花道を渡れる『南座 初夏の舞台体験
ツアー』累計来場者数50,000人を達成
、OSK日本歌劇団から舞美りらが駆け
つけ記念セレモニー開催

6月3日（金）に、京都の南座にて実施中の『南座 初夏の舞台体験ツアー』の累計来場者数が50,000人を達成した。これを受けツアー終了後には記念セレモニーが開催され、プレゼンターとしてOSK日本歌劇団娘役トップスターの舞美りら（京都市上京区出身）と、南座のマスコットキャラクターのみなみーが登場して会場を盛り上げた。

2012年にスタートした『舞台体験ツアー』は、普段は俳優だけに許された「花道」や「迫り」、「廻り舞台」といった歌舞伎劇場特有の舞台機構を体験し、俳優と同じ目線に立てるツアーとなっている。10周年を迎える今年は6月3日（金）〜19日（日）の期間で実施され、初日を迎えた本日12時の回で、累計来場者数50,000人を達成した。

『南座 初夏の舞台体験ツアー』体験の様子

これを記念して、ツアー終了ののちセレモニーを実施。記念すべき5万人目となった、宮武康眞さん（51歳・大阪市）、木実さん（49歳）夫妻は「とても驚きました！　まさか自分たちがこのような形で選ばれるとは思わなかったです。記念になったのでうれしいです」と驚きながらも喜びを口にする。また、「普段見ることができないようなところが見られて貴重な体験になりました。特に「奈落」は印象的でした」とツアーに参加した感想も語った。

その後、舞台上部から降りてきたくす玉を舞美とともにオープン。OSK南座7月公演『レビュー in Kyoto』の招待券など、記念品が舞美から贈呈された。

舞美は「5万人もの方がお越しになり、南座はとても愛されている劇場なんだなと感じました。この舞台体験ツアーをキッカケに、今年100周年を迎えたOSKの歌劇の世界もぜひ観ていただきたいです。3年ぶりの南座での公演、私もとても楽しみにしています！」と南座公演ヘ意気込む。

『南座 初夏の舞台体験ツアー』体験の様子

今回舞台上には、江戸の風俗をコミカルに描いた歌舞伎舞踊「団子売」の大道具が飾られているほか、館内ロビーでは法隆寺東光院（京都府綾部市）の「あじさい風鈴まつり」から借りた「大傘風鈴」とカラフルな風車も展示。参加者はひと足早く夏祭りの風情を感じながら、ツアーを楽しんでいた。

『舞台体験ツアー』は6月19日（日）まで、1日5回、各回定員制にて実施中（毎週月曜・水曜日が休館日）。また、5万人御礼キャンペーンとして、同ツアーの半券を南座切符売り場で提示すると、今回のセレモニーでプレゼンターを勤めた舞美りらも出演する『OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビュー in Kyoto」』のチケットを500円割引きで購入できる。

ツアーチケットは現在イープラスなどで販売中。