【LAZY ライヴレポート】
『LAZY 40th Anniversary
Special Live「Slow and Steady」』
2017年12月27日
at EX THEATER ROPPONGI
1977年、大阪の高校生によって結成され華々しくデビューしたLAZY。表舞台での活動は約3年半だったが、その後、高崎 晃(Gu)と樋口宗孝(Dr)はLOUDNESSで世界的な活躍を見せ、井上俊次(Key)と田中宏幸(Ba)はNEVERLANDをスタート、影山ヒロノブ(Vo)はアニメソングシンガーとして広く知られるようになった。この伝説的なバンドが再始動したのが1998年。以降は個々の多忙さや樋口と田中の逝去などにより、動きは散発的なものになっていったものの、デビュー40周年となるのを契機に、影山、高崎、井上は改めてLAZYと向き合い、シングル「Slow and Steady」の制作、そして今回の記念公演を行なうこととなった。
オープニングは1stシングル「Hey! I Love you」。軽快なリズムに合わせて、手拍子と振付で応えるオーディエンス。楽曲は時系列に沿って並べられていたが、現在のサウンドが初期のマテリアルの本質的な部分も際立たせていく。「DREAMER」を筆頭とするアルバム『宇宙船地球号』からの名曲群では、ANTHEMの柴田直人が客演。当時の“ヘヴィメタル宣言”を想起させるハードな音像と技巧的なアンサンブルに、場内の温度も一気に上昇した。
復活第一弾シングル「ULTRA HIGH」に始まる後半では、田中が作曲した「My Rest Pose」を披露した際に、往時の5人が17年ぶりに集ったアルバム『Happy Time』録音時の楽しかった思い出を述懐する場面も。とはいえ、彼らの目は未来に向いている。本編を締め括った最新曲「1977」「Wandering Soul」「Happiness~二人で過ごすX'mas~」は、LAZYの多彩な可能性を体現するものでもあった。ベイ・シティ・ローラーズやディープ・パープルのカバーも登場したアンコールの後、メンバーは今後の活動を約束。リユニオン20周年を迎える2018年にも活動を期待したい。
オープニングは1stシングル「Hey! I Love you」。軽快なリズムに合わせて、手拍子と振付で応えるオーディエンス。楽曲は時系列に沿って並べられていたが、現在のサウンドが初期のマテリアルの本質的な部分も際立たせていく。「DREAMER」を筆頭とするアルバム『宇宙船地球号』からの名曲群では、ANTHEMの柴田直人が客演。当時の“ヘヴィメタル宣言”を想起させるハードな音像と技巧的なアンサンブルに、場内の温度も一気に上昇した。
復活第一弾シングル「ULTRA HIGH」に始まる後半では、田中が作曲した「My Rest Pose」を披露した際に、往時の5人が17年ぶりに集ったアルバム『Happy Time』録音時の楽しかった思い出を述懐する場面も。とはいえ、彼らの目は未来に向いている。本編を締め括った最新曲「1977」「Wandering Soul」「Happiness~二人で過ごすX'mas~」は、LAZYの多彩な可能性を体現するものでもあった。ベイ・シティ・ローラーズやディープ・パープルのカバーも登場したアンコールの後、メンバーは今後の活動を約束。リユニオン20周年を迎える2018年にも活動を期待したい。
取材:土屋京輔
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