前編:有名人の交通事故はなぜ減らな
いのか?

有名人の交通事故といえばたけしのバイ
ク事故

 落語家の林家ペーが7月8日に車を運転中にバイクとの接触事故を起こした。幸い双方とも軽傷で済んだとのことだったが、有名人が交通事故を起こしたというニュースはよく目にする。
 もちろん、ネームバリューゆえに小さな事故でも大きく報道されてしまうという側面もあるだろう。しかし、年間の交通事故死傷者数(約120万人)を日本の総人口(約1億3000万人)で割ると0.009。交通事故は0.9%の確率でしか起きないはずなのだ。

 もっとも有名な有名人の交通事故といえば、ビートたけしのバイク事故だろう。1994年8月2日、原付バイクで走行中に自ら転倒。病院に緊急搬入され一時期は命すら危ぶまれた。崩壊した顔面で行われた記者会見はいまも伝説となっている。

 オートバイと接触事故を起こしたが、その後悲しい結末を味わったのが大竹まことである。1996年8月8日、大竹が運転している車に信号を無視した2人乗りの中型バイクと正面衝突。フロントガラスが大破する大事故であった。大竹はすぐに警察や救急車を呼び、救急車のなかで相手を励ましたという。しかし翌日、バイクを運転していた男性は死亡。
 この事故は大竹の心に深い傷を負わせた。大竹の運転に非はなかったが、その後芸能活動を自粛。事故のことを語るのは、死亡してしまった男性に対してフェアじゃないとし、いまもその話題に関しては口を閉ざしている。

 九死に一生だったのが、安田大サーカスのHRO。2008年12月26日、六本木周辺でスクーターを運転していたHIROは、右折してきた車と衝突。180キロを越える巨体が数メートルも吹き飛ばされる衝撃だったという。
 右足打撲など全治3~4週間程度の怪我で済んだのも、そのぜい肉が身を助けたからかも知れない。

(文・角刈りハーブティー)

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