REPORT|Lunv Loyal TikTok LIVE初の
バンド・セットで魅せたタフな表現
最新AL『LOYALTY』リリース記念ライ
ブをレポート 初のバンド・セットで
魅せたタフな表現 最新AL『LOYALTY
』リリース記念ライブをレポート
Text by Takazumi Hosaka
Photo by 217…NINA(https://www.instagram.com/photoby217/)
秋田出身のラッパー・Lunv Loyalが12月13日(水)に自身3作目となるアルバム『LOYALTY』をリリース。同作を記念し、TikTokにてスタジオ・ライブを生配信した。この日はアルバムでも多数の楽曲プロデュースを手がけている盟友・ViryKnotと、各々が幅広い活動を展開する3人組バンド/ビートメイカー・クルーAWSM.を迎え、自身初となるバンド編成でスペシャルなパフォーマンスを披露した。
Photo by 217…NINA(https://www.instagram.com/photoby217/)
秋田出身のラッパー・Lunv Loyalが12月13日(水)に自身3作目となるアルバム『LOYALTY』をリリース。同作を記念し、TikTokにてスタジオ・ライブを生配信した。この日はアルバムでも多数の楽曲プロデュースを手がけている盟友・ViryKnotと、各々が幅広い活動を展開する3人組バンド/ビートメイカー・クルーAWSM.を迎え、自身初となるバンド編成でスペシャルなパフォーマンスを披露した。
@lunvloyal_official LOYALTY聴いてくれた?︎︎
アルバムの流れと同様に、「LOYALTY」に続くのは「Karma」。2曲共に仲間やファミリーへの想いが綴られている楽曲だが、「LOYALTY」では強い結束や絆が歌われているのに対して、《誰ができる幸せの定義/仲間裏切ったまま生きてて平気?》という一節から始まる「Karma」では愛憎入り交じる複雑な感情が綴られている。
メロディックなフロウに乗せて届けられる痛みや悲しみ──そこには一種の諦念のようなもの含まれているように感じられるが、そこから逃避せずに正面から向き合い、前へと進んでいくという覚悟や気概が合わさることで、強度の高い表現を生み出しているのだろう。前身バンド時代から交流を持ってきたAWSM.と、同郷のViryKnotを迎えたバンド・セットでのパフォーマンスでは、その表現がより増幅されたような印象を受けた。
メロディックなフロウに乗せて届けられる痛みや悲しみ──そこには一種の諦念のようなもの含まれているように感じられるが、そこから逃避せずに正面から向き合い、前へと進んでいくという覚悟や気概が合わさることで、強度の高い表現を生み出しているのだろう。前身バンド時代から交流を持ってきたAWSM.と、同郷のViryKnotを迎えたバンド・セットでのパフォーマンスでは、その表現がより増幅されたような印象を受けた。
「俺がどこから来たか知らない人も多いと思うんですけど、今日は俺の地元・秋田県秋田市土崎湊に全員連れて行くんで」と語ってから披露されたのは、お囃子をビートに取り込んだ「SHIBUKI BOY」。ギターがより前面に出た、ロック的なダイナミズムを湛えながら地元と自身のバックボーンを堂々とレップする。
およそ6年前に行われた ニートtokyoでの映像インタビュー(https://www.youtube.com/watch?v=EtI5AzlTcv0) では、秋田そして東北出身であることは「自分のコンプレックス」であり、そして同時に「ものすごく大事」なことであると語っていたが、秋田音頭の一節も引用した本楽曲でも、ユーモアも交えながらその両側面が表現されている。自身の生い立ち、育った環境、どうしようもできないものを力強いフロウで音楽へと昇華していく姿は、どこまでもタフでリアルな表現者の在り方を提示しているかのようだ。
およそ6年前に行われた ニートtokyoでの映像インタビュー(https://www.youtube.com/watch?v=EtI5AzlTcv0) では、秋田そして東北出身であることは「自分のコンプレックス」であり、そして同時に「ものすごく大事」なことであると語っていたが、秋田音頭の一節も引用した本楽曲でも、ユーモアも交えながらその両側面が表現されている。自身の生い立ち、育った環境、どうしようもできないものを力強いフロウで音楽へと昇華していく姿は、どこまでもタフでリアルな表現者の在り方を提示しているかのようだ。
「3月には秋田でワンマンをやるので、遊びに来てください」、そう言ってAWSM.のドラマー・DAIKIが奏でる鍵盤に乗せてスタートしたのは「High Bridge」。これまでの道のりを振り返る視点と、そしてこれからを見据えた未来への視点が綴られた本楽曲、前半はビートレスで歌い上げ、後半はドラムが再合流し加速する。緩急を効かせた展開で魅了し、ライブは早くも最後の1曲へ。
1stアルバム『ZERO』(2020年)収録の人気曲「100」では小気味良いフロウをタイトなバンド・サウンドに乗せて披露。滑らかに韻を踏むそのラップ・スキルも存分に見せつけた。配信画面に流れてくる終わりを惜しむ多数のコメントをよそに、「ありがとうございました。この後はアルバムで会いましょう」と言い残してLunv Loyalが一礼。この日のライブは幕を下ろした。
1stアルバム『ZERO』(2020年)収録の人気曲「100」では小気味良いフロウをタイトなバンド・サウンドに乗せて披露。滑らかに韻を踏むそのラップ・スキルも存分に見せつけた。配信画面に流れてくる終わりを惜しむ多数のコメントをよそに、「ありがとうございました。この後はアルバムで会いましょう」と言い残してLunv Loyalが一礼。この日のライブは幕を下ろした。
終演後、舞台裏で来年の展望について訊くと、「このアルバムを引っ提げて、ぶち上げていきたいですね」との頼もしい言葉が返ってきた。多様化するシーンにおいて、独自の存在感を放ち続けるLunv Loyal。今後の動きにも注目したい。
Setlist
1. Lunv Loyal DJ MIX
2. LOYALTY
3. Karma
4. SHIBUKI BOY
5. High Bridge
6. 100
Setlist
1. Lunv Loyal DJ MIX
2. LOYALTY
3. Karma
4. SHIBUKI BOY
5. High Bridge
6. 100
【リリース情報】
Lunv Loyal 『LOYALTY』
Release Date:2023.12.13 (Wed.)
Tracklist:
1. Matsuri
2. SHIBUKI BOY
3. 火!! ft.YTG
4. 高所恐怖症 ft. SEEDA & Watson
5. Iburi Gacko Flow pt.2 ft. Yung Colty & JETG
6. Young OG
7. Swim Up ft. Young zetton
8. Fallin’ Love
9. LOYALTY
10. Karma
11. NERENAI ft. Kenayeboi
■ 配信リンク(https://linkco.re/MG55upAg)
■Lunv Loyal: X(Twitter)(https://twitter.com/Lunv_Loyal) / Instagram(https://www.instagram.com/lunvloyal/)
Text by Takazumi Hosaka
Photo by 217…NINA(https://www.instagram.com/photoby217/)
秋田出身のラッパー・Lunv Loyalが12月13日(水)に自身3作目となるアルバム『LOYALTY』をリリース。同作を記念し、TikTokにてスタジオ・ライブを生配信した。この日はアルバムでも多数の楽曲プロデュースを手がけている盟友・ViryKnotと、各々が幅広い活動を展開する3人組バンド/ビートメイカー・クルーAWSM.を迎え、自身初となるバンド編成でスペシャルなパフォーマンスを披露した。
Tracklist:
1. Matsuri
2. SHIBUKI BOY
3. 火!! ft.YTG
4. 高所恐怖症 ft. SEEDA & Watson
5. Iburi Gacko Flow pt.2 ft. Yung Colty & JETG
6. Young OG
7. Swim Up ft. Young zetton
8. Fallin’ Love
9. LOYALTY
10. Karma
11. NERENAI ft. Kenayeboi
■ 配信リンク(https://linkco.re/MG55upAg)
■Lunv Loyal: X(Twitter)(https://twitter.com/Lunv_Loyal) / Instagram(https://www.instagram.com/lunvloyal/)
Text by Takazumi Hosaka
Photo by 217…NINA(https://www.instagram.com/photoby217/)
秋田出身のラッパー・Lunv Loyalが12月13日(水)に自身3作目となるアルバム『LOYALTY』をリリース。同作を記念し、TikTokにてスタジオ・ライブを生配信した。この日はアルバムでも多数の楽曲プロデュースを手がけている盟友・ViryKnotと、各々が幅広い活動を展開する3人組バンド/ビートメイカー・クルーAWSM.を迎え、自身初となるバンド編成でスペシャルなパフォーマンスを披露した。
@lunvloyal_official LOYALTY聴いてくれた?︎︎
アルバムの流れと同様に、「LOYALTY」に続くのは「Karma」。2曲共に仲間やファミリーへの想いが綴られている楽曲だが、「LOYALTY」では強い結束や絆が歌われているのに対して、《誰ができる幸せの定義/仲間裏切ったまま生きてて平気?》という一節から始まる「Karma」では愛憎入り交じる複雑な感情が綴られている。
メロディックなフロウに乗せて届けられる痛みや悲しみ──そこには一種の諦念のようなもの含まれているように感じられるが、そこから逃避せずに正面から向き合い、前へと進んでいくという覚悟や気概が合わさることで、強度の高い表現を生み出しているのだろう。前身バンド時代から交流を持ってきたAWSM.と、同郷のViryKnotを迎えたバンド・セットでのパフォーマンスでは、その表現がより増幅されたような印象を受けた。
メロディックなフロウに乗せて届けられる痛みや悲しみ──そこには一種の諦念のようなもの含まれているように感じられるが、そこから逃避せずに正面から向き合い、前へと進んでいくという覚悟や気概が合わさることで、強度の高い表現を生み出しているのだろう。前身バンド時代から交流を持ってきたAWSM.と、同郷のViryKnotを迎えたバンド・セットでのパフォーマンスでは、その表現がより増幅されたような印象を受けた。
「俺がどこから来たか知らない人も多いと思うんですけど、今日は俺の地元・秋田県秋田市土崎湊に全員連れて行くんで」と語ってから披露されたのは、お囃子をビートに取り込んだ「SHIBUKI BOY」。ギターがより前面に出た、ロック的なダイナミズムを湛えながら地元と自身のバックボーンを堂々とレップする。
およそ6年前に行われた ニートtokyoでの映像インタビュー(https://www.youtube.com/watch?v=EtI5AzlTcv0) では、秋田そして東北出身であることは「自分のコンプレックス」であり、そして同時に「ものすごく大事」なことであると語っていたが、秋田音頭の一節も引用した本楽曲でも、ユーモアも交えながらその両側面が表現されている。自身の生い立ち、育った環境、どうしようもできないものを力強いフロウで音楽へと昇華していく姿は、どこまでもタフでリアルな表現者の在り方を提示しているかのようだ。
およそ6年前に行われた ニートtokyoでの映像インタビュー(https://www.youtube.com/watch?v=EtI5AzlTcv0) では、秋田そして東北出身であることは「自分のコンプレックス」であり、そして同時に「ものすごく大事」なことであると語っていたが、秋田音頭の一節も引用した本楽曲でも、ユーモアも交えながらその両側面が表現されている。自身の生い立ち、育った環境、どうしようもできないものを力強いフロウで音楽へと昇華していく姿は、どこまでもタフでリアルな表現者の在り方を提示しているかのようだ。
「3月には秋田でワンマンをやるので、遊びに来てください」、そう言ってAWSM.のドラマー・DAIKIが奏でる鍵盤に乗せてスタートしたのは「High Bridge」。これまでの道のりを振り返る視点と、そしてこれからを見据えた未来への視点が綴られた本楽曲、前半はビートレスで歌い上げ、後半はドラムが再合流し加速する。緩急を効かせた展開で魅了し、ライブは早くも最後の1曲へ。
1stアルバム『ZERO』(2020年)収録の人気曲「100」では小気味良いフロウをタイトなバンド・サウンドに乗せて披露。滑らかに韻を踏むそのラップ・スキルも存分に見せつけた。配信画面に流れてくる終わりを惜しむ多数のコメントをよそに、「ありがとうございました。この後はアルバムで会いましょう」と言い残してLunv Loyalが一礼。この日のライブは幕を下ろした。
1stアルバム『ZERO』(2020年)収録の人気曲「100」では小気味良いフロウをタイトなバンド・サウンドに乗せて披露。滑らかに韻を踏むそのラップ・スキルも存分に見せつけた。配信画面に流れてくる終わりを惜しむ多数のコメントをよそに、「ありがとうございました。この後はアルバムで会いましょう」と言い残してLunv Loyalが一礼。この日のライブは幕を下ろした。
終演後、舞台裏で来年の展望について訊くと、「このアルバムを引っ提げて、ぶち上げていきたいですね」との頼もしい言葉が返ってきた。多様化するシーンにおいて、独自の存在感を放ち続けるLunv Loyal。今後の動きにも注目したい。
Setlist
1. Lunv Loyal DJ MIX
2. LOYALTY
3. Karma
4. SHIBUKI BOY
5. High Bridge
6. 100
Setlist
1. Lunv Loyal DJ MIX
2. LOYALTY
3. Karma
4. SHIBUKI BOY
5. High Bridge
6. 100
【リリース情報】
Lunv Loyal 『LOYALTY』
Release Date:2023.12.13 (Wed.)
Tracklist:
1. Matsuri
2. SHIBUKI BOY
3. 火!! ft.YTG
4. 高所恐怖症 ft. SEEDA & Watson
5. Iburi Gacko Flow pt.2 ft. Yung Colty & JETG
6. Young OG
7. Swim Up ft. Young zetton
8. Fallin’ Love
9. LOYALTY
10. Karma
11. NERENAI ft. Kenayeboi
■ 配信リンク(https://linkco.re/MG55upAg)
■Lunv Loyal: X(Twitter)(https://twitter.com/Lunv_Loyal) / Instagram(https://www.instagram.com/lunvloyal/)
Tracklist:
1. Matsuri
2. SHIBUKI BOY
3. 火!! ft.YTG
4. 高所恐怖症 ft. SEEDA & Watson
5. Iburi Gacko Flow pt.2 ft. Yung Colty & JETG
6. Young OG
7. Swim Up ft. Young zetton
8. Fallin’ Love
9. LOYALTY
10. Karma
11. NERENAI ft. Kenayeboi
■ 配信リンク(https://linkco.re/MG55upAg)
■Lunv Loyal: X(Twitter)(https://twitter.com/Lunv_Loyal) / Instagram(https://www.instagram.com/lunvloyal/)
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