミレーナと、彼女に嫉妬心を燃やす中江早希さんの戦いは、コロラトゥーラが火花を散らします。三角関係をこじらせるアルガンテの大西宇宙さんはバロックオペラに日本では初登場!魔法使いの波多野睦美さんや、松井亜希さん、澤江衣里さんなど、前回の「ポッペアの戴冠」でも大活躍したキャストが再集結して手に汗握る楽しいステージをお届けします。
皆さんと一緒に、古の時代のファンタジーへタイムスリップするのを楽しみにしております。

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