【Wakana インタビュー】
“音楽はいつだって側にあるよ”
ということを伝えたい
世界は自由で、
ひとりで何でもできる
今作には一青窈さんが楽曲提供をした「Rapa Nui」も収録されていますが、ものすごく個性が爆発していますね！
イースター島のラパ・ヌイ語が入っているんですが、一青窈さんが現地で耳にした時に、とても美しいのになくなりかけている言語だと聞いて、歌に残したいと思ったらしいんです。ただ、発音を調べても全然探せなくて、正解がよく分からなくて…。なので、一青窈さんに確認しながらレコーディングしていきました。いつか現地に行って歌ってみたいですね。
青窈さんにはお会いできたんですか？
今回はお会いできなかったんですが、昨年の一青窈さんの20周年記念ライヴに行かせていただいて、そこでご挨拶したんです。実は以前に共演させていただいたことがあるんですが、そこで歌われた「ハナミズキ」が本当に素敵すぎて衝撃的だったんです。それを伝えたら覚えているとおっしゃって感動しました。この曲は武部さんのご縁でいただけたものなので、これからも大事に歌っていきたいですね。
あと、清塚信也さんとの「KEMONO feat.清塚信也」も斬新でした。
最初にこの曲をいただいた時に、歌詞は漫画家さんや作家さんなど言葉を綴る人にお願いしたくなって、鯨庭さんにお願いさせていただきました。
本当に独特の言葉選びですよね。
そうですね。作詞が初めてということだったから、鯨庭さんが持っている世界をきちんと炙り出したいと思ったので、鯨庭さんの言葉を崩さないように作り上げていきました。
どのようなメッセージを込めているのでしょうか？
人は誰もが生きることに不安を持っていて、自由に生きられないところがあると思います。でも、“それは違う”と。世界は自由で、ひとりで何でもできるというメッセージが込められています。
これまでとはまったく違う言葉に触れることで、Wakanaさんの感覚も変わりましたか？
そうですね。制作時、本当に面白かったんですよ。今までにないイメージや世界観を見せていただいて。また機会があればやらせていただきたいですね。
でも、ライヴで再現するのは大変そうですね…。
そうなんです！ 清塚さんがレコーディングに立ち会っていただいたんですが、“これはライヴでどうなっちゃうんでしょうね”という話題の時に、“これはライヴでは歌えないです！”と言ったら、“僕がピアノを弾くから！”と言われてしまい…。只今、検討中です！（笑）
あははは。この曲が聞けるかどうかは分かりませんが（笑）、Billboardでのライヴが発表されましたね。
はい。今回のBillboardでのライヴは、あえてアンプラグドではない構成にしているんです。よりダイナミックな雰囲気が楽しめると思うので、今作がどういった響き方をするのか楽しみにしていただけたら嬉しいです！
取材：吉田可奈
「KEMONO feat.清塚信也」MV
「Butterfly Dream」MV
「標」
（「Wakana Classics 2022
～Christmas Special～」より）
「明日を夢見て歌う」
（「Wakana Classics 2022
～Christmas Special～」より）
「Flag」（Official Audio）
「Flag」
（「Wakana Classics 2022
～Christmas Special～」より）
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