柴咲コウ、全国ツアーファイナル公演
で、椎名林檎プロデュースの新曲「野
性の同盟」を初披露

今年6月にリリースした初のカバーアルバム「こううたう」をタイトルに掲げ、“和”というテーマのもと新旧ヒット曲を交えコンセプチュアルなステージを披露してきた今回のツアー。さらに、裏テーマを“竹取物語”として、オープニングの映像演出や衣装、本編中にも登場する“月”や、本編ラストシーンでステージ背景全てに映し出される映像で月の使者“かぐや姫”を彷彿とさせる演出も。このツアー前に、「お客さんに合わせようとして頑張るよりは、“今の自分”をきちっと表現できるようになればいいなと思って」とインタビューで語ったように、非常に創りこまれたライブを披露してきた。



オープニングは、銀髪のロングヘアに和装で登場し、自身のヒット曲「月のしずく」からスタート。大きく4つのシーンに分かれ、シーンごとに衣装も本編だけで5回チェンジするなど、ほぼMCなしの音楽ショウで魅了。シーン1は、オープニングの和装からステージ上での早変わりでノースリーブの和風ドレスへ、そしてシーン2はカバーアルバム「こううたう」から、中山美穂のヒット曲「ただ泣きたくなるの」、福山雅治とのコラボレーションユニット・KOH+の「最愛」から福山雅治のカバー「桜坂」へつながるメドレー。シーン3は、黒レザーのショートパンツで登場し、2人のダンサーを従えてJUNO REACTORとのコラボ曲「Intoxicated」からスタート。アッパーなクラブサウンドとレーザーで客席を煽る。「ANOTHER:WORLD」から「無形スピリット」まで4曲のノンストップミックスを歌い上げた。そして、本編最後のシーン4では、ガラッと雰囲気を変え、和柄の生地を藍色で染めたワンピースで登場し、2004年放送のTBS系ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」の主題歌としてヒットした「かたちあるもの」、「EUPHORIA」そして、昨年のシングル「蒼い星」を披露。本編最後「フィロソフィア」は、オープニングで登場した銀髪ロングヘアに和装の柴咲がスクリーンに登場し、ステージ上の柴咲と歌でシンクロ。ラストシーンでは月の使者が使命を終え月へ戻っていくかのような演出で幕を閉じた。



アンコールのMCでは、「11月25日にニューシングル『野性の同盟』をリリースします! 椎名林檎さんにプロデュースしていただきました。ドラマ『○○妻』の時に、私が主演で、主題歌を林檎さんに歌っていただいたんですけど、その時に対談をさせていただいて、『いつか一緒にセッションできたらいいね』と話して。まさかそれがこんなに早く実現するとは本当に嬉しい限りです。そして、本日はリリースに先駆けまして皆さんにその曲を初披露したいと思います!」と、新曲について話し、バンドに加え6人のストリングを従え初披露。ラストは、スタッフや観客へ感謝を伝え、「最後は私からのメッセージソングです」と、カバーアルバム「こううたう」に収録のKiroroの「未来へ」を歌い、2年ぶりの全国ツアーを締めくくった。

Live Photo:田中聖太郎

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