ロロ『いつだって可笑しいほど誰もが
誰か愛し愛されて第三小学校』のオン
デマンド配信が決定

2021年4月19日(月)〜29日(木・祝) アトリエ春風舎にて上演される、ロロ『いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校』のオンデマンド配信が決定した。
本作はロロの初期の代表作。2020年、新作公演のために25歳以下の俳優を対象にオーディションを行ったところ、100名ほどの若い俳優たちからの応募があり、オーディションでは1名しか選べなかったものの魅力的な人が多いことに希望を感じワークショップを開催。上演を前提にしていなかったが、本公演のキャスティングを想定し、テキストを使って実際の稽古のようにワークショップしたところ、想定以上の手応えを感じたという。
本企画は、中堅と呼ばれる世代になったロロが、次の世代に何かを手渡す活動もしていきたいという想いがあり、コロナ禍で特に若い演劇人たちの活躍の機会が失われている現状を踏まえ、若い世代にスタッフを任せるなど、雇用創出にも取り組んだ。
出演者の最年少は20歳で、演出家と一回りの年齢差がある。ロロが様々な安全を保証する環境の中で、観客の目にさらされ批評される機会や、彼らの今後のキャリアに繋がる出会いを提供しつつ、あくまで“対等”な関係性で創作したいと考えているという。
11年前に書いた戯曲にあらためて向き合い、若い才能たちの力を借りて代表作のリクリエーションに挑む。
また、音楽を担当するNRQのBandcampで、劇中曲を先行配信中。「教室のテーマ」「空と陽炎〜別れのテーマ」の2曲を視聴・購入可能なので、あわせてチェックしてみよう。
ロロ主宰・三浦直之コメント
『いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校』は、ロロ旗揚げ一年目に書いた作品です。僕が10代のころに読んだり観たりしてきた漫画、アニメ、ライトノベルへの愛情を目一杯詰め込んで書いたボーイミーツガールの物語で、これまで何度も再演を重ねてきました。「独白」と「対話」の間にある「告白」について考えるきっかけになった作品でもあります。でも、現在の僕はこの物語をかつてのように肯定することができません。当時の僕と今の僕とでは恋についての考え方が随分ちがっていて、ここで描かれる男性や女性の姿にどうしても違和感を抱いてしまいます。今回の上演で、その違和感にとことん向き合ってみようとおもいます。かつての自分が書いた言葉に今の自分はどんな風に応答できるのか。オーディションを通して新たに出会った俳優たちとじっくりと考えてみます。 

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