桜井玲香が単独初主演 大人たちに向
けた新たなミュージカル『DOROTHY~
オズの魔法使い~』の上演が決定

2022年8月20日(土)~28日(日)東京・日本青年館ホール、9月16日(金)~19日(月・祝)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、ほか地方にて、ミュージカル『DOROTHY~オズの魔法使い~』の上演が決定した。
1900年に児童文学として誕生し、今なお世界中で読み継がれる、ライマン・フランク・ボーム作の童話「オズの魔法使い」。主人公の少女ドロシーが不思議な“オズの王国”で旅をしながら、それぞれに弱さや悩みを抱えたかかし・ブリキ・ライオンといった仲間たちと共に歩み成長していく物語には、子どもだけではなく大人をも魅了し続ける、深く大切なテーマが織り込まれている。この「オズの魔法使い」の物語をベースに、田尾下哲が作・演出を、宮川彬良が作曲・音楽監督を手がけて新たに生み出されるのが、本ミュージカルだ。
世界的に活躍する演出家・田尾下哲は、オペラからミュージカル・ストレイトプレイ・映像作品など多彩なジャンルで演出を手がけ、重厚なテーマを繊細に描き出すことに高い評価を受けている。また、最近は劇作家として、積極的にオリジナル戯曲の執筆に取り組むとともに、海外作品や古典にも造詣が深く、名作の戯曲翻案も多数手掛けてきた。なお、田尾下により、“魔法の国”であるオズの王国は音楽でコミュニケーションが交わされる“音楽の国”に、少女ドロシーはヴァイオリニストを目指すオーケストラ部の大学生へと翻案された。
この懐かしくも新しい息吹のきらめく物語に、作曲家・宮川彬良が音楽を書き下ろす。蜷川幸雄作品や劇団四季など舞台作品の音楽を数多く手がけ、またNHK Eテレの音楽番組「クインテット」や「マツケンサンバ」などお茶の間にも広く親しまれるヒットソングも生み出す宮川による、完全新作のミュージカルナンバーにも注目したい。
主人公のドロシー役は桜井玲香。乃木坂46在籍時から高く評価されてきた歌唱力とダンススキルを武器に俳優としてますます躍進する桜井が、本作で初めての単独主演を務める。声優・アーティストとして活躍、そして俳優としてもミュージカルや朗読劇などにも出演する蒼井翔太、舞台ではストレイトプレイからミュージカル、2.5次元と幅広く、またTVドラマや映画でも注目を集める鈴木勝吾がWキャストで出演。さらに、元宝塚歌劇団トップスターで退団後も舞台・映像と幅広く活躍する凰稀かなめ、そして『エリザベート』『レ・ミゼラブル』など出演多数、日本のミュージカル界に欠かせない俳優・鈴木壮麻が出演する。
大人たちに向けた新たなミュージカルの誕生に期待しよう。
主演:桜井玲香 コメント
ミュージカルでの単独主演は初めてです。
緊張しつつ、この様な経験をさせていただけることがとても嬉しいです。
オズの魔法使いは、誰もが幼い頃に触れる夢溢れる作品です。
素敵なキャスト、スタッフの皆様と楽しく夢のある世界を作っていければと思います。
是非劇場へ足をお運びください!
作・演出:田尾下哲 コメント
ミュージカル『DOROTHY』は、映画、舞台、ミュージカルと様々な形で翻案されている名作『オズの魔法使い』をミュージカル化しています。物語が音楽で進められ、セリフが歌われるというミュージカルの表現が必然的に、そして自然に描けるように、現代アメリカのオーケストラ部を舞台に、オズの国を音楽にあふれる魔法の国と設定しました。宮川彬良さんの色彩豊かな音楽が、場面を、キャラクターを、そして言葉を一層輝かせてくれることになると思います。
原作でもドロシーとかかし、ブリキ、ライオンの四人は自分では備わっていない能力、願いを求めてオズの王国を旅しますが、実際には自分の中にその答えがあるというメッセージの物語です。本作はこのメッセージはそのままに、失敗をしたらお終い、ではなく、失敗を取り返すチャンスを旅の中で求めていく物語にもなっています。現代を生きる全ての大人たちに向けて伝えたい物語を、カンパニー一同、心を込めてお送りいたします。
作曲・音楽監督:宮川彬良 コメント
立体的で複眼的な時間の体験、それがミュージカルの醍醐味です。
そんなワクワクの時間をお客様にも体験して頂こうと、今まさにスタッフは試行錯誤を繰り返しています。
そんなものづくりの過程で僕らが出くわす困難は、まるで劇中でのエメラルドシティーを目指すドロシー達にそっくりです。
「あぁ、自分にもうちょっと勇気と賢さと優しさがあったらなぁ」なんて思いながら、発見と確信への旅を続けています。
こんな時、どこか遠い世界にいる本物のドロシーであったなら、彼女は一体どんなふうに感じるだろう。その時どんな歌を歌うのだろう。と心の中の僕のドロシーと対話をしながら、今日もまた少し、前に進んだように思います。
作って良かった、出演して良かった、そして観て良かった、と思える特別な時間を、そんな舞台を僕は目指しています。

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