【Nagie Lane インタビュー】
これまでできていなかったこと、
やれなかったことにも挑戦できた
“楽器を持たないネオシティポップバンド”のNagie Laneが2ndアルバム『待ってこれめっちゃ良くない?(Deluxe Edition)』をリリースする。そのタイトルには遊び心と作品に対する自信が感じられる。9月22日にメジャーデビュー1周年を迎えたということで、この一年を振り返ってもらいつつ、2年目のスタートとなるニューアルバムについて語ってもらった。
2年目もまた新しく驚かせたいし、
今までやってきたことも大切にしたい
9月にメジャーデビュー1周年を迎えられましたが、この一年を振り返ってみてどうでしたか?
baratti
1年がすごく早く感じて…今回2ndアルバムを作ったけど、1年前にアルバム(1stアルバム『Interview』)を必死に準備していたことをすごく覚えていますし。でも、嬉しいことに、ここ半年ぐらいでライヴに出れる数も増えて、メジャーデビューした頃よりも最近のほうがうなぎのぼりでいろんな機会が増えてきたので、この調子でこの先も進んでいきたいと思います。
euro
この一年、みんな言ってるんですけど“一瞬”でしたね。でも、振り返ってみるとそこにちゃんとイベントがあって、結構充実していたなって。だからこそ、これからの一年はもっといろんなことをして、1年後に“やりきれたね”と言えるようにしたいです。
keiji
自分的にはアカペラを始めた一年だったんですけど、ちょっと勝手が分かってきましたね。“こうやって作るんだ!?”っていうのを1stアルバムで学んだので、今回の2ndアルバムでは実験的なことをやったり、自分的にもアカペラを意識した曲作りができて楽しかったです。ありがたいことに忙しくさせてもらってるので、このまま忙しくあればいいなぁって。
アカペラに対して、どのあたりで考えが変わりましたか?
keiji
今回のアルバムを作り始めた時に、前作を作ったことが生きているのを感じたんです。それを踏まえて新しいことをしたいと思ったので、そのタイミングですかね。
mayuさんはどんなことが印象的でしたか?
mayu
ゴスペラーズさんはもうすぐ30周年なので、1周年って言うだけでもこんなに盛りだくさんなことがあるのに、それを30年も活動されているんだと思ったら、アカペラの大先輩として改めてすごいと感じました。Nagie Laneもメンバーそれぞれ違う個性を持っているんですけど、ひとつの音楽をずっと続けていけたらいいなと。ライヴではこの一年、ダンスを取り入れる機会が増えました。アカペラという声で楽器のような音を奏でるのがすごく面白いってテレビでも紹介していただいたんですけど、それだけじゃなくて、ダンスとか他のことも含めてのエンターテインメントとして、Nagie Laneを知ってもらいたいと思って。
メジャーデビューするといろんな人に聴いてもらえるきっかけが増えたと思いますし、この一年の活動を踏まえて、今後もやりたいことも増えていくでしょうね。
mayu
そうですね。経験してきたことを活かしていきたいです。
reiさんはどうですか?
rei
メジャーデビュー前はコロナ禍でライヴがあまりできなかったり、リモートでの活動が多かったりしたんですけど、Nagie Lane人生において一回しかない“メジャーデビュー”というタイミングのあとでいろんなアーティストさんとご一緒させていただくことが増えて。例えば、2月にはゴスペラーズの黒沢 薫さんとライヴをしたり、夏もフェスとかライヴサーキットとかに出させてもらうことも多かったので、メジャーデビューという勢いに乗るような時にチャンスがもらえて良かったです。これから2周目になるわけですけど、もっと多くの人の耳と目に届く機会があるといいなぁと思っています。
イベントきっかけでアーティストを知るということも多かったりしますからね。
rei
はい。やっぱり会場で聴いてもらったり観てもらったりすると、“反応が全然違うなぁ”って思いますし、コロナの時との差もすごく感じました。
最後はmikakoさん。
mikako
みんながほぼ言ってくれたんですけど(笑)、一年があっと言う間だったし、reiも言ってたようにメジャーデビュー前、本格的に活動をスタートするっていう時期にコロナ禍になっちゃったので、自分たちで曲を作ったり練習したりしていても、“これの届く先ってどこなんだろう?”と思ったり…無じゃないですけど、手応えがなくて不安になった時もありました。悩んだことも多かったんですが、メジャーデビュー前にテレビにも出させてもらって、メジャーデビュー後はいろんなところでライヴをさせてもらって、ステージからお客さんの顔が見える、その光景がどんなに尊いか気づけた一年だったと思います。今はSNSとかがあって、それを使って届けることもできるんですけど、やっぱり一番嬉しいのは自分たちの曲だったり、歌を聴いてくださってるお客さんの表情が一曲ごとに変わる瞬間だったりするんです。なので、これからの2周目もひとつひとつを大事にしていきたいと思います。
一年一年の積み重ねですから、この一年で何をやってきたか、ここからの一年で何をやるかで、その次が変わってきますし。
mikako
はい。2年目もまた新しく驚かせたいし、今までやってきたことを大切にもしたいし、いろんな私たちを見せつつ、軸をぶれさせずにやっていきたいと思っております!