堀江由衣

堀江由衣

【堀江由衣 インタビュー】
キャラクターのみんなが
幸せになってほしい
という気持ちで歌った

デジタルシングルとしてリリースされた約2年振りとなる新曲「Adieu」は、自身が出演するアニメ『SHAMAN KING』第二弾エンディングテーマ。楽曲制作を担当した清 竜人らしいファンタジックな世界観と、彼女が演じるアイアンメイデン・ジャンヌの心情が見事にマッチした楽曲になった。

また新しくジャンヌを作る
感覚でやっている

新曲「Adieu」はデジタルシングルとしてのリリースですね。

以前の感覚だと取材はリリースの2〜3カ月前というタームだったので、取材とリリースの間隔が短くて最初は戸惑いましたけど、今はこういうスピード感なんですよね。改めて今の時代を実感しています。

デジタルシングルということは、サブスク利用者にも聴いてもらえる機会が増えるわけですが、堀江さんもサブスクを利用していますか?

ラジオの作家さんから入っておいたほうがいいと勧められていろいろ入りました。何が便利って、自分の曲も入っているので、セットリストを考える時にサッと聴けて助かります。自粛期間で時間があった時は、日本のベスト100を全部聴きました。

自粛期間は筋トレとかジョギングとかやりました?

ちょっとだけしましたけど、ああいうのは習慣化しないと意味がないと思うので今はまったくやってなくて。YouTubeでエクササイズ動画が流行って、それを観ながらやった時もありましたが、それも習慣化しませんでした(笑)。最近は体がなまってはいけないと思ってヨガに行ったんです。でも、体慣らしのつもりだったのが膝を痛めて整体に通うという(笑)。

(笑)。そして、今作「Adieu」なのですが、堀江さんがアイアンメイデン・ジャンヌ役で出演されるアニメ『SHAMAN KING』第二弾エンディングテーマです。歌詞に出てくる“残酷”や“痛烈”などの言葉はジャンヌっぽいと思いました。

私も思いました。作詞作曲と編曲を清 竜人さんにお願いしたのですが、そういうところも見越して書いてくださったのだと思います。ただ、『SHAMAN KING』のエンディングテーマがこの曲に切り替わったばかりの時は、まだジャンヌが出てきていなかったので、今回のアニメで初めて作品に触れる方は、急に知らない女の子がエンディングに出てきていると思ったかもしれません(笑)。原作を読まれている方はエンディングを観て“いよいよ出てくるんだ!”と、きっと楽しみにしてくださっていたと信じています。

『SHAMAN KING』は20年前に一度アニメ化されていて、その時も堀江さんがジャンヌ役でした。20年という時を超えて、再びジャンヌを演じるのはどんなお気持ちでしたか?

私は今17歳だから、当時のことは前世になるのですが(笑)…当時はまだ新人で、先輩ばかりの現場で一番下くらいだったので、自分が何を考えてどうジャンヌを演じていたか、正直言ってあまり覚えていないんです。緊張もしていたでしょうし。ただ、前作を好きでいてくださる方もいらっしゃるので、当時の雰囲気を壊すつもりはありませんが、また新しくジャンヌを作る感覚でやっていますね。新しい監督さんだったり、新しいクリエーターさんが作っている作品なので、シンプルに新しい作品と向き合う感覚です。

そして、「Adieu」の歌詞は愛情が深いと思いました。

そうですね。『SHAMAN KING』という作品の印象として、生と死や孤独、戦いというものが各キャラクターのどこかに関わっていて、ジャンヌちゃんのイメージで書いていただいてはいるのですが、わりとどのキャラクターにも当てはまるのかなと思いながら歌っていました。

歌詞に出てくる《君》は当てはめるキャラクターによって変わると。

そう思います。もちろんジャンヌちゃんに当てはめて聴いていただいてもいいと思います。『SHAMAN KING』って、寂しさや悲しさ、孤独といった気持ちが乗っている作品だと思うので、その雰囲気がありつつもジャンヌちゃんが祈っているイメージもあるんですよね。

アニメで流れているエンディングの映像には、まさしくジャンヌが祈るシーンがありますね。

完全なるジャンヌ推しみたいなエンディングですよね(笑)。ジャンヌちゃんは世界平和を祈っているキャラクターで、それは真実だと思うので、そういう気持ちというか…私もキャラクターのみんなが幸せになってほしいと思うし、そんな気持ちで歌いました。

清さん独特の楽曲テイストとジャンヌのテイストがうまく合致した感じがありますね。

言葉の選び方に清さんらしさを感じます。原作漫画が完結しているのもあって、ジャンヌがどういう女の子かを全て知った上で振り返ると、単にお姫様というだけではないというか。“こういう事情があって今の立ち位置にいるのね”や“本当はこういう人なのね”というところが、歌詞でしっかり描かれていると思いました。“こういう日もあったのね”とか。

歌うにあたって難しかったところはありましたか?

いつも清さんの曲は“すごく難しいな”と思いながら歌わせていただいています。デモテープは清さんが仮歌を歌われていて、それが圧倒的なんですよ。曲作りもそうですけど、歌唱力や表現力も素晴らしくて、すごく完成されたデモテープが送られてくるんです。それを聴きながら“どうしたらこんなふうに歌えるだろう?”と毎回試行錯誤しながら歌っています。

レコーディングの本番は清さんがディレクションしてくれるんですか?

はい。ただ清さんは“語尾を少し伸ばしてください”といった指摘くらいで、“こうしてください”というようなことはあまりおっしゃらないんです。でも、私的には清さんの素晴らしいデモを聴いて、少しでもそれに近づけたいとか自分のものにしたいと思うから、“何かコツはないですか?”と尋ねるんですけど、“僕はそのままでいいと思います”とポジティブなことしかおっしゃってくださらなくて(笑)。とはいえ、私としては不安もあったりするので、“ここをもう一回、お願いします”とか“もう一回やったらできそうな気がします”と、こちらから歌い直すのをお願いするという感じでした。
堀江由衣
配信シングル「Adieu」

OKMusic編集部

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