“大阪に恩返しがしたい” 『ヤッサ
』3人だからこそできるウルフルズが
ある

ウルフルズが実施する夏恒例の野外ライブ『クリアアサヒ Presents OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る! ヤッサ2018 ガッチューOSAKA!』が、大阪府・市で開催するイベント『大阪文化芸術フェス2018』(9月29日~11月4日)のキックオフイベントとして開催されることが決定。それを受け、概要発表の記者会見が5月21日(月)大阪府公館にて行われ、松井一郎大阪府知事とウルフルズのメンバーが出席。イベントに懸ける意気込みを語ってくれた。
『大阪文化芸術フェス』は大阪を代表とする上方伝統芸能や上方演芸、音楽や演劇、アートなど国内外のコンテンツを一堂に集めて開催されるイベントで、今年で2回目の開催を迎える。大阪の国際エンターテインメント都市の実現を目指し、2025年の大阪万博開催につなげていく狙いもあり、今年も様々なイベントが開催される予定。
松井一郎大阪府知事
まず、松井一郎大阪府知事が登場し「今年はウルフルズと一緒に盛り上げて、大阪の“ガッツ”を見せよう。外国人観光客が増えるなか、大阪の街は活気づいているが、文化に対する造詣が少し欠けていると言われる。そんなことがない、大阪が文化発信にも力を入れていることをアピールしたい」と語る。
そして揃いのスーツに身に包んだウルフルズのメンバーが登場すると、1人ずつ意気込みを語る。
「僕らは大阪出身、大阪で30年前に結成したバンド。大阪に何か恩返しをと思っていたので、(こういったイベントに)今回呼んでもらって嬉しく思う」(サンコンJr.)「生まれ育ったところ、年を重ねるごとにどんどん好きになっていて。こういう機会に参加できてうれしい」(ジョンB)「サンコンは茨木、ジョンBは吹田。僕は兵庫県出身で大阪出身ではないけど、専門学校に入学するために18歳で大阪に来て。何か音楽がやりたいと試行錯誤する中で今のメンバーと出会って、ウルフルズを結成して30年になります。もし僕が大阪に来ていなかったら、ウルフルズは誕生しなかった。大阪に育ててもらったバンドなので、去年から何か恩返しができないかと考えていたところでこういう機会をいただくのは本当にありがたい」(トータス松本)と、改めて出身地である“大阪”への思いについても語った。
さらに松井府知事は“恩返し”に対し感謝の気持ちを告げるも、トータス松本から「実は松井府知事は僕達のことを知らなかったと聞いて…」と驚きの発言が。それに対し、「最近、年やからよ~忘れますねん」とタジタジな返答が。そこへ「僕と2歳しか年齢が違わないじゃないですか!」と、トータス松本はさすが大阪!と言わんばかりのツッコミを返し、「レキシの池ちゃんが古墳イベントで府知事に被りものを着せたと聞いたので、僕らも何か府知事にやってもらえたら。大阪文化芸術フェスの期間中、『ヤッサ』以外にも何かほかにも貢献できたらうれしい」とウルフルズのメンバーもヤル気に満ちている様子。
フォトセッション後の囲み取材ではSPiCE編集部からの質問にも応えてくれた。
――『大阪文化芸術フェス』では歌舞伎や文楽など様々な文化のコラボが行われています。松井府知事とのコラボも期待したいが、『ヤッサ』でコラボしてみたいカルチャーは?
トータス松本:僕らがコラボしたいカルチャー……、とにかく松井府知事でしょ。声がすごく良いので、僕らが演奏するので歌われたらどうかと楽屋で話をしていたところ。まんざらでもなさそうでしたよ。府知事は八尾の出身。ぼくらも昔にカバーをしたことがある「河内のオッサンの唄」は、松井府知事含め、僕らの世代はよく聞いていた音楽。大阪ならではのインパクトのある歌を歌うのもいい」
――アルバム『人生』から約1年が経ちます。『ヤッサ』では新曲の披露を期待しても?
トータス松本:1~2曲は披露しようと思っています。今年から3人体制、“3人になってしまった”じゃなく、3人だからこそできるウルフルズがあると思う。色んなサポートメンバーと音楽の幅を広げていけると思うし。そういうことができる『ヤッサ』にしようと、誰をギターにするか、ホーンセクションに誰を呼ぼうかと、スタッフと話をしているところ。3人だけでこじんまりとやる場面もあってもいいし。相当、今までと違った良い『ヤッサ』になりそうです。『大阪文化芸術フェス』のタイミングでそういうことができるのも良い巡り合わせだと思う。楽しみにしておいてほしい」
『ヤッサ』に向けてはもちろん、新体制での新曲の披露についても語ってくれた彼ら。9月29日(土)に向け、今後の彼らの動きに期待が募る! 
『クリアアサヒ Presents OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る! ヤッサ2018 ガッチューOSAKA!』は9月29日(土)万博記念公園もみじ川芝生公園にて開催。
取材・文=黒田奈保子 撮影=田浦ボン

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