【大西亜玖璃 インタビュー】
今度は私自身がリスナーのみなさんを
引っ張っていきたい
学生時代に想いを馳せるような、
ピュアなイメージを受け取りました
カップリング曲「結んで、ひらいて」を初めて聴いた際の印象は？
学生時代に想いを馳せるような、ピュアなイメージを受け取りました。この楽曲は今年1月に開催したイベント『大西亜玖璃 First Contact ～1st LIVEのその前に～』に向けて、3rdシングル収録曲「Love・Me・Do」と同じタイミングで制作したものなんです。「Love・Me・Do」は社会人の女の子のちょっと大人可愛いイメージだったから、比べてみると違った良さを感じられますよね。
インタビュー冒頭に話してもらった“レモンスカッシュ感覚”が「結んで、ひらいて」にはありますよね。ところで大西さんは歌詞に描かれない余白の部分…いわゆる“裏設定”を考えることはありますか？
仮歌を聴きながら“こんなシチュエーションを歌っているのかな？”と想像することはありますね。「結んで、ひらいて」だと主人公は少女漫画に出てくるような女の子で、教室の窓際の一番後ろ…いわゆる“主人公席”に座っているイメージ。学校にはいつも早めに登校しているのかなと。
では、男の子のほうは？
サッカー部の男の子ですかね。ボールを入れた網バッグを持っていて、ノートに落書きとかをしていそう。座席は前から数えて2列目くらいで。遅刻しても教室に忍び込んできて、見つからずにパパって座っちゃうんです。
イメージがよく分かりました。例えば、自身の友人がこの楽曲の主人公と同じく、好きな相手に告白するかどうか悩んでいたとしたら、大西さんはどんな行動をしそうです？
ふたりの様子を特等席から眺めて、“頑張りなよ！”って無責任に言っちゃいそうです。自分は告白とかできないくせに（笑）。歌詞にも《夏が来るまでに伝えてしまいたい》とあるので、私自身はその女の子に言いたい放題かもしれないですね。
もしかすると、このインタビューを読んでいる読者の中には、恋に悩む高校生がいるかもしれません。お姉さん目線でのアドバイスとしては？
どうでしょうね。ただ、この主人公に限っては夏休みには両想いになっているはず！ でも、現実だと告白をしないまま夏休みを迎えて“秋までには言おう！”となり、その後も“冬休みまでには！”や“卒業までには！”って、ずるずると引き伸ばしにしちゃうと思いますが（笑）。
アドバイスではないですが、やけにリアルなその分析が読者には刺さると思います（笑）。さて、『新米錬金術師の店舗経営』のエンディングテーマを担当するのはレーベルメイトでもある諏訪ななかさんの最新シングル表題曲「Fine Days」ですね。大西さんが考える諏訪さんのアーティスト像を教えてください。
私が大好きなフリフリが付いた衣装で可愛らしい世界観を歌う声優アーティストさんで、本当に素敵な方です。諏訪さんの楽曲で好きなのは「ふれてみたい」ですね。「結んで、ひらいて」の作詞作編曲をしてくださった鶴﨑輝一さんが書かれた歌なのですが、歌詞の終わり方が本当に好きなんですよ。恋物語を描きつつ、歌が終わったあとの展開をあえて見せないところが少女漫画みたいだなって。
私も「ふれてみたい」も大好きです。続いて、『新米錬金術師の店舗経営』になぞらえて、大西さんが錬金術を使えたとしたら何を錬成してみたいですか？
錬金術パワーがあったらですか!? 売れそうなのは…不老不死の薬とか？ 病気の万能薬とか、首こりや肩こりが治る薬も良さそうですね。
ラインナップを薬類で固めてくるあたり、大西さんの堅実ぶりが表れていますね。
ちゃんと売ることを前提で考えていますからね！
前回の取材時に“チョコレートを食べすぎてしまう”なんてお話もあっただけに、勝手ながら“チョコレートを錬成”という回答を期待していました。
チョコは錬成ではなく買いますよ！ 美味しいチョコをね！（ドヤ顔）
取材：一条皓太
「はじまるウェルカム」MV
「結んで、ひらいて」試聴動画
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