【Jams Collection インタビュー】
8人体制になって、
新たな一歩を踏み出す
ミニアルバムが完成
浴衣姿で撮ったけど、
ずっと泣いているMV
1曲目から3曲目までのようなインパクトの強い曲がありつつも、次の「君色花火」みたいな王道曲があると、さっきも言っていましたけど、振り幅の大きさ、ギャップが際立ちますね。
一宮
切なくて、曲調もいいですし、初めての人も聴きやすい曲だと思います。歌詞もスッと入ってくる感じなので、その世界観も味わってもらえたら。
保科
夏祭りをイメージした夏曲で、ジャムズにはたくさん夏曲がありますけど、アゲアゲ系の曲が多いので、こういうタイプの曲が増えたのは嬉しいです。“好き”って言いたいけど、勇気を出せない女の子の気持ちを歌っていて、とにかく切ないんです! そういう内容だけどアップテンポなリズムだったりするのがエモいなって。
大場
私もこの曲めっちゃ好きです！ 「夏ときめいちゃいマッスル！」のMVの公開が先でしたけど、実はこの曲が自分が加入して初めてMVを撮って、初めてレコーディングして、初めて振り入れをした曲なんです。個人的にもすごく思い入れが強いですし、歌い上げる感じもすごく好きで、ライヴで歌っていても気持ちが入って楽しいです。情景を想像しながら聴いてほしいなぁ。
一宮
MVを観てもらうと、より一層入りやすいと思います。
保科
浴衣姿で撮ったんですけど、ずっと泣いているMVです（笑）。
そして、「青いペディキュア」も王道曲ですね。
一宮
はい。さわやかな夏って感じ。でも、明るいだけじゃなくて切なさもあって、誰が聴いても好きなんじゃないかと思うくらいいい曲です。
保科
清涼感があって、切なくて。ライヴではすでに披露しているんですけど、ファンの人が“とろけた！”って言ってました。イントロの部分でカモメの鳴き声がSEで入っていて、青空の下で、海が近くにあって、かき氷を食べたり、ラムネを飲んだり…みたいな情景がイメージできるんです。
大場
この曲、ライヴでぜひ聴いてもらいたいです。ライヴを観ていただくと分かるんですけど、《「愛しい」「切ない」「苦しい」「会いたい」》っていうところの感情をメンバーがひとりずつ順番に言っていくんです。言葉をつないでいってすごく胸が苦しくなるんですが、この曲の好きなところはそこです。
一宮
《もしこの恋に色があるとしたら》という落ちサビの部分から感情が高ぶっていく感じがあるので、そこもすごく好きですね。
保科
ライヴの最後にチュッってするところがあるんですけど、それをファンの人たちがジャンプしてキャッチしてくれます（笑）。
今回のミニアルバムはType-AからCまでの３種類があって、それぞれ6曲目に違う曲が収録されています。この3曲もタイプが違うので、聴き終わったあとの余韻が違いそうですね。では、まずはType-A収録の「矛盾してる。」について。
一宮
“重めの女”って感じ（笑）。バラード系で、聴かせるタイプの曲です。ジャムズにはあまりなかった曲なので新しいなって。胸を掻きむしられるような気持ちが描かれているので、聴くと“エモいな”って思うんですけど、歌詞をじっくり読むとすごく重いです。
大場
私はストレートに気持ちを書いている歌詞よりも遠回しに書かれているのが好きなので、考察できる感じがいいなって。何回も聴きたくなる曲です。サウンド的にはイントロがすごく好きで。音数が少なくて、それがエモさを引き出しています。
Type-Bの「片道切符のかくれんぼ」については？
保科
バラード調というか、ゆったりした曲で、夢を抱いて上京する気持ちを切なさやエモさを込めて歌っています。私は上京してきたわけではないですが、そんな私が聴いても勇気をもらえる曲になっています。《憧れた街》というのを、ただ街ととらえるんじゃなくて、自分が頑張りたいと思った場所とかに置き換えることができますし、そういうふうにして聴くと、背中を押してくれる感じがします。
大場
この曲を聴くと、いつも胸がギューっとなって泣きそうになるんです。夢を持って生きている人って多いと思うので、そういう人にこの曲を聴いてもらえると、きっと寄り添えるんじゃないかな？
一宮
出だしの部分を歌わせてもらっているんですが、歌詞に《山陽道》という言葉があって。私は山口県から上京してきたので、馴染みのある山陽道が歌詞にあるところも自分に重ねやすかったですし、夢に向かってる子を描いた歌詞なので、勇気づけられたり、共感できたりします。
Type-Cの「アンデッド・ラブストーリー」は昨年MVが公開されていて、ライヴでも披露してきた曲ですよね。ここでようやく音源としてリリースされると。
一宮
そうなんです！ 私もMVが公開された時、“近いうちに音源もリリースするのかな？”と思っていました（笑）。でも、今回、8人で新しくリニューアルして出せるのがすごく楽しみです。昨年からライヴで歌ってきているので体に染みついている曲ではありますけど、まだ8人での音源は聴いていないんです。どんな感じになっているのかな? 今回、リリースしたあとにハロウィンがあるので、今年もこの曲でハロウィンを盛り上げられたらいいなと思っています。
大場
この曲も世界観が強いですよね。他にあまりないタイプの曲なので、私も完成したのを聴くのが楽しみです。
保科
ジャムズって夏曲はたくさんありますけど、こういうシーズンものの曲って多くないので、これもたくさんの方に聴いてもらいたいです。
収録曲について聞かせてもらいましたが、ハロウィンの前、10月22日に幕張メッセ 国際展示場 展示ホール4でのワンマンライヴが控えています。最後にこのライヴに向けての意気込みを聞かせてください。
大場
加入して半年も経たずにこれだけ大きなステージに立たせていただけるのはありがたいことですし、お披露目がZeppだったんですけど、その時よりも成長した姿だったり、幕張までの期間で8人の絆も深まっていると思いますので、そういう成長も見てもらえるライヴになったらいいなと思うので、（スタッフの方を見て）リハーサルをいっぱいやりたいでーす！（笑） いっぱい準備して臨みたいですね。
保科
すごく大きなライヴですし、1月頃に決まっていて、これに向けてずっと頑張ってきたから、私たちもそうですし、観に来てくださった方も一年を振り返った時に、一番思い入れ深いものになったらいいなと思うので、印象に残る楽しさ、カッコ良さを届けたいです。
一宮
ジャムズはワンマンライヴが3カ月間隔とか結構スパンが短かったんです。でも、5thからこの6thまでは期間があって、“まだまだだな”と思っていたら、もうすぐなのですごくびっくりしてます。こんな素敵な会場でワンマンをさせていただくので、来てくれる人みんなが楽しんでもらえるライヴにしたいですし、めちゃくちゃ大きい会場なので、気合を入れて頑張りたいと思います。
取材：田中隆信
「君色花火」MV
「夏ときめいちゃいマッスル！」MV
「独占オンステージ」MV
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