【RUSH BALL 2018 クイックレポ】FI
NLANDS 真夏の泉大津を熱く、そして
クールに駆け抜けた圧巻のアクト
FINLANDS
しかし展開の緩急に伴ってボーカルもメリハリ。そこはなかなか一筋縄ではいかない。もちろんMCも”らしく”、「説得力ないこと言いますが、熱中症には気をつけて。私たちはそういう体なんでお気になさらず」(塩入)と飄々。さらに「何か悲しい夜がある時、夜が勝手に越えて行けばいいな……」と独り言のようにこぼしてスローな「オーバーナイト」へ。夜を思わせるサウンドと冷たさも感じる塩入とコシミズ(Ba)のハーモニーは、途中から壮大さも生み、徐々に熱を持つ。さまざまな温度感が入り混じる不思議な体験で気がつけばどっぷりと「FINLANDSワールド」だ。そしてそんな自由な時を締めくくるナンバーは「クレーター」。まずはクラップを煽って、塩入が「クレーター!」のひと吠え。再び“塩入節”炸裂のハイトーンボイスは人の声を超えた音色も聴かせて、ここへ来てもう一度会場のテンションを高める。
文=服田昌子 撮影=森好弘
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