L→R 大田紳一郎(Vo&Gu)、吉本大樹(Vo)、徳永暁人(Vo&Ba)

L→R 大田紳一郎(Vo&Gu)、吉本大樹(Vo)、徳永暁人(Vo&Ba)

【doa インタビュー】
doaは動いている!
 doaを毎月楽しんでもらいたい!

爽快かつ痛快な“これぞdoa!”な「Grasshopper」、ゆるりと楽しめる“これまたdoa!”の「Camp」。新曲3カ月連続配信リリース第一弾&&第二弾は、どちらもその一曲でdoaの魅力が堪能できる。そんな楽曲の制作背景について3人に尋ねた。

サビの三声のコーラスが入った時、
“doa、キター!”って自分でも感じた

世界や社会の風景や状況がコロナ禍で一変し、音楽業界にもいろいろな影響を及ぼしています。doaもデビュー15周年を締め括るツアーを断念せざるを得なくなりましたし。そんな状況の中、創作活動は続けられていたわけですが、作品制作において、また新たに抱かれた想い、新たな向き合い方はございましたでしょうか?

吉本
予定していた全てのプランが飛び、doaのみならず音楽業界全体がどん底に陥ったと思います。そんな中、僕らにできることは制作しかなかったのですが、当初は事務所に集まることも避けていたので意思疎通も難しくて。曲はいつも通り徳永さんが生んでくれて、それを3人で振り分けて歌詞を書いていたのですが、一番難しかったのは…ずっとステイホームしていることで日々感じることも限られていたので、歌詞がまったく出てこなかったことです。そこで初めて“あぁ、自分は今、ネガティブになっている”と感じたり。今回はこれまでに比べ、かなり葛藤しながら作品を仕上げた気がします。
大田
僕の場合は、4月開催予定だったアコースティックソロライヴが延期になった時から、何も手につかない、やる気も起きない状態でした。その後、レコーディングを再開し、ソロライヴも8月に配信での開催が決まって、やっと前向きになれましたね。そのレコーディングやリハーサルをやっている時に、以前と何も変わらず音楽に向き合えたことで自分を取り戻したと感じました。やっぱり作品はライヴにつながっていくし、そうあるべきだと思いますね。だから、今でもまた昨年までのようにライヴやツアーができる日を夢見ています。
徳永
ライヴが中止になってしまったのは残念でしたが、言ってしまえば世界的に困ったことになってしまったわけですからね。音楽業界だけじゃなく、どこも大変だと思います。僕たち音楽家は特別なことをしているわけではなく、みなさんと同じように“できないことは仕方ない。じゃあ、できることを地道に頑張ろう!”という感じで。自分の場合はクリエーターですから、料理人が料理を作るように僕は音楽を作っていました。新たな想いと言えば…リモートや在宅でもたくさん音楽やエンタメは楽しめるし、生み出せると思いました。

今回の3カ月連続配信リリースを決めた理由を教えていただけますでしょうか?

吉本
完成した曲からどんどんみなさんに聴いていただきたいという想いから“じゃあ、毎月出そうか”という感じになりました。出来上がったものを溜めておく必要は一切ないですし、早く聴いてもらいたいですからね。
徳永
デビュー当時からそうですが、普段からコンスタントに曲を書いているし、“曲が溜まったら聴いてもらおう。アルバムにしよう”という流れはいつもと変わりませんでした。で、だいぶ溜まったから一曲ずつ小出しにして楽しんでもらおうかなと(笑)。季節感に合う曲も出揃ったし。
大田
“doaは動いている! doaを毎月楽しんでもらいたい!”という気持ちですね。ツアーなら毎月ライヴで会えたりするけど、そのツアーができない中、僕ら自身も毎月楽しみたいという気持ちがあったので。

5月の段階で新曲が8曲あると、徳永さんがブログに書かれていましたが、3カ月連続リリースの第一弾に「Grasshopper」を選ばれた理由というのは?

大田
久しぶりの新曲ということで、なんとなく3人の中にこの曲があったんじゃないかな? 僕は曲を聴いて歌詞ができた時から、この曲をまず聴いてもらいたいと思っていましたし、サビの三声のコーラスが入った時は“doa、キター!”って自分でも感じました。
徳永
スカーッ!とdoaっぽくて、第一弾にいいなと。3人でハモってウエストコーストの風が吹いてきそうな大好きな感じに仕上がったし、季節的にもいい感じじゃないかと思いました。

カウントからワクワクする登場感のあるイントロ、そして高揚感のあるサウンドと、そこに乗る心を鼓舞される歌詞、さらに力強いハーモニーに、塞ぎがちな気持ちが一掃されました。この楽曲の創作・制作のポイント、込められた想いを教えてください。

吉本
最初のカウントは徳永さんの低音のほうが合うと思ったんですが、最終的に吉本の声になりました。“さぁ、始まるぞ!”という感じがしますよね。長い眠りから覚めたような、くすぶっていた気持ち、落ちていたテンションを自ら叩き起こす気合入れのような曲になればと思いながら歌いました。
大田
僕もそうですが、自問自答の日々であり、不安の中です。とにかく曲を聴いて元気になってほしい…そんな想いがありますね。イントロに“ジャンプ!”というかけ声を入れたのもそうです。そして、やっぱり“またライヴで会いましょう!”という想いも強くあります。
徳永
ハーモニーの部分はdoaのサウンドを感じてもらえるようにこだわってますね。歌い方の音符がちょっと短いだけでもdoaのサウンドにならないので、その辺は入念にやりました。

歌詞の中に《昔の歌が聴こえてくるよ/今も背中押してくれる MY テーマソング》という一節がありますが、大田さんがこのフレーズを書かれた時に思い浮かべられた歌、徳永さん、吉本さんがこのフレーズを見て思い浮かべられた歌がありましたら、挙げていただければと思います。

大田
ちょうどアコースティックソロライヴ前のカバー曲をいろいろと歌っていた時期にこの歌詞ができたのですが、思い浮かべたのはBAADの「君が好きだと叫びたい」ですね。
吉本
ひとつに絞れないですね…。ウルフルズさんの「ガッツだぜ!!」はストレートな言葉で重い気持ちを軽くしてくれますよね。doaは応援歌が多いので、僕らの曲が聴いてくれる人たちの背中を押す曲であってほしいといつも思っています。
徳永
Eaglesの「TAKE IT EASY」ですね。
L→R 大田紳一郎(Vo&Gu)、吉本大樹(Vo)、徳永暁人(Vo&Ba)
配信シングル「Grasshopper」
配信シングル「Camp」

OKMusic編集部

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