小沢健二『いいとも』で「さよならな
んて云えないよ」など弾き語り タモ
リ「贅沢だねぇ」と絶賛

 過去には1997年9月5日の回で、ほぼ尺のすべてを使ってタモリの目の前で3曲(「指さえも」「大人になれば」「ラブリー」)を弾き語りするなど、数々の伝説を残してきた小沢。今回の出演ではどんな驚きを与えてくれるのかと、昨日の出演発表時からネット上では様々な憶測がなされていた。

 登場にあたって、タモリが届いた花を紹介。椎名林檎東京スカパラダイスオーケストラ、スチャダラパーなど、豪華な著名人の名前を挙げた。

 この十数年間、中南米やアメリカなどの世界各国を渡り歩き、その地域に住んでいるという小沢。「ホテルが嫌い」だという彼は、その地域ごとに家を借りて「地域の生活を勉強したい、どんなところなのか知りたい」という気持ちで生活しているそうだ。また、子息を授かったことについてもタモリに尋ねられ、「9ヶ月ですね」と答える一幕もあった。

 後半では「タモリさんと番組のスタッフのみなさんに」と前置きし、アコースティックギターで1994年にリリースされたアルバム『LIFE』の「ぼくらが旅に出る理由」で歌い始め、続いて「さよならなんて云えないよ」へ。「長い間おつかれさまでした」と一言置いたあとに、「それはちょっと」「ドアをノックするのは誰だ?」を弾き語った。演奏は次第に熱を帯び、一心に歌い上げる小沢の姿に感動を覚えた視聴者も多いのではないだろうか。

演奏を終えると、タモリは「いやあ、贅沢だねえ」と述べつつ、「さよならなんて云えないよ」が好きな曲だと語った。小説家の樋口毅宏氏が『さらば雑司ヶ谷』でも紹介したタモリによる同曲の歌詞解釈について、小沢は「タモリさんには本質をバシッとつかれて、歌詞って本当に面白いと思った」と応じる場面もあった。(中村拓海)

リアルサウンド

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