林一敬(ジャニーズJr.)、濱田龍臣
らが登壇した、ノサカラボ 神津恭介
シリーズ『呪縛の家』制作発表レポー
ト 謎解きイベントの開催も決定

2023年8月~9月に、東京・福岡・大阪にて、高木彬光の推理小説・神津恭介シリーズ『呪縛の家』を界の名作ミステリーを舞台化するプロジェクト「ノサカラボ」が舞台化する。この度、本公演の制作発表および、謎解きイベントの紹介が行われた。
神津恭介は、明智小五郎、金田一耕助と並ぶ「日本三大名探偵」のひとり。頭脳明晰な美青年の神津と、高校からの同級生である親友・松下研三のコンビが事件の謎を解いていく人気シリーズだ。
舞台化にあたり天才探偵・神津恭介を演じるのはジャニーズJr.の林一敬。濱田龍臣、手島麗央(ジャニーズJr.)、入山杏奈、神志那結衣、関根優那、賀集利樹、福室莉音、岡田達也、内海光司、片岡鶴太郎(特別出演)と、幅広いジャンルのキャストが集結した。さらに今回、東京公演を行う池袋で、舞台オリジナルの体験型謎解きイベントの開催も決定。公演とイベント開催に先駆け、演出・構成の野坂実、林 一敬、濱田龍臣、手島麗央、入山杏奈、内海光司が登壇し、本作の魅力を語った。
野坂は「舞台の中ではあまりジャンルとして確立されていないミステリーを専門にやりたいと思い、ノサカラボを立ち上げました」と話す。 これまで10回にわたり、世界のミステリー作品を舞台化してきたノサカラボ。 今回の題材である神津恭介については「意外と知られていない日本三大名探偵のひとりである神津恭介シリーズを読んで非常に面白いと感じ、この人を紹介したいと思いました」と語り、「難しいことは抜きで、見に来たお客様がハラハラドキドキする、豪華絢爛でドラマティックな展開にしたいです」と意気込んだ。
主演を務める林は「吐きそうなほど緊張しています。 2回目の主演で、成長した姿を見せられたら。 神津は天才ですが、僕は真逆なのでどう見せるか」と課題を語る。 相棒・松下を演じる濱田は「ミステリー作品、しかも名探偵の助手という役は中々ない。 松下はストーリーの潤滑油のような存在だと思うので、松下なりの良さが見ている皆さんに伝わり、緊迫した中でもちょっと和んでもらえたら」と意欲を見せる。
手島は「僕が演じる卜部鴻一は地方の旧家に生まれてずっとそこで暮らしている。 僕自身、山口県の田舎出身ですが、お正月に1週間くらいの帰省でも暇で早く帰りたかったので想像がつきません」と演じる役に思いを馳せる。 また「外部の舞台が初めてなので、先輩たちにアドバイスをもらって成長したいです!」と意気込んだ。
続く入山は「今はメキシコとの2拠点生活をしていて、この作品のために帰国しました。 まだ稽古が始まっていないので原作を読んだイメージですが、私が演じる卜部土岐子は可憐な少女。 片岡さんの孫娘役ということで、本当のおじいちゃんと孫みたいになりたいです」と話す。
内海は「ノサカラボの作品は観たことがあり、野坂さんとお話した際も非常に優しい印象を受けたので安心しています。 だだ、稽古場に入ると人が変わる演出家さんもいますので……」と心配そうな顔に。 野坂は「変わらないので大丈夫です。 むしろちょっとゆっくりになります」と話して笑わせる。
ネタバレにならない範囲での見どころを聞かれると、内海が「ミステリーなので、当然お客様は犯人やトリック、動機など色々な部分に注目されると思います。 それだけじゃなく、人間の憎悪や家族愛、友情といったドラマの部分もあるので、僕らもしっかり作っていかなきゃいけないし注目してほしいですね」と語る。
また、演出プランやこだわりを聞かれた野坂は「日本三大名探偵の中で、神津と松下は2人でセット。 ホームズとワトソンのようなコンビだと感じました。 脚本のポテンシャルが圧倒的に高いのがポイントです。 また、舞台美術に力を入れ、美しいものを揃えようと思うので、楽しみにしていてください」とアピール。 「ミステリーは複雑ですが、あまり考えなくても楽しんで見られることにこだわろうと思っています」と、誰もが気軽に楽しめる作品になることも語った。
また、23日から順次公開されるキャストのコメント動画の中から片岡鶴太郎のコメントがいち早く公開されたほか、野坂からの熱いオファーに応えて音楽を手掛ける村井邦彦からのメッセージも届いた。 村井は本作への期待を寄せたあと、楽曲の一部をピアノで披露。 ノスタルジックで上品なメロディに、キャスト陣もうっとり聴き入っていた。
続いて、ビジュアル撮影時の林を見て、神津のイメージにぴったりだと感じたと語る野坂。 「会話すると打てば響くような反応が返ってくる。 キレッキレで、役作りしなくてもいけそうだと思った」という言葉に、林は照れ笑いを浮かべていた。 事務所の先輩で林との共演経験もある内海は「(林は)歌やダンスはもちろん、芝居への愛がすごく強い。 野坂さんに新たな引き出しをたくさん作ってもらえたらいいなと思います」と保護者のようなコメント。
親友役を演じる濱田と林はこの日が初対面ということだが、共通の友人がおり、会うのを楽しみにしていたと語る。 濱田は「僕はまだキレキレな状態を見ていないけど、役のベールを被った時の化け具合が楽しみです」と期待を寄せた。
その濱田に関して、野坂は「松下はすごく大変な役。 キャスティングもすごく悩んで、長いこと打ち合わせをして、濱田さんの名前が出た時にまだオファーもしていないのにみんな狂喜乱舞しました(笑)。 オファーを受けてもらって、勝ったと思いましたね」と笑顔で語る。
最後に林が「みんなで一丸となって取り組み、仲良くなれたらと思います。 僕は2回目の主演で、1回目とはまた違う緊張感があります。 みんなを引っ張っていけるような座長になりたいです」と締め括った。
また、7月22日から9月3日まで、池袋の街を巡り、劇場に届いた予告状の謎を解く体験型謎解きイベントの開催が発表された。このイベントは数多くの謎解きゲームを手がける「よだかのレコード」が企画運営を行う。 謎解きキットとLINEを使って誰でも無料で参加でき、制限時間はない。
この日は野坂と登壇したキャスト陣が簡単な謎解きに挑戦。 数字とアルファベットのヒントをもとに、隠されたキーワードを解いていく。
「難しい」「どういうこと?」とそれぞれ首を捻る中、入山が「わかりました」と手を挙げ、鮮やかに1つ目の謎をクリア。 さらに2つ目の謎も入山がスムーズに解いてしまい、内海から林に「名探偵らしいことしてない」とツッコミが入る場面も。 無事に答えがわかると「面白い!」と声があがり、最後は林と濱田のコンビが答えを発表していた。
謎解きイベントの詳細は後日HPで発表されるため、公演情報と合わせてチェックしよう。

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